懐かしのニーヨンゴーマル
毎度のドフ巡りで見つけたMINOLTAの24-50㎜。
あの時代にしては珍しく開放F値がF4通しなのが親切設計なレンズです。
α7000発売時のレンズなんで、当時のMINOLTAが如何に本気だったかが伺える一本となっています。Nikonだったら3.5~4.5とかでしたからね。
何て事を思いながら他社を調べてみると、PENTAXもF4通しでした。凄いなPENTAX。
ってことはNikonが…
90年代には標準ズームが35㎜スタートだったこともあって、超広角と言えば24㎜も含むみたいな時代でした。実際は20㎜からが超広角的な扱いですが、24㎜の存在感が結構あった時代でしたね。
そんな中、安価な広角ズームと言えば24-50㎜。高校生写真部が三本目に買うかどうか迷うレンズの一本でした。残念ながらCanonからはその焦点距離のレンズは出てませんでしたが…
ジャンク箱の常連たち
α7000発売時のレンズって、距離環が長く取られているのでAFで不利だからか、はたまた単純にデザインが古臭いからか、ジャンク箱の常連なうえに安いラインで売られているのでそれなりにねらい目。但し最短撮影距離が長すぎたり、AFの時に矢鱈時間がかかるのを許容出来たらの話なんですけどね。遊ぶには良いレンズたちです。
よく見かけるものとしては35-70㎜F4、35-105㎜F3.5-4.5、28-85㎜F3.5-4.5辺りの標準ズームなんですが、35-70㎜はまだしも後は重くて寄れないレンズ(35-70㎜も寄れませんが)なので、其処を踏まえて楽しめる人向け。雑に扱われているので前玉に傷がついていることも度々で、実用性は皆無と言っていいほどです。
特に最短撮影距離の長いこと、つまり寄れないことは標準ズームとしては致命的で、昨今の優秀なキットレンズに慣れてしまっていては苦行にも近い最短撮影距離で、本当に厳しいです。
35-70㎜なんて何処か壊れてるん違うかと疑うほど寄れません。
玉石混合
そんな中、見つけたのが表題の24-50㎜F4です。
ジャンク籠にないっていると見た目が35-70㎜F4とソックリなんで間違えられたのか、お値段は500円+税。曲がりなりにも広角ズームで500円ってのはお買い得なので、すぐさまレジに向かいました。
エエ買い物しましたね。
でも、考えてみたらフィルムの時ですら凡庸な焦点距離の24-50㎜。生憎α900やらα99なんてフルサイズの高級機は持ってませんので、APS-Cサイズセンサー機で使うことになります。そうすると35㎜換算で×1.5倍の焦点距離になってしまうんです。
つまるところ36-75㎜。
35-70㎜と同じような扱いになるうえに、焦点距離短いのであんまりボケません。
残念なことに、35-70を素で使うよりも更に凡庸なレンズになりました。
試しにα550に付けて使ってみたんですが、何とも言いようのない使い難さ。何よりも問題はAFが迷いまくってシャッターが切れません。チャンスを逃すようなレンズでは普段使いは考えモノです。
やっぱりMINOLTA→KONICAMINOLTA→SONYと変遷してきた中で、相性問題みたいなのが発生してしまったんでしょうか。困ったもんです。
フルサイズ
とりあえず、APS-Cではそのポテンシャルが発揮できないみたいなので、フルサイズの導入があるまで寝かせていこうかと考えています。
とりあえずはα900が修理期限も切れてしまったことから値崩れしそうなんで、出物があれば戦列に加えていきたいと思います。
でも、
フルサイズ買う→24mmでは物足りなくなる→さらなる広角レンズの購入
みたいな図式が浮かんできますので、このまま進むとヤバそうです。
ああ、そうかコレが沼ってヤツか…