神戸は地味に平家絡みの史跡が多いです
車のタイヤ交換に思いの外時間がかかっちゃってるので、時間つぶしがてら散策してると平清盛の塚なんてのがありました。
清盛のおかげで今の神戸があるといっても過言じゃないので、もう少し大々的に祀っても良いような気がしますが、世間的に平家方は禁忌とされてるのかあんまりな扱いが多くて悲しくなりますね。
国道2号線沿いにある平経俊の塚はそれほどの有名人じゃないから仕方ないにしても、須磨浦公園駅から少し離れてこぢんまりと置かれている敦盛の塚なんて、人物の知名度に反して扱いがぞんざいで悲しくなります。
で、棟梁の清盛の塚もその人物像やら存在から考えたら滅茶滅茶地味な扱いです。
神戸に引っ越してくるまで清盛の塚があることなんて知りませんでしたからね。
もうちょっとリスペクトがあっても良いように思うんですが…
敷地はほとんど神社と駐車場
更にはこの一角はほとんどが住吉さんとお稲荷さん、それに向かいにある料理店の駐車場になってます。
塚に当たる部分は1/5ぐらい。
税金とか諸々考えたらわからんでもないんですけど、酷いもんです。
それなりに古くからある石塔とかがあるんですけどね。
ちょっとさみしいです。
そういえば船で周遊して観光資源にとか言ってた気が…
この辺りは運河が通ってまして、ちょっと昔には貯木場になったりしてました。
最近見なくなりましたよね。貯木場。
神戸市としてはここの「兵庫運河」ってヤツを推したいようでして、観光資源として運河周りを開発。船を通して観光客を呼び込みたいんだとか。
実現すれば絶好のネタとしてこの塚が活きてくることもありそうですが、問題が一つあって、近くを走るJRの和田岬線が通る回転式の鉄橋が邪魔なんだとか。
いや、それこそ観光資源そのものと違うのかと思いますが、神戸市としてはあわよくば同線を廃止して並行して走る大赤字の地下鉄海岸線の増収に繋げたいようで、強固に和田岬線の廃線を求めているようです。
ただJRとしても和田岬線ってのはそこそこ黒字で廃線にする必要がないらしく、利害が一致しないんで話は平行線みたいです。
そんなわけで、ぞんざいな扱いを受けている清盛塚が整備されたり注目されたりってことは遠い未来の話になりそうです。
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