スマホカメラに何一つ勝てることが無いという代物…
CanonPowerShotA60や同35㎜F2レンズと共に発掘した謎のビデオカメラ。
衝動買いとしか言いようのない買い物でした。
EXEMODEのSD MOVIE CAMERAって言うらしいです。
愛称も形式番号もありません。EXEMODEって会社のSD MOVIE CAMERAです。
三宮の地下街にあるDPE屋さんで「現品処分」って書かれて売られてました。
2009年ぐらいなんじゃないかと思います。
2021年現在からすると一昔前ですね。
当時はまだガラケー持ちで、iPhoneも出たばっかりな時代。
動画に限らず映像撮影は専用機材の方が優れているのが当然な風潮がありました。
一応、ビデオカメラはあるものの「これぐらいでビデオカメラ出すのはちょっと大げさかな?」って時にさっと動画を録れると良いなと思って衝動買いしました。
パッと見はビデオカメラですが…
ところがまあこのEXEMODEのSD MOVIE CAMERA、見た目はビデオカメラ然としてますが中身は大変ショボいモノ。
当時のデジカメについていた、まだオマケ機能的だったムービーの方がナンボかマシな画しか録れません。
使い難い点は次の三点。
先ず何と言っても固定焦点。
写真撮る際にはマニアックな単焦点レンズも動画だと単純に使い難いレンズです。
コスト抑えるための単焦点化なんで、光学性能に関してはお察しの通り。
因みにAFもありません。パンフォーカスです。なかなか酷いもんです。
そして、謎のスクウェアフォーマット。
写真も動画もデフォルトで真四角の映像が撮れます。
というよりも、4:3とか16:9とかは録れません。
大きな画面で撮ることを考慮されていないので真四角です。
たぶん大画面に耐えられなというよりは、当時の携帯電話で見ることを第一としていた節がありますね。当時の携帯電話は所謂ガラケーが主流。これ以上は見るに堪えない粗が目立ちます。
因みに音質も酷いです。
最期に使い勝手最悪の液晶画面。
ビデオカメラのように開く液晶画面はティルトできない粗末な物。
なまじビデオカメラ然としているので、開いた液晶が稼働しないと面喰います。
画質も明るさも落第点なので、外で使うと見えません。反射押さえようにも液晶が動かないので日中の晴天下で使うのは相当辛いです。
これ使うぐらいならガラケーのムービーで十分って感じです。
正直、消費者を騙くらかすためにこの形をしていると言っても過言ではないので、これはこれで正解なんでしょう。使い難いったらありゃしないんですけどね。
あと、単四電池を3本使用するって中途半端なところも地味にメンドクサイです。
この時代のチープな中国製電子機器は単四電池3本仕様が多いですよね。
電池屋の陰謀かと当時は思ったものでした。
発掘してみて…
そういえば存在も忘れていたんですが、発掘したこのカメラに入っていたSDカードを見てみると、部屋の中で撮ったものが殆ど。そりゃそうなりますわな。
現在高校生の娘が幼稚園ぐらいの時に撮ってるみたいで懐かしさが溢れます。
まあ、ひと月もしないうちにこのカメラに飽きてしまってそのままお蔵入りってなってたんでしょうね。
拙い映像が昔の8㎜ムービーみたいでエエ感じでした。
最期はスイッチを切り忘れたみたいで数時間・1.8GBにも及ぶ長大な映像を残して終わってました。
いやいやこれは懐かしいなと思ってEXIFを確認してみたらすべてのファイルが2009年の同月同日同時間になってました…
そういや初めに時間設定した覚え無かったなぁ-なんてことを思いだしたんですが、これじゃ昔の8㎜ムービーと同様に撮影日時がわかりません。
こんなところまで懐かしい感出さなくてもいいのに…
↓良かったらポチってやってください