弁当箱の後継機、ARGUS C44です
昔から気になる存在、ARGUSのC3って弁当箱みたいな形したレンジファインダー式のカメラがあるんですが、どうも手を出しかねてました。
というのも、あまりに旧態然としたスペック&使い心地に加えて、最近はその外観からか妙に人気が出てきてしまってチョットお高いんですよね。でも気になる…
ARGUSのC3は古い製品にも拘らず結構タマ数が出てるので、当時としてもそこそこ売れたみたいなんですが、企業としてはヒットとした商品があるなら改良版を出して更なるシェア拡大を目指すもんですよね?
で、その後継機が今回のARGUS C44ってカメラになります。
ヤフオクでポチってしまいました…
クラシカルなC3と比べて当時(1960年代)としては最先端なデザイン。
なかなか男前です。
このC44、C3と比べてすべての面で進化して使い易く信頼性も向上しているんですが、何故かさっぱり売れなくて2年ほどで生産が終了。並行して作られていたC3はその後しばらく作り続けてたって話です。何も運のないヤツですね。
進化したて言ってもLeicaみたいに繊細でも無く、CONTAXみたいに独特な作法も必要無い、至ってユーザーライクなカメラです。ただ、仕上げが大味で面白みには欠けるのと、シャッターのスペックがB.1/10.1/25.1/50.1/100.1/300secと少々物足りない目だったりするところ、それにレンズ等のロードマップが物足りないところが好事家にはウケなかったのかも知れませんね。
調べてみるとこのテのアメリカンカメラは
①外観がチープ
②構造が簡単
③シャッター速度が寂しい
④各所の動作が重いので使うのに力がいる
⑤重くて頑丈
⑥使い難い
⑦何故か良く写る
と、云った特徴があるようです。
だいたいC44に当てはまってますね。
なかなか楽しそうなカメラなので、KODAKのフィルムを詰めて撮りたいところですが、TRI-Xなんか本体代と同じぐらいのお値段なんで、悩ましいですね。
レンズもマントが独特なんでマウントアダプターとかも無さそう…
ARGUSって意外と手強いヤツですね。
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