【C2100】
いつもの悪い癖で、撮影前にジャンクカメラ漁りしてしまって持ち帰ったもの。
衝動買い防止のため、これからはカメラバックに余裕持たせるのをやめた方がええのかもしれません。
近頃のジャンクコーナーは目ぼしい物が無くて、グリップが割れまくったα7000やら、シャッター幕の油じみが顕著なうえにグリップがないEOS650やら、本当に使用に耐えないモノばかりになってきています。しかも、フィルム自体が高騰しているうえ、今あるカメラを回すのに精いっぱいなので、基本、不要不急なものはスルーになります。そろそろ漁場を変えなければなりません。
目先が変わって
と、思っていたら、最近はジャンクコーナーにも黎明期のデジカメがちらほら見られます。昔は10万円程していたものが1000円以下で買えるので、この度はこちらの方に食指が動いてしまいます。
そんな煩悩に支配された中に見つけたのが、OlympusのCAMEDIA C2100。昔よくあったスマートメディアで200万画素程のヤツです。
確か200円程だったかな?
昔は1画素1円なんて時代があって、EOS-1nの200万画素機であるEOS D2000が約200万円してましたので、ざっくり1/10000ですね(笑)
15年ほど前、小さな新聞社に勤めていた頃はこんなスペックのカメラが全盛期でして、更には記事用の写真をPHS通して送っていたから200万画素でもオーバースペック。しかも2MP機のSサイズを記事用に送っていたので隔世の感があります。
当時、私はフジのFinePix6900zと云うバッテリーの持ちが驚くほど悪い機種を使ってまして、取材中度々電池が足りなくなってたので、何処でも買える単三電池の使える機種が何となく欲しかったのを覚えていたりします。会社はカメラなんて買ってくれませんでしたからね…
それにしても、昔はCAMEDIAやらFinePixやらと、メーカーとは別に一々ブランド名が付いていて、各社の意気込みみたいなのを感じずにはいられません。
今考えたら、ブランド名が各社似てるので逆にややこしいのですが、当時のコンシューマー向けデジカメ市場は成長真っ盛りだったので、勢いがあったんでしょう。
今は見る影もないですが…
衝動買い
当時の思い出が蘇ってしまったので衝動を抑えきれず、仕事前についついお買い上げ。
よくよく眺めてみると、ホントに変わった形で、黎明期って感じのデザインが何とも意欲的で素晴らしいです。
でも、エエデザインと使いやすさがイコールでないのが悲しいところ。少なくともシャッターと絞りのダイヤルは欲しいですよね。一応モ-ドダイヤルはあっても基本はフルオートで撮る仕様みたいです。
当時はセンサーサイズも小さく業務用はフィルムの時代だったので、コンシューマー向けのカメラに絞り値なんて無視しても良いようなファクターだったのかもしれません。
そう考えたら今は格段の進化を遂げてますね。
試運転
さて、買って帰って電源を入れてみると「カードが入っていません」との表示。
そりゃそうだなと思い、昔のメディアを引っ張り出してきてフォーマットしたうえで使おうとしたら、今度は「カードエラー」と表示が出て、本体でもう一回フォーマットしても同じ症状。
ちょっと怖くなって調べてみると、スマートメディアってのはPCでフォーマットしたらダメになるそうで、今回は安易にフォーマットしてしまった為にダメになったっぽいです。万事休す…
そういえば新聞屋時代は結構それでトラブルがあったのを思い出しました。
便利なのに慣れると、昔の不便な時代に戻れないですね。
新しいスマートメディアなんて売ってても本体より随分と高値いので、おいそれとは買えない値段。大体64MBなんて小容量に何千円もつっこめません。
結果、新たな文鎮が出来上がってしまいました。
未だにどんな写りするのかわからないのが悲しい…
誰かSDカード並みに安いスマートメディアが売ってるところをご存知でしたら教えてください…