またもやARGUSですが…
レンジファインダー式カメラの特徴として、シャッター音が静かであるってのがあると思います。
まあ、今のミラーレス機だと本当に無音で撮影できるから性質悪いんですが、フィルム時代はLeicaとか使う理由(かなりこじつけな場合も多い)の一つに「囁くようなシャッター音」なんてフレーズが使われることもありました。
まあ、一眼レフの特徴であるミラーが上下作動する際に結構ウルサイのが原因だったり、自動巻き上げ巻き戻し(懐かしい表現)でたたましいモーター音やギアの作動音がするEOS-1みたいな例もあります。
ですが、フィルムは手動で巻き上げるうえ、一眼レフじゃないカメラでも結構作動音がうるさいヤツってのが存在します。
そんな奴は決まってビハインドシャッターってのを採用しているんですよね。
どんなシャッターかっていうと、写ルンですとかコンパクトカメラに採用されていた所謂「レンズシャッター」的なヤツでして、これが大型化すると結構大きな音がするみたいです。
有名どころだと、集合写真専用カメラのFUJI6×9なんかは結構音がデカいです。
で、先日買ったARGUSのC44は35㎜判なのに拘わらず、前述のFUJI6×9よりも作動音がデカいんですよね。
ARGUS C44はレンズが外せるので外してみたんですが、確かにレンズシャッターって割に径が大きいです。
これに米国産って素性を噛みしたら音がデカいのもうなずけます。
音が大きいってのはショックも大きめってことで、ARGUSのC44は結構シッカリとしたシャッター切った感を味わうことができます。
音がデカくてショックも大き目ってなるとイイ所が無いように思えますが、レンズシャッターはストロボが全速同調するんですよね。
なかなか大きなメリットです。
ただ、ARGUSはFUJIの6×9と違ってシャッター速度の上限が」1/300secまで。
これだとMINOLTAのα9xiが採用していたフォーカルプレーンシャッターの最高速と同じぐらいなんですよね。
1/500ぐらいだと結構メリット感じるんですが、まあARGUSですから仕方ないですね。
そういえば同じ米国製でもKODAKのRetinaは音も静かでシャッターも1/500までイケたような…
まあ、これも個性ですね。
↓良かったらポチってやってください