ベタでスタンダードです
あまり行かない町に行くと中古カメラ屋を探してしまう悪い癖があります。
札幌に行ってきたんですが、昨年訪れた「カメラコレクション」ってお店に行こうと思って東急百貨店に行ったらカメラセンターがあったフロアが丸々改装中。
このご時世なんで廃業なさったのかと思って検索してみたらすすきの近くの三越へ引っ越されたみたいで行ってきました。
で、高級なものを買う余裕なんてないもので、狙うのは毎度ながらジャンク。
このお店はなかなか良心的なお値段なので、見てるだけでも楽しいです。
そんな中、ジャンクの中にまともに動くPENTAXのSPを発見。
ご存知かとは思いますが、PENTAX SPは当時外付けが主流だった露出計をカメラに内蔵して大ヒットした一眼レフカメラ。シャッターは1~1/1000secでマウントはねじ込み式のM42マウント。非常に汎用性の高いカメラで未だに大多数が生き残っているのからもわかる通りメチャメチャ売れたみたいです。
ベタでどこにでも転がってるって印象のPENTAX SPですが、最近は急激にタマ数が減った気もします。それと同時に丈夫で壊れないと思っていたPENTAX SPにも不具合が出ている個体が見受けられるようになってきました。
S2やSVは壊れてるのがデフォですが、SPが壊れてるとなんとなく違和感がありますね。でも考えたら半世紀以上前のカメラなんで壊れて無い方が奇跡ともいえるんじゃないでしょうか。
因みにこのSP、お値段は500円と非常に安かったので、帰りの荷物がパンパンなのにも拘らず買っちゃいました。
ファインダーもクリアでキレイ、なおかつ各部の動きもおかしいところはないという、とこがジャンクやねんって個体だったので、非常にお買い得でした。
考えてみたら、以前に手に入れたCHINONのヤツとスペックはほぼほぼ同じなんですが、金属とガラスの塊なんで重厚感はすごくあります。
更にはアクセサリーシューもついているのでこれで500円は安すぎます。
札幌カメラコレクション…すごい店です。
ただまあ、SPの語源的な内蔵露出計は壊れるとの表記がありました。
動いてる方がおかしいぐらいどの個体も壊れてますので、これは仕方ないところです。
電池が今では打ってないタイプなんで、電池のアダプターを買って試してみるのもアリかなって思うんですが、結局露出計が壊れていたら転用が効かずお安くもないアダプターが無駄になっちゃうわけでして、迷うところです。
まあ、露出計なしのPENTAX SLを買ったと思えば…
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