とりあえずネーミング紛らわしい
このところ趣味とありつつあるヤフオク巡り。
何となく見てるとEOS D30が目に付きました。
撮影のお仕事でデジタル使い始めたのはEOS30Dからなんですが、今回のはそれよりも前の世代のカメラ。まだまだフィルムが最前線で頑張ってた頃の機体です。
発売はギリギリ20世紀の2000年10月。4×5のビューカメラは集合写真で大活躍してましたし、RB67もスタジオで現役バリバリな頃でした。
時代の変遷とは恐ろしいもんです。
NikonのD-1と同じぐらいの世代ですが、バッテリーパック兼用の縦グリップが別売りなんで、何もつけない状態だと今のカメラとシルエットがほとんど変わりません。
そうやって改めて見ると何だか感慨深いですね。
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当時の立ち位置
やっぱり使い慣れているメーカーのカメラは迷いが無くていいもんです。
使い慣れた形状をしたグリップはホールディングが大変しやすく、ダイヤル位置や各種ボタンの役割は同じようなものなんで迷いも少なくてイイ感じ。
シャッターを切った感触も音も心地よくて高級感漂います。
それもそのはず。当時のお値段は35万円ほどしたそうなんで、これは当時のフィルム機最高峰EOS-1vを買っても結構なお釣りがくるほどなお値段。間違いなく高級機です。
ちょっと思い出話
またもや新聞屋時代のお話で恐縮ですが、当時のWEBページやタブロイド判の新聞だと100万画素で十分でした。
なにしろJPG画像を一旦PCに入れて、其処からPHSを介して送信するため、300万画素ほどの高画質(当時)だと送信だけで何十分もかかって締め切りに間に合わなくなるほど時間がかかってました。
エエところの新聞社とかだと機材も良いんで状況も違っていたんでしょうが、2000年代初めは100万画素あれば十分みたいな空気がありました。
っていうより、「CanonやNikonのデジタル一眼レフ」ってだけでどんな機種だろうと間違いないような雰囲気でしたね。
操作性とあの素材
高級感漂うEOS-D30ですが、今のカメラは時代相応に改良されてきてるんで、ブラッシュアップされていないところも多いです。
フィルム全盛の製品だからかISOボタンが独立してなかったり、メインスイッチの位置が変なところ&変な形状だったり、WB変更のボタンも妙にペンタ部近くにあってファインダー覗きながらだと押せない位置にあったりして、「は?」ってなったりします。
ただ、端子カバーとモードダイヤル周りに加水分解するアノ素材が使われているので、ダイヤル回すときにべたつきますし、端子カバーは根元が死んでました。
これは手持ちのEOS5DやEOS20Dでも同じようなもんなんで、この時代のCanon機は全般にダメなんでしょうね。
それにしても端子カバーの安っぽさは何とかならんもんでしょうかね。今も大して変わらない素材&形状ですし、この部分は本当に嫌になります。
数十万円する機械が数年でダメになるような材質使ってたらアカン気がしますが…
やっぱり古いと遅い
当たり前ですが20年も前のカメラだと色々陳腐化してますね。
先ずはオートフォーカスの測距点。
フィルム時代のEOS10と同じ3点測距です。
測距点も妙に大きく、ファインダーは例のごとくアテにならないうえに背面液晶も時代相応にイマイチな見え具合。これで仕事するとなると賭け要素が強くて怖いですが、3MPならそれほど気にならないんでしょうかね?
とりあえずは試し撮りしてみないといけませんね…
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