雑食カメラマンの雑感記

神戸でフリーカメラマンをしています。写真やカメラのことを主に書いていこうと思いますが、たまに脱線します。よろしくお願いします。

EOS Rebel しかもⅡ

【EOS Rebel】

仕事は増えないけど(使えない)カメラは増えていくと云うダサイクルな今日この頃。
先日もつい悪い癖が出てしまって、昼飯代ほどの無駄遣いをしてしまいました

今回は輸出モデルの「EOS REBEL」ってヤツをジャンク箱で見つけてしまって、ついつい確保してしまいました。

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ストロボがないだけで大変精悍に見える EOS Rebel

高校時代から…


思い起こせば高校生のころ、修学旅行先がアメリカは西海岸に変更になりまして(積立金高いので親は憤慨してました)、どうせ」アメリカ行くなら自分への土産に輸出専用機であるキヤノンのT-60かEF-Mを買おうーなんてアホなことを考えてました。

アメリカ行くのに、こんなものを撮ろう―ではなくて、カメラを買おうーな当時の自分に説教してやりたい気分です。

で、先ずは下調べと現地のカメラ雑誌を購入して読んでいると、カメラ店の広告に「EOS Rebel」なるカメラが頻繁に掲載ってまして、見慣れない名前に興味を覚えた訳ですよ。

よくよく読んでみると、それがCANON EOS1000の内臓ストロボ無し版と云うことまでは何とかわかりました。何故か「欲しい!!」と思ったものの、自由行動中に行ったサンフランシスコのカメラ店では上手く英語でコミュニケーションが図れず、時間も無かったのとトラベラーズ・チケットが残り少なかったので購入を断念してしまいました。

しかしながら、ストロボを省いたそのペンタ部は中々精悍で、当時は少し後ろ髪を引かれる思いで帰国したのでした。

 

再会


で、このほど仕事前に立ち寄った、梅田は八百富写真機店のジャンク箱で何十年ぶりに再会した訳ですが、触ってみるとやっぱり只のEOS1000です。しかもⅡ型なんで1000sですね。1000sは露出計のバーグラフが簡略化されてるのが地味に使いづらいです。

アメリカではデモ機も置いてなかったので触ることが叶いませんでしたので、今回がファーストタッチなんですが、期待を裏切るこの時代のキヤノン機特有なギシギシ感。当時のハイエンド以外のキヤノン機は強く握るとギシギシ言って撓るんですよね。今はそんなことないのですが、当時のEOS5~EOS1000まではシルエットだけでなく、質感もソックリでした。

でも、形から連想する質感はEOS600シリーズのそれなんですよね。もっとシッカリ・ドッシリした感じ。

で、弄っているうちに安っぽさが伝わってきて、思い出補正が強すぎたせいかガッカリ感が込み上げてきます。

まあ、当時になけなしの小遣い叩いて無駄遣いしたと思えば安いモンなんですが、故障個所が気になります。シャッター幕のダンパーが溶けてシャッター幕に張り付くと云う、この時代キヤノン機共通の持病が出ているので、少し欠けになるのは否めないところ。さらには今日日フィルムの方が本体よりも高いという現状が購買意欲に歯止めを掛けます。考えたらもともと必要なモノではないですからね…
葛藤の末、結局は物欲に負けてしまって気づけばレジにいた訳ですが、持病のダンパー溶けは、家に帰ってめん棒にアルコールを染ませて何回も拭くと一応取れたので、少しの間なら使えそうな感じ。往時の感傷に浸るのもわるくないです。

まあ、折角なんで一本ぐらい撮っとかないと・・・

 

Dixieland


それにしても「EOS Rebel」の「Rebel」って、レベルアップとかの「Level」だとずっと思いこんでましたが、反逆者って意味の方のレベルだったんですね。意外と「ロックな感じ」の名前でビックリしました。

Rebelってのはアメリ南北戦争時の南軍に付けられた蔑称でもあるみたいですが、安っぽい内外観とは裏腹にカッコエエ名前が素敵です。

反逆者なオレは敢えてストロボはつけないZe-ってところでしょうか?
中身は本当に平凡なカメラなんですが、当時の販売店には熱い想いがあったのかもしれませんね。