シャッターダイヤルを再生します
以前、ヤフオクで入手したものの、シャッターダイアルの上面パネルが消失していたために使い難過ぎたZenitのKM Puls。
ジャンク品を手に入れてニコイチ修理しようにも元々手元にあるのがジャンク。さらには生産数が少ないみたいで人気無い癖に入手困難なのがZenitの新型(社内比)が背負う宿命なので、シャッターダイアルを純正品で直すことは不可能に近く、新しいのを買った方が早かったりします。でも新しいのが手に入らないという…ね。
で、無いなら作ってしまえばいいのですが、シャッターダイアルって数字を揃えて放射状に配置しないといけないんで結構めんどくさいんですよね。手書きだとハンドメイド感が出すぎて萎えますし…
で、思いついたのが写真を張り付ける方法。
適当にネットに転がってるカメラ実機の画像を原寸大に印刷して貼り付ければ見た目も本物に近づくんじゃないかと思った訳です。
早速、ネットを探すとオークション用の画像が用途にピッタリ。
カメラの大きさが大体はがきサイズぐらいなので、はがきサイズに印刷して当ててみたところ、若干オーバーサイズながら縁を大きめに切り取れば丁度良い塩梅になりました。元々解像度も低い目なので少し大きめに印刷したほうが見えは良いと筈。本音はもう一回印刷するのが面倒だったんですが、まあ、コレはコレで良いでしょう。
で、どうやってつけるかってのが悩みどころです。
なにせ、Zenit KM Plusのシャッターダイヤル盤跡にはぽっかりと大きな空洞が出来てます。そりゃ剥がれるわって構造してます。
ちょっとこの空洞は埋めたいなと思ってたところ、DIYで使ったグルーガンが目に入りました。軟質の樹脂をどろどろに溶かすグルーガンは印刷した写真の接着にも使える上、穴埋めにもピッタリです。
使ってみたところ丁度イイ感じに穴も埋まってくれましたが、量が読めなかったのでちょっとはみ出してしまいました。
余談ですが、このZenit KM Pulsはファインダー表示が非常に簡素。ファインダーを覗いても露出のアンダーとオーバーしかわかりません。+〇-だけしか出ないNikonのF-401系よりもさらに簡素です。なので、シャッターダイアルのポジションがどの位置でどうなってるかが皆目わからないので、シャッターを切りながらアタリを付けて貼り付けないといけません。
で、調べてみると切り欠きを頂点にして11時55分ぐらいのところが「B」ポジションとわかったので、グルーガンが固まらないうちに素早く、そしてなるべくずれないように貼り付けてみました。
ただ、今回は透明と白のグルースティック(グルーガンで溶かす樹脂)を使っちゃったので、はみ出すとみっともない感じ…
カッターで削って一応整えたんですが、もうちょっと改善の余地はありそうです。
インクジェットプリンターで印刷した写真をそのまま貼り付けてるだけなんで、直ぐに劣化しそうなんで、ダメになったらブラッシュアップしたシャッターダイアルを付けてやろうかと思ってます。
まあ、どっちがダメになるのが早いかわかりませんけどね…
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