20年前のカメラで今の便利さを再確認
わかっちゃいましたが、やっぱりD30って色々と使い難いです。
カメラも20年経てば、そりゃ改良・改善されますし使い勝手も変わってきますよね。
昔の人はよくもまあ…なんて思う訳ですが、2000年から20年前はフィルムだわマニュアルフォーカスだわ、大伸ばし用はシートフィルムだわで、これまたエライ進歩してるので、そう考えたらアウトラインはそれほど変わってないのかもしれません。
形はあんまり変わりませんしね。
単に便利過ぎて結果を急いでしまう癖がついただけなのかもしれません。
そんなD30でした。
何よりも色々遅い
とりわけ気になるのが前述の「スピード」。
合焦のスピードはもちろん、書き込み速度なんて恐ろしく遅いです。
時代に合わせてマイクロドライブ入れてみたら故障と違うか?ーって思うぐらいに遅いので、持ち出すときはCFにしました。
それでも8GBを入れると認識してくれなかったので、2GBを噛ましてみました。
考えてみれば当時は8GBなんて恐ろしい位の大容量カードですよね。コンパクトデジカメの同梱しているCFに8「MB」が存在していた時代なんで、仕方ないのかもしれません。そういや近頃はメディアを同梱してる商品を㌧と見かけませんが、あのオマケ感が好きだったんですけどね。またぞろしてくれませんかね。同梱。
RAWの特別感
ホワイトバランスも露出もアテにならなさそうなんで、RAWで撮ろうかと思ったら、RAWとJPGの同時記録ってのが無いんですよね。コレが地味に不便。カメラが吐き出すデータが見たいのともしイイ絵だったらRAWで仕上げたいのと、欲張りな気持ちがあるんですが、どっちかにしなきゃならないってのが残念ポイントです。
たったの3MPですが、RAWにすると結構な書き込み時間がかかるんでヤキモキします。
思い出してみたら、当時はRAW使ったら数秒待つのがデフォルトでしたね。
最近のカードは書き込みも速くなって、カメラ側のバッファもふんだんにあるので待つって事をしなくなって久しいもので、この感覚を忘れてました。
RAWが特別な頃の感覚ですね。
やっぱり合ってるかわからない3点測距
スピードも勿論ですが、何よりも駄目なのが「精度」です。
中抜けとかそんなレベルじゃなくて、手前に確り合焦わせたはずが背景にピント合ってたなんてザラですし、思い通りにピント合ってくれません。
動き物も厳しくて、サーボAFもあんまり効かない感じ。
測距点を自動選択にするとさらに面白いことになりますが、ファインダースクリーン上ではピントがわからないうえに、背面液晶で見るとキチンと合ってるように見えるもんでPCで見るまで気づかないんですよね。性質悪いです。
家に帰ってから画像がほぼ壊滅ってシャレになりません。
なかなか試してくれるヤツですね。
毎度の端子カバー
今回、仕事の後に試し撮りをしたんですが、撮り終わって帰り道で改めてD30を見ると端子カバーが外れてどっか行ってました。根本が加水分解で崩壊してたんですがカバー部分は生きてたんで端子保護のために付けてたんですよね。
生きてるとはいえ、カバー部分も加水分解しかけている部品なんで普段よりベトついて引っかかる感じがしてましたから、服に擦れた時に引っかかってそのまま落ちてしまったんでしょう。
傷物になってしまった感がありますが、仕方ありません。
まあ、このテのカメラがミントなコンディションでも骨董品的な価値は無いので問題ないです。どのみち防水も無いんで雨に濡れたらアウトなのはカバーが無くても変わりません。
まあ、生贄に出そうと思って落としたヤツなんで、もうちょっと長い目で見て遊んでやろうと思います。
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