こっちはそれなりに動きます
先日、落とした上でイマイチな結果だったOlympusE-420に付いていたZuikoDigital 14-54㎜F2.8-3.5。
わざとやってるようにしか思えないピントリングの加水分解があったんですが、カッターでこそぎ落として無水アルコールで拭きまくったらなんとか使えるレベルまで持っていけました。
かなりアルコール使っちゃいましたけどね…
外装もフィルター含めて結構汚れてたのでキレイになってスッキリしました。
フォーサーズはランナップがイマイチな気が…
旧フォーサーズってレンズのロードマップというかランナップというか、品揃えがイマイチなんですよね。
たまに「おおっ!」ってレンズはあっても、35㎜フルサイズで言うところの16-35㎜・24-70㎜・70-200㎜のF2.8通しのような、ド定番がなくて若干クセのあるものばかりなので、ちょっと敬遠しちゃうところがあるんですよね。
確かにF2通しのZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2.0 SWDやらZUIKO DIGITAL ED 35-100mm F2.0なんてのは魅力でしたが、標準系はZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD以外大体14㎜、つまるところ35㎜換算での28㎜スタートなんで使い勝手が微妙です。
望遠ズームもZUIKO DIGITAL ED 35-100mm F2.0のワンランク下がZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWDと道灌さん100㎜スタートなんで使い勝手が悪そうです。
単体で考えたら面白いレンズなんですけどね。
広角に至ってはZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F4.0なんて大仰なレンズの次のクラスはZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6なんて微妙な焦点距離とF値のレンズがラインナップされていて、後はZUIKO DIGITAL 11-22mm F2.8-3.5なんて癖の強すぎるのしかありません。
何というか普通は買えないようなハイエンドの次がメチャメチャ微妙なレンズしか無いんですよね。
単焦点レンズも魅力的なのが全然ありませんしね。
まあ、その中でまあマシかなーってのが今回のZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5なんですよね。
マイナーチェンジされて2型が出てるのが良かった証左です。
ちょっとビックリしたのが
ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5を弄ってて驚いたのが、ボディに付けて電源を入れないとフォーカスリングが回らないこと。
態々モーター使ってフォーカスリングを駆動してるんですよね。
懐かしの「パワーフォーカス」を彷彿とさせるギミックです。
さらにはフォーカスリングの稼働幅が非常にタイトでマニュアルフォーカスをさせる気が無いように見えました。
まあ、確かに井戸の底を覗くような旧フォーサーズの光学ファインダーで微妙に暗いレンズを駆使してマニュアルでピントを合わせろなんて罰ゲームみたいですが、この辺を空気読まずに思い切っちゃうのがOlympusらしいです。
確かにフィルム時代じゃあるまいし大体フォーカスはオートフォーカスかライブビューのピーキングで合わせますからね。初めからマニュアルフォーカス使うなんてマクロの時ぐらいのもんです。
ただ、此処はマニアな人の意を汲んで多少古い操作系をしやすいようにしとかないとダメだったんでしょうね。
まあ、ちょっと腐してしまいましたが、概ね優秀なレンズっぽいです。
ボディも頑丈なE-3で使ってやったら大丈夫でしょう。多分。
これで我が家の旧フォーサーズがチョットだけ復活しました。
あとは撮るだけです…
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