雑食カメラマンの雑感記

神戸でフリーカメラマンをしています。写真やカメラのことを主に書いていこうと思いますが、たまに脱線します。よろしくお願いします。

PENTAX K10D PENTAXらしさ満載の10Mp機

当時はist-D手放したのを後悔しました

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久々の高性能機、K10Dです

PENTAXってミドル機は上手く纏めて来るんですよね。

当時同じような「ist〇〇」系統ばっかり出していたPENTAXが初めて本腰入れたようなカメラ。それが今回入手したPENTAX K10Dです。
当時CanonのEOS30Dを使ってたんで、使い勝手の良さそうな10MP機って存在はなかなかに眩しかったのを覚えています。
丁度、サブ用に中古でEOS20Dを買った(当時もお金なかったんです)ところだったんですが、1000万画素の撮像素子で露出コントロールのしやすそうなK10Dは欲しいと思わせるのに十分な性能だったと思います。

ただその先に当たるハイエンド機が無いところがPENTAXの残念なところでした。

フルサイズのK-1みたいな機種がもっと早くに出てたら、勢力図というか市場のシェアは違ったものになったんじゃないかと妄想しちゃいます。

AEが多彩?

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色々モードがあります

K10Dは、1020万画素CCDを搭載したデジタル一眼レフ。先に登場したK100Dから実装しているCCDシフト式の手ブレ補正機構「SR」を強化しつつ、新たに自動ゴミ除去機構「DR」や新エンジン「PRIME」を搭載。

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念願の手振れ補正付きです

機能だけでなくボディの防塵防滴化やAF性能の向上を図っていて、従来のモデルとは違った魅力あるカメラに仕上がってます。

露出モードも特徴的で所謂マルチモード(プログラムAEシャッター優先AE絞り優先AE、マニュアルの4モードに加えて、感度優先AE(Sv)とシャッター速度&絞り優先AE(TAv)の2モードを新たに搭載。

感度優先モードってのは、ISO感度を設定すると、カメラが最適と判断した絞り値とシャッター速度に自動的に決められるモードのこと。

それってプログラムモードと何が違うねんーって思うんですが、このモードは撮影中にシャッター速度や絞り値を調整することと同じ感覚で、感度を直感的に変更できるってのがウリらしい。つまりは撮影中に液晶を見たりせず、即座に感度を変更できることが大きなポイントって事らしいです。

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ist系よりもちょっと押しの強めなデザイン

イマイチ「ピン」と来ないんですが、まああっても無くても良いようなモードですね。

もう一つのシャッター速度&絞り優先モードってのは、前述の感度優先モードの逆。シャッター速度と絞り値を設定すると、カメラが最適と判断した感度へ自動的設定。Canonならマニュアルモードの時にISOAutoにした状態です。

どちらも態々モード分けしなくてもいいようなものですが、ISOの自動ってのが真新しかった時代の迷走ってヤツでしょう。

でも慣れると使いやすいのかもしれませんね。

なにより「ハイパーマニュアル」

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この緑のボタンがキモです

まあ、そんなよくわからないAE使うよりもPENTAXのウリは「ハイパーマニュアル」ですよね。
ハイパーマニュアルってのはチョットダサめな名前ですがすごく使いやすいんです。

ist-Dを使ってた時に感動したんですが、マニュアルモードでの撮影時に緑のボタンを押すと、瞬時にシャッター速度と絞り値がカメラの最適解値へセットされます。

で、そこからシャッター速度も絞り値も自由に変えることができます。

急に明るいところに出たり、逆に暗い所へ入ったりしたときに真っ白や真っ黒の画像を量産しなくても済むのが素晴らしいところ。

とりあえず、ドアンダーやドオーバーを回避してプログラムモードの数値に設定。そこから露出を自分の思うとおりに変えていけるので、大変捗ります。

まあ、コレとプログラムがあれば他のモードなんて要らないですからね。

他社もコレ搭載してほしいんですが特許とかなんでしょうかね…

すごく良いです。

各部の作りも良好

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背面もすっきりしていて使いやすいです

ボディのデザインは好みが分かれるところとして(まあ無難なデザインですが)、防塵防滴を謳ってるだけあってダイヤルやボタンの動き・ストロークはシッカリとしています。ボタン類も多すぎずで操作に迷いは少ないんじゃないかと思います。

グリップは自分には浅めに感じますが、日本人の平均的な手には馴染むんでしょうね。

好い具合です。

メディアはSDですがSDHCに対応してるので32GBでも使えて便利。

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SDHC対応です

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バッテリーはα-7Digitalと共用出来ます

バッテリーはKONICAMINOLTAのα-7Digitalと共用なのも嬉しいところです。
当時としては最先端の手振れ補正やゴミ除去も付いていて、2007年尾カメラとしては大変充実した機能。これでライブビューがあれば…ってのは欲張りすぎでしょうか。

入手経路

ヤフオクでちょっと高めに自動入札していたら知らないうちに落札していたので、落札の通知が来たときはビックリしましたが、なかなかイイ物で満足です。

因みに落札価格は5K行かないぐらいで大変お買い得でした。

K10Dが来たことで、いままで使えて無かったRicoh・COSINA系のKマウントレンズがバンバン使えそうで楽しみです。

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Kマウントなんで汎用性は折り紙付き

嗚呼、こんなことならSuperAと一緒にA35-70㎜を売るんじゃ無かったなぁ…

 

 

 

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