雑食カメラマンの雑感記

神戸でフリーカメラマンをしています。写真やカメラのことを主に書いていこうと思いますが、たまに脱線します。よろしくお願いします。

「天空の駅」的なところ

東海交通事業小田井駅です

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入りきらないからパノラマで…
どうも「天空の」なんて言葉が頭に付くとドラクエっぽさが否めません。
ちょっと前廃止になった三江線の宇津井駅がそんな名前で呼ばれてた気がします。
矢鱈と高い所にあるんですがローカル線が不便で誰も乗らない駅っていうヤツですね。
幼少期に住んでいた名古屋にも似たような存在の駅があったなーと思って、小牧からの帰りにちょっと寄り道してみました。
導線上にあるように思ってたんですが名古屋の交通網は複雑で、結構遠回りしてしまって余計に時間かかってしまいました…

東海交通事業…?

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運転本数は酷いもんです
聞きなれない社名ですが、㈱東海交通事業ってのはJR東海の100%子会社で、第二種鉄道事業者として城北線ってところの旅客運送を行っています。その城北線ってのは結構高規格で高架路線なのに非電化路線。全然電車も走ってなくて朝夕は時間2本、昼間は1時間1本という閑散としたダイヤに加えてJR東海の子会社を名乗る割に勝川駅はJRから500mほど離れていて利便性がほとんど考慮されていない元々は東海道本線中央本線を結ぶ貨物線として計画された路線だそうで、枇杷島〜勝川間が1976年に着工されました。が、着工から10年以上経った1987年の国鉄分割民営化で工事は凍結。その後、勝川〜枇杷島間は東海交通事業に承継されることになりました。しかし、勝川〜枇杷島間の借損料年間49億円を鉄道建設・運輸施設整備支援機構ってところに2032年まで支払わなければならない上、電化を行えばその分も負担金が増えることから非電化での開業となり、不便な状態のまま今に至っているそうです。

小田井駅

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素っ気ない駅前です。
その城北線の中でも異彩を放つのが矢鱈と高層の小田井駅
はじめ聞いた話では4階建ての高さに階段のみの鬼仕様だったと記憶してたのですが、いざ着いてみたらキッチリEV完備の親切設計です。

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一応、エレベータありました。
但し電車は時間一本なんで、利用させる気ないみたいです。
ダイヤ同様、駅も大変素っ気ない造りでデッカイ歩道橋みたいな造形。下の入り口辺りには謎の線路が一組放置されてますが、特にモニュメント的なのでも無さそう。要らぬ妄想を掻き立てられます。

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エレベータ乗り場前にある謎の線路
とりあえず上まで上がってみたんですが、電車が10分後に来るみたいです。
ダイヤ考えたら酷く運がイイです。

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時間一本だからか、それなりに乗客がいました

とりあえず電車の到着を撮影。

折角なんで城北線に乗って帰宅しようかとも考えたんですが、来た電車は終点のアクセスが悪い中央線の勝川駅行き。少し待って枇杷島行きに乗っても良かったのかも知れませんが、時間的にちょっとしんどかったんで結局見送って名鉄に乗って帰りました。

まあ、2032年まで間もあるのでいつか乗ってやろうと思います。

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高い所を一両だけで運行されてます。

 

 

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