岡山の山奥です
先日から岡山ネタが続いてましたが、野暮用で土地見に行ってたんですよね。
山陽本線の駅から山手の方に入って行って、菊次郎の夏的な風景を横目に見ながらさらに山へと入って行ったところに住宅団地があります。
住宅団地とは言っても人も家もまばらなんで真っ直ぐな道の続く山奥って感じです。
この住宅団地、バブル期の時流に乗って宅地開発されたところなんですが、謳い文句だった近隣に工業団地を造成するなんていう夢のような計画が経済の停滞と共に頓挫。蓋を開けてみても数えるほどしか入居しなかったバブルな夢の成れの果てです。
関西地方を中心に売り込みをかけたみたいですが、駅から遠くて車が無いと無理な地域ですので、入居されてる方よりも太陽光発電所になってる区画の方が多いんじゃないかってところでした。
今ではデベロッパーも倒産していて、なかなか闇が深いです。
ただまあ、こんな感じでも場所によっては上下水道と電気が来るので、通勤通学や買い物的な事に無頓着になれる生活が送れる方なら最高の立地です。
何しろ一区画が100万円を軽く切るぐらいのお値段。ちょっと小マシな中古車位のお値段です。土地代はべらぼうに安いんで上物にふんだんに予算が割けます。
第二区画
まあ、此処だけでもそれなりに趣があるんですが、事業者は調子に乗ってさらに奥地に二期工事を進めたみたいですが、一期区画がこのような体たらくなんで、二期に至ってはお察しのように半分以上自然に帰ってました。
もう見た感じは森の中でしかありません。
管轄する市も上下水道は引いてないみたいで、山奥の一軒家のように水回りで苦労しないと住めないみたいです。
一件だけ小奇麗な家があったんですが、住宅ではなくてバーベキュー場になってるみたいで住んではいない模様。まあ、二期区画は上下水道も無いんで生活できませんからね。
この死んだ感じは何となくドラクエⅣのアッテムトを思い出します。
茨木の山中にある「絶望が丘」とかを想像してましたが、それ以上に廃墟感と虚無感が凄いです。
日本中にこのテの宅地の成れの果てがあるんでしょうね。
何ともやりきれない気持ちになるところでした。
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