色々謎なEF100-200㎜F4.5A
毎度のジャンク籠案件。
今回はEF100~200㎜F4.5Aです。
このレンズって結構謎なヤツで、直進ズーム意外に弄るところがありません。
フォーカスリングはもとより、当時の稚拙なトートフォーカスをフォローするためのフォーカスレンジ切り替えスイッチも付いてません。そんなことよりAF/MF切り替えスイッチもすら無いというのっぺらぼうです。
その割にはレンズ前群が回転してフォーカスを合わせるので、作動させると結構大きめなモーター音を鳴らしながら前玉がグリグリ回ります。
なかなか謎なレンズです。
EOS750/850用?
どうもこのEF100-200㎜F4.5AッてヤツはEOS750/850用って感じですね。
登場年代も1988年とドンピシャなんで、おそらくEOS750/850用と組み合わせてフルオートで使うために用意されたんじゃないかと推測されます。
EF70-210㎜F4の廉価版ってところでしょうか?
お値段もお安く設定されていて定価は3万2900円。セット売りだと結構値引きもしていたでしょうし、なかなかお買い得感のある価格設定ですね。
レンズ構成は7群10枚、最小絞りはF32で最短撮影距離は1.9mとちょっと長め。
まあ「望遠は遠くのモノを撮るレンズ」って思い込んでる層がメインターゲットでしょうからそんなぐらいで良いのかもしれません。
悪くはないけど良くもない
とはいえ100㎜の焦点距離で1.9mってのは(当時としては)別に悪い数字じゃないですし、使い勝手もそれほど悪くないはず。
オートフォーカスはUSMでもSTMでもないのでうるさくて遅いですが、使えないこともなさそう。
何よりもEOSR6とに付けて撮るなら、まあまあピントも合わせてくれるので、結構お買い得なのかもしれません。当時のEOS750とかに付けちゃうとイライラさせられそうですけどね。
ただ、何分古いレンズなんで、中玉の端っこにチョットカビが発生しかけてました。
黴って伝染っちゃうんで健常なレンズと一緒に保管するのは避けた方が良いかもです。
まあ、それほど使わないでしょうからケースに放り込んで乾燥剤漬けのモスボール状態にしておこうかなと思ってます。
いやそれよりも試写が先だな…
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