メディアがアレな所為かお値段220円
その昔
業界紙の記者だったころ、先輩が「新しいの買ったんだよ(その人はいつも標準語)」って言って見せてくれたのがOlympus CAMEDIA C4040でした。
まだ一眼レフのデジカメがレンズ抜きで30万円前後していた頃のお話です。
当時は会社のボロっちいFINEPIXを記者が交代で使ってたような時代で、どうしてもデジタルカメラが使えないときはネガフィルムで撮って同時プリントしたうえでL版プリントをスキャンして誌面に使うという何とも涙ぐましい努力をしていました。
さらにはその方が紙面映えするという21世紀とは思えない状態。
そんな時に先輩の買ったOlympus CAMEDIA C4040は時代の最先端を行っていたように見えました。
でもこのカメラだが出たあたりからOlympusはシェアのトップから転がり落ちたように記憶しています。スマートメディアからSDへとデジタルカメラの主要メディアが移り変わっていくと、後を追うようにOlympusも凋落していきました。
そんなのリンパスの最盛期を感じさせるカメラです。
もうちょっと高級感があった気が…
そんな記憶の中のOlympus CAMEDIA C4040ですが、手にしてみると何だかチャッチイんですよね。
ボディもプラスチック全開ですし、妙に軽いんです。
ちょっと前に手に入れた後継機種のOlympus CAMEDIA C5060は、ボディもマグネシウムと思しき金属製でずっしり重いです。
因みにC5060はメディアがCFなんで、今でも全然使えます。「使おうと思えば」って前置きが要りますけどね。
やっぱリ容量が128MBまでしか無くて、今売ってるカードリーダーでデータが読めないスマートメディアってのは著しく不利ですね。
軽くスペックおさらい
当時、殆ど同じような形のC4ケタ気が沢山発売されていて、このテの型番の常として番号が増えていくほど高級機。なのっで、4000オーバーな数字を冠するC4040はラインナップ上位に位置する高級機です。
撮像素子は413万画素CCD。レンズは35~105mm(35mmフィルム換算)F1.8-2.6の明るい大口径ズームレンズを搭載しています。
この機種からノイズリダクション機能が搭載されたというのも感慨深いところ。
時代的に仕方ないですがISO感度は100~400と非常に狭いレンジで、このへんは使い難そうですね。
記録フォーマットはJPGとTIFF。今のレベルで行けば使い物になりませんが、動画も録れることは録れます。
まあ、2000年代初頭にしては、変な癖も無くよく頑張ってると思います。
それにしても美品
仕事帰り(仕事中)に立ち寄った普段行かない所にあるカメラのキタムラでジャンク籠に入っていたのはCanonEOSKissⅢとSIGMAレンズ、同じくCanonの12MP程度のIXY系、SONYの薄いコンデジ、それとOlympus CAMEDIA C4040でした。
この日のジャンク籠は全体的にジャンク品が少なめで、何とも魅力に乏しいラインナップでしたが、その中で見つけたOlympus CAMEDIA C4040はジャンク籠にジャンクが少ないから擦れてないのも手伝って非常にきれいな状態。
でもお値段は220円というラ・ムーで弁当買うぐらいのプライスで売られていtました。
奇麗なのに勿体ないなぁ…と思ったが最期、気づけばレジに持って行ってしまってました。こういうのに弱いんですよね…
使ってみたいけど…
そんな訳で手元にやってきたOlympus CAMEDIA C4040。ジャンクとはいえ折角買ったんで使ってみたいもの。
フィルムじゃないんでバンバン撮れると言いたいところですが、スマートメディアがありません。
その昔FujiFilmのFAINPIX6900Zを使ってた時に買った64MBのが家に転がってたと思ってたんですが、いつの間にやら無くなってました。
やっぱり汎用性の無いメディアって不便です。
新品だと64「MB」でも64「GB」のSDカードよりも高価なんで、ちょっと手が出し辛いんですよね。
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