KODAKのフィルムって略称が面白いですよね
滅多に開けない引き出しから見つかったポジフィルム。
以前の職場にあった期限切れのを貰ってそのまま死蔵してました。
近くにネオパンSSもあったんで、どうもフィルム置き場として使っていた引き出しが使われなくなって、そのまま月日が流れてしまったみたいです。
どうも年取ると忘れっぽくなっていけません…
現在のフィルム値段を鑑みると結構なお宝的値段なんでしょうが、賞味期限が切れてるので価値はほぼゼロですね。
キチンと色が出るぐらいの時に使っておけばよかったと後悔しきりです。
思い出話
そういえばKodakのエクタクロームって、全盛期は無駄に種類がありましたよね。
エクタクロームのISO100だけでも
・EPN(エクタクローム100)
・EPP(エクタクローム100プラスプロ)
・E100GP
・E100GX
・E100S
・E100VS
・E100SW
ざっと調べただけでもこれだけあります。
中でもEPPやE100VSなんかは結構有名なんですが、私はEPNとかE100SWとかは記憶にないんです。みんなこれだけのフィルムを本当に使ってたんでしょうかね…
それにしても、これだけのラインナップだと業務用途が無くなったら生産続けられなくなっても仕方ないですよね。
売れなくなったら損益がエライ事になりそうです。
さらに、昔は撮りたいイメージに合わせてフィルムを選んだりしていたんで、ユーザーも大変でした。
今回のビンテージ度
因みに今回のブツは1996年(!!)が消費期限のEPR(エクタクローム64)
ISO64の内式リバーサルフィルムです。
考えてみたら私が入社する結構前に期限が切れてたことになります。
何とも言えん話です。
さて、
エクタクロームは外式のコダクロームと違ってカプラーを乳剤に含む内式フィルムなので、堀内カラーとかで1時間仕上げ出来たので便利でした。
あの現像待ち一時間のドキドキが堪らんのですよね。
ポジでのお仕事は少ししかしてないんですけど((笑))
カラーなんで…
同じ期限切れでも、モノクロだと多少は古ぼけても現像でなんとかなりそうなもんですが、カラーだと如実に色がおかしくなったりするんで、今回発掘したブツは使えないと思って間違いないでしょうね。
昔、無理やりにリバーサルフィルムをD-76でモノクロプロセスの現像をかけてやったことがあるんですが、真っ黒な廃液やらベース面が全然ヌケなくて濃すぎるフィルムやらでなかなかエグイことになるのでそれもちょっとなぁ…って感じです。
何よりも撮った写真がダメになるのがフィルムの怖いところ。
かと言って、どうでもいいモノを適当に撮って貴重なフィルムを浪費するのも面白くありません。
悩んでばかりで、このまま半世紀寝かしてしまいそうな勢いです。
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