2004年組は豊作です
世の中には「プロ」って名前が付く商品がイッパイありますよね。
どんなジャンルもハイエンドを示す「Pro」って名前には惹かれるもんです。
その道のプロが使う道具なら間違いあるまいーって考えですよね。
因みに最近のカメラだと、FujiFilmのズバリX-Pro1~3なんてのがありますよね。
あれは後から出たのX-T1~4の方が汎用性が高くて、よりプロ用っぽいのが面白いです。プロって何かを考えさせられますね。
あと同じFujiFilmだと現像液で「Super Prodol」なんてのもありますが、確かにこれは作業性に主眼を置いたような現像液だったんで、華やかさは無くともプロっぽいのかもしれません。
また、Nikonだとフィルム時代の名機でF3ってのがありますが、それのスペシャルバージョンとしてF3Pなんてのがありました。
当時はF3のプロ仕様、「Professional」の「P」に違いないと思っていたのですが、報道の「Press」用、つまりF3Pressの意味だと知ったのは、F3Pが何としても欲しかった高2の頃でした。考えたら汎用性が低くて使いにくい面もあるんですけどね。F3Pは。
その時は「広告やら見開きページなんかは大判~中判カメラの独壇場やから、35㎜カメラを使うプロ=報道って考えでエエやろう」なんて思ってたんですが、まさかデジタル化で4×5やら中判がほとんど駆逐されるとは、当時からすると隔世の感がありますね。
あとは、GoProなんてのもありますよね。
確かにあれはプロ用途って感じですよね。実際テレビとかでも使ってますし。
翻ってiPhone11proなんてのもありますが、こっちはよくわかりません。
iPhoneの「プロ」って一体なんでしょうね…?
またもや2004年のブツです
さて、話を現実的なところに戻して、以前ハードオフで鹵獲したブツについて少々。
今回はPowerShotのPro1です。
此奴も2004年発売。年度で言えば3月発売なんで2003年度ですが、些細なことです。
レンズは28-200mm相当の光学7倍ズームで、開放F値はF2.4-3.5と大変明るい。さらにはコンパクトデジカメなのに赤いラインの入った所謂「Lレンズ仕様」なうえ、UDレンズや非球面レンズに加えて「蛍石」が採用されていて大変贅沢な作り。でも手ブレ補正機能(IS)は非搭載なところが残念賞です。撮像素子は有効約800万画素の2/3型CCDと、同時代のG5に比べて大幅に画僧数アップしているところがポイントなんですがJPGとRAWが同時記録できないところも持ち歩きには不向きかなと。
操作系はほとんどEOS系のそれですが、ダイヤルが少ないのでKissとかあの辺みたいな感じですね。それでも2004年なんて昔に、よくぞこの小さなボディに色々詰め込んだもんだなと感心します。
ただ、小さいうえにバリアングル液晶なんで、液晶画面自体は小さくて2型約23.5万ドットと控え目な数値。まあ、時代考えたら仕方ないですね。前に入手したSONYのV3が優秀過ぎるだけなんでしょう。多分。
因みにV3はしばらく文鎮として活躍する見通しです。
顛末
このPro-1、近所のハードオフに4980円での値札で置いてあったもので、普段のメモ用ーなんて、予備役がたくさんある用途に使う予定で購入したもの。
望遠が効いてRAWで撮れるコンパクト(⁉)のは持ってなかったもんで、高倍率で高品質なズームレンズって所に惹かれました。
で、京都で撮影があった帰りにPro-1ぶら下げて実家によってみたら、EOS-30Dを使ってる母親が気に入ってしまって、そのままお別れとなってしまいました。どうも、旅行とかに軽いのが欲しかったらしいのですが、「コンピューターおばあちゃん」は何が琴線に触れるかわからないので困ります。
因みにカメラを取られてしまったのは学生時代のRicoh XR-Xに次いで2代目です。
まあ、Pro-1があっても結局はLX-100とか使っちゃうんでエエのですが、手元に来て直ぐにお別れってなると若干寂しいですね。
新しいのを入手する言い訳もできてしまうことですし…
↓良かったらポチってやってください