一応、PENTAXの名機です
またも落としてしまいました。
今回はPENTAXのSPF&サンズーム85-210㎜F3.5です。
往年の名機と廉価版のズームレンズ。定番と言えば定番な組み合わせなんですが、特に欲しかったわけじゃないところが悲しいところ。
ジャンク籠の中にあったら持って帰ってしまいそうなお値段ではあったんですが、フィルム価格が高騰してる折、それほど欲しくないカメラに対して無駄な出費をするならフィルムの一本でも買えば良いって話ですが、中途半端な物欲に負けてしまいました。
PENTAXの名機
PENTAXと言えば思いつく機種は人によって様々だと思います。
中判の名機PENTAX6×7、同じく645、防水防滴のシーリングを施したプロ仕様LXや、小型軽量の最高峰MXなんてのもありますね。
でも、PENTAXを大手メーカーの地位にまで押し上げたのは、何と言っても当時珍しかったTTL露出計を内蔵して上手くパッケージングした「PENTAX SP」だと思います。相当売れたみたいですからね。SP。
私の伯父も持ってまして、私の高校入学祝いに下賜してくれようとしていたみたいですが、露出制御はおろかピント合わせも覚束ない当時の私には使いこなせるわけもなく、お断りした経緯があります。
そんなSPですが、露出計で明るさを図る際に絞りを絞り込まないと計れない「絞り込み測光」だったために、ピント合わせるたびに絞りを開放に戻したりする作業が結構面倒でした。
そんな面倒ごとを解消すべく、M42マウントというスクリューマウントながらもレンズの解放絞り値をボディに伝達して露出を図りやすくした改良型のSPFが登場します。
それが今回落札したカメラになります。
SP系列の持病
シンプルな機構で故障が少ないように思えるPENTAX SP系列ですが、シャッターを切った後ミラーが戻らなくなる持病が散見されます。
ジャンク籠に入っているSPより前のモデルのS2やらSVやらはよくこの症状に見舞われているのですが、SPでも発症するらいのです。
私の落札したSPFも残念ながら同じ症状が出てしまっていて、普段使うのに苦労しそうな予感しかしません。
貴重なフィルムを入れてもミラーアップで何コマも無駄になるのなら、他のカメラ使うほうがはるかにマシです。
今回のヤツも文鎮化が確定しそうです。
同梱のサンズーム
ボディはアレでしたが、その分同梱されていたズームレンズに期待が高まります。
当時の安物ズームではありますが、F値が暗くてマニュアルでピント合わせるのに苦労しそう。
ですが、今借りてるミラーレス機のEOS-Rなら、ファインダ-はEVFだしフォーカスピーキングも付いてるので、不便ながらも何とか使えそう。
コイツはアタリだと良いんですが…
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