全部アリっぽいんですが何か足りない…
先日のSuperAに付いてきたPENTAX純正のAF280T。
名前から言って「ガイドナンバー28でオートが出来るストロボ」ってところなんでしょうけど、大体その通りです。
「AF」って名前についていますが、この時代にオートフォーカスは実用化されてない(МEーFなんかは試作機みたいなもんです)んで、補助光とかのオートフォーカス関連の機構なんかはありません。
機能としてはTTL調光に加えて、HiとLo二段階の外部自動調光、それから3段階のマニュアル発光ができます。
バウンスは上下が-15°から90°。
左右は反時計回りに90°、時計回りに180°回転します。
まあ、現行のストロボと同じくらいにはバウンス角が取れますので不満はありません。
ロックが無いのも快適。
大きさもガイドナンバーに合わせて小さめで、ガチなストロボ使用がないならちょうどいい大きさですね。
ただ、ズーミングは全くしないので、アタッチメントを付けないままの直射だと広角は周辺落ちしますし望遠は無駄に捨てる光が増えます。まあ、その辺は仕方ないですね。
チャージ時間
小さい故に困ったこともあって、単三四本仕様するわりにチャージが激遅なんです。
フル発光したら1分程度かかりました。
これはおかしいと思ってニッケル水素電池に替えてみたら5秒程度でチャージ完了。
ガイドナンバー28にしたら大分遅いチャージですが、まあ許容範囲です。
遅いな?と思ったら電池買えるんは鉄則ですよね。届いたときに入っていた電池がPanasonicのEVOLTAだったんで油断してました。電池がヘタってただけみたいで良かったです。
懐かしい操作盤
ISO感度をスライドさせると、各モードでストロボの光が届く範囲が示されるアナログな表示盤。駅所表示が一個も無いのが逆に新鮮です。
因みにバウンスするとほとんど意味を成しません。
一応、調光が効いたかどうかのランプがあって、右下の緑のランプが光れば調光OKなんですが、機械の判断でしかないのでどれぐらい効いたかは現像上がってからのお楽しみってヤツです。
まあ、ストロボを思い通りに効かせるのなんてデジタルでも最近まで難しかったぐらいなんで気休め程度でしか無いんですけどね。
当時は光が届いたら像が写るからOKってノリもあったんで、時代背景からすりゃだいぶ使い勝手のいいストロボだったんだと思います。
接点は3つ
ちょっと驚いたのがカメラとの接点。
中央のシンクロ接点は今も変わらないので良いとして、通信するであろう接点が2つしかありません。
Nikonは4つ、Canonだと5つ接点があるのにこんな接点で大丈夫か?ーなんて心配になるぐらいです。
AF補助光や焦点距離情報、距離情報なんかは伝える必要が無いので良いのかもしれませんが、今のストロボは随分色々な情報をカメラとやり取りしているんだなぁと改めて思う次第です。
そりゃ大きく重く、高値くなるのも納得です。
どれぐらい使い物になるのか、それこそPENTAXのデジタル一眼レフでも買わないとわからないので、安いK10~K7辺りを物色する毎日です。
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