Olympus E-10の発展型…
またもや「不要不急」なモノを落札してしまいました…
今回のブツはOlympusのE-20.
以前に購入したOlympusE-10の改良強化新型です。
何か「改良強化新型」って書くと、あの青いアンチクショウみたいな表現になりますね…
E-10の事はとっくにブログで書いたかと思ったら、未紹介だったのはチョット誤算。
E-10は一年ほど前にキタムラのジャンク籠で見つけたので、ちょっと迷いつつも結局確保して使ってみたんですが、その動きの遅さと400万画素というイマイチなスペックにいつしか使わなくなっていたのでした。
そんなわけで、動きが速くなって少し画質がアップしたE-20ってのは気になる存在。
とはいえ、遊ぶしか使い道を思いつかないカメラに数千円も出せるわけがなく、ほとんど忘れていたんですが、ヤフオクで見つけたんで遊びで入札したら落札してしまったと云う、いつもの流れで手元に流れてきたのでした。
マタヤッチマッタヨ…
CAMEDIAと言えば…
実は私、写真屋と新聞屋の合間に3月ほど電気屋に入社したことがありまして、その際の商材の一つがこの辺りのOlympusCAMEDIA系列でした。
就職先はSONYのお店だったんで基本的にはSONYを売るんですが、売り込み先が病院などの医療機関だったんですよね。
眼底カメラやら諸々、この時代はデジタル化への移行期間。カメラ関連でまだまだ弱いSONYよりは昇華型プリンター等々周辺機器が充実していたOlympusは商品として結構強いみたいでそこそこ売り込んでました。
そのシステムのハイエンドがE-10/20で、当時は垂涎の的でしたね。
なにしろ一眼レフは「一画素1円」時代。
普通に使える一眼レフデジカメなんて、おいそれとは買えません。
とはいえ、当時のEVFなんて使えたもんじゃなかったので、一眼レフ「擬き」なE-10/20は、一眼レフデジカメが買えない状態に対する現実的な解決策に見えたんですよね。
使ったことはありませんでしたが…
さてさて、そんなE-20
思い出補正全開だったんですが、E-10を入手してからはそんな気持は何処へやら。
書き込み処理をはじめとする各動作の致命的な遅さと画素数の少なさにすっかり気持ちが萎えていました。
ただし、兄貴分のE-20ならエエ感じに各部ブラッシュアップされてるんじゃないか?―みたいな期待は微かに残ってました。
そんなわけで蝦夷地からはるばる浪速の国までE-20がやってきてくれました。
商品説明にもあったんで驚きもしなかったんですが、グリップがエライ事になってます。
これはE-10の時にも味わったんですが、加水分解する素材をふんだんに使ったグリップ部がもう驚くぐらいにベッタベタになっています。
「もともと何十万円もする機械だったんだからもうちょっと素材選べよな…」
なんて思いますが、この素材を使ったカメラを見るたび触るたび、残念な気持ちになりますね。
今回は2㎜以上の厚みがあるグリップ部なので、遠慮なくカッターナイフでこそぎ落とします。数回でカッターの刃が大変なことになるので無水アルコールで落としながら悪戦苦闘すること10分ほどで大体のベタベタは剥がすことが出来ました。
E-10では更にフォーカスリングもベタベタになってたんですが、蝦夷地から来たカメラ故かここは大丈夫でした。
カメラ屋さんで聞いた「湿度が少ないところのカメラは加水分解が少ない」説はひょっとしたら本当かもしれません。
レンズとファインダーもアルコールで拭きまくったんですが、どうもクリアとはいかない雰囲気。ちょっと残念な気持ちになります。
まあ、とりあえずはこれで準備が整ったので、後は撮影してみてどうなのかってところですね。
今更誰の興味も引かないでしょうが、E-10と撮り比べて悦に入ろうかと思います。
A Short Course in Olympus Camedia C-3030 Photography
- 作者:Curtin, Dennis P.
- 発売日: 2000/07/01
- メディア: リング製本
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