雑食カメラマンの雑感記

神戸でフリーカメラマンをしています。写真やカメラのことを主に書いていこうと思いますが、たまに脱線します。よろしくお願いします。

アメリカンとロシアン

お国柄って面白いもんです

先日手に入れたアメリカンなカメラ、ARGUSのC44。

潔い位のアメリカンっぷりがステキなARGUSのC44ですが、そういえば露西亜っぽいのも持ってたなと思い出して、ロシアンライカ的な存在のFED4(銘はREVUE4)のと見比べてみました。

何ともそれっぽい2台です

 

blog.kobephotomic.work

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ARGUSのピント合わせ方法考えたらCONTAXコピーのKIEVとかが近いんでしょうけど、KIEVのⅣ型まではcontaxNOコピー機露西亜っぽさが皆無。その後、ソ連魔改造されたKIEV5だと右手でピント合わせできる機構がオミットされちゃったので、比較対象になりません。なので、ZORKIでもFEDでも同じようなもんでしょう。

まあ、手持ちのヤツはOEMのREVUE4ですけどね…

お国柄が出てます

シンプルで頑丈、大味な仕上げと大雑把な機能が亜米利加っぽいARGUSと、Leicaをベースにしたとは思えない位にソ連っぽく変わってしまったEFD4(REVUE4)は非常に対照的な気がします。

ARGUSは鈍器のように使ってもマトモに動きそうですが、FEDは同じような目に合ったら色々機能がダメになりながらも何故か動いてそうな雰囲気です。

どっちもダメージを受けながら最後まで動きそうですが、壊れ方が違いそうというか…何といえばいいかな…?

made inUSAとmade inUSSR。どちらが信頼できるかって聞くまでも無いですよね

操作感としてはFEDの方が通常のカメラに近く親近感があるうえに一応動きは滑らかです。あとは巻き上げレバーなどがあって指が痛くならない操作系な分良いのですが、コレはベースがLeica(とはとても思えないのですが)だからなんでしょうね。

フィルムカウンターが自動復元式じゃないのは共通です

両機ともにフィルムカウンターが自動復元式でない所は結構古臭く感じますが、発売された年代は自動復元式の方が少なかったので、仕方ないところですね。

シャッターレンジもARGUSが高速側1/300secまで、ZORKIが1/500sec迄と低感度フィルムしか無かった当時なら問題無かったんでしょうけど、いまだとISO400が普通なのでドピーカンの碑なんかはすごく不自由しそうですね。あと、ARGUSはシャッター速度が等倍刻みじゃ無いんでメンドクサイです。

両機ともシャッタースペックは低いです

因みに付属のレンズはどちらも開放がf2.8と多少暗め。シャッターのスペックを考えたら妥当なんでしょうけど、そうすると暗いところでしんどそうです。

レンズはどちらも開放F値が2.8です

どちらも見れば見るほど手ごわそうですね。

ただ、キチンと撮れて当たり前って感覚からかけ離れたところにあるので、使ってみたら意外な発見とかあって面白いのかもしれません。

そういやどっちもフィルム詰めてないんで、そろそろフィルム使ってテスト撮影ってヤツをしないといけませんね…

 

 

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