謎のメーカーハニメックスです
先日500円で手に入れたHANIMEXのコンパクトカメラ「35 MICRO FLASH」です
そういや昔はよく「HANIMEX」って名前を随所で見かけたもんですが、最近はサッパリ見ませんね。
調べてみたらHANIMEXって会社はオーストラリアの写真関連商品の代理店的な会社らしく、FujiFilmのオーストラリアにおける唯一の販売代理店だったとか。また、PlakticaやTopconなどを始めとする多数のメーカーから発売されているカメラを自社のネームを入れて販売し、最終的には単純なブランド変更を超えて製品の設計に重要な情報を提供するほどの影響力を持つようになったとか。その後、会社が買収されたりとかでゴタゴタが続き、2004年に富士フィルムが買い上げてHANIMEXのブランドは消滅したとか。
なかなかに興味深い会社でした。
日本で言えばKENKOとかKINGみたいなもんでしょうかね?
35 MICRO FLASH
そんな謎のメーカーから出ていた35 MICRO FLASHですが、こいつは非常にシンプルなカメラです。
レンズは32㎜F2.8と少し広角よりのレンズで、AFなんてものは付いてません。
フォーカス合わせは所謂ゾーンフォーカス的なモノで、山やら人やらの絵に合わせる懐かしい方式。
露出制御も晴れやら曇りやらのマークに合わせます。
ISO感度が64〜400ってのも時代を感じます。Kodachrome64が全盛の頃でしょうか?
巻き上げ巻き戻しはノブとクランク式でストロボの発光以外、全く電気を使わないエコ仕様。電源は単4電池2本です。
まあ、写ルンですの上位互換的な機能です。
ホットシューやワインダーなんて遊び心のあるアクセサリーも付かなそうです。
問題点
ここまでは非常にシンプルで故障のしようもないカメラって感じですが、そこはヤフオクのジャンク品。バッチリ壊れてました。
壊れる箇所はないと思ってたんですが「35 MICRO FLASH」のウリであるFLASHが点きません。
なのでコイツは「35 MICRO」ってだけです。
フィルム単価が高騰しているこのご時世なんで多分フィルム通すことはないのかなって思いますが、やっぱり壊れてると興が醒めますね。
ならジャンクなんてヤメとけやって話なんですが、いくらなんでもHANIMEXなんて普通のカメラ屋さんではみつ帰りそうもない上に人気もないんでジャンクぐらいでしか出会えないんですよね。
まあ、小さくて可愛いカメラなんで、家に数多くある文鎮の一つとして保管しようと思ってます。
フィルムが安くなることを願いながら…
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