でもジャンク……
ジャンク籠から引き揚げてきたOlympusのXA。
このテのジャンクにしては珍しく、動きそうな気配がしたので持ち帰ってみました。
動けば御の字ってところですが、果たして…
思い出話などを少々
学生時分はフィルム全盛期。
まだ、実験室レベルのカメラしか市場には出てきていなかった気がします。
縦しんば使えるカメラがあったとしても、バイクどころか車が買える値段。貧乏学生には手が出ません。
で、現像処理までトータルで考えたら一番安価なモノクロフィルムに落ち着くんですが、実習の無い日まで一眼レフを持って 行くのが億劫になりました。
ダメなパターンです。
そうするとライカとかLEICAとかが欲しくなるのですが、こちらもお高値いし、ぶつけたら精度的にやばそうです。
と、なれば選択肢はコンパクトカメラしか無くなるのですが、当時のコンパクトカメラはプログラムオートonlyで露出補正やフラッシュのoffすらないのが大多数。
とても意図を反映できません。
と、言うより面白くありません。
中古なら
現行品には碌なモノがないので諦めて、今度は中古を探すことになります。
色々と調べると、OLYMPUSのXAシリーズに辿り着きました。
XAは大きく分けてXA、XA2、XA3、XA4の四種類あります。
この内、XA2~4はプログラムonlyなので食指は動かないのですが、ネームシップのXAは絞り優先AEで絞り値が任意で選択できる上、ピント合わせもレンジファインダーが付いているという贅沢仕様。コレは買いでした。
意外と脆いXA
そんなこんなで当時としては結構大金の三万円ほどを投入して買ったXAですが、購入して二月ほどでシャッターが切れなくなりました。
この時は大阪駅前にある「カメラの大林」で購入。このお店の中古にはちゃんと保証が付いていたので、同等品と交換してもらうことが出来ました。
初期不良扱いで交換してもらったのですが、壊れたのは自然故障ではなくて扱いが荒かったからだろうなぁーと、当時を振り返って思います。
何しろクッションもなにもない米軍の払い下げ鞄にそのまま放り込んで、ガンガンぶつけていたので、壊れるのも仕方ないところです。
ただ、付いていたハードケースには入れていたので大丈夫だろうと安心しきってましたが、やっぱりコンパクトカメラには過酷だったのでしょうね。
いつもは同じ扱いをNikonのF2で行っていても無事だったのですが、F2が頑丈すぎただけなのかもしれません。
その後、一度壊れてしまったXAは同じ扱いをするとまた壊れそうな気がしたので、友人に売却しました。
そして現在
そんな懐かしいカメラがジャンクで1000円なら買っちゃいますよね?
当時の1/30です。
ジャンクですが、動けばめっけもんです。
家に帰って電池(LR44)を入れたら、反応があります。
コレはアタリを引いたかと、欣喜雀躍したのですが、どうもシャッターが落ちる際に何かで妨げられて動かんみたいです。
電子セルフタイマーも作動するのですが、シャッターが落ちる瞬間に動作が終わってしまいます。
腑に落ちないので、バラして底部のマグネットを弄ってやったら、漸くシャッターが切れました。
が、組み直して再度トライすると、また同じようにシャッターが切れませんorz
コイツは長丁場になりそうです。
何とか治したい…
開閉
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