無限遠が出ない偽L39マウントレンズ
昨年末にヤフオクで落としたロシア製ハーフサイズカメラのCHAJKA2。
ハーフサイズのCHAJKA2に36EXのフィルムを入れると一生撮りきれない気がしてしまうので、とりあえず付属のインダスター69 28mm F2.8レンズの描写でも見てみようかとEOSR6につけて持ち出します。
CHAJKA2のマウントはLeicaと同じL39マウント。
とは言ってもフランジバックが違うので互換性がないのは結構有名な話。
更に同じソビエト連邦謹製の一眼レフ、ZorkiCのマウントともネジ経は同じながらフランジバックが違うので、非常に厄介です。
大変便利なミラーレス
そんな悩みもフランジバックが激短のミラーレスカメラなら無問題。
マウントアダプターを噛ませばどんなレンズも取付可能です。
まあ、調子に乗ってレンズ増やしていくとアダプター代が結構かかってしまうんですけどね。
ちょうどライカMマウント用のアダプターを持っていたので、M→L39マウントアダプターを噛まして2階建てで使ってみます。
ZorkiC用やらCHAJKA2用にフランジバックを合わせたようなアダプターなんて用意されてるはずもないので、無限大が出ないけどまあ近景ならなんか撮れるやろうと思ってHAT神戸へ。
まあ、酷いもんです
ハーフサイズ用なので、イメージサークルもハーフサイズ用。
フルサイズにするとLOMOなんてメじゃないぐらいに周辺が落ちます。
というよりも円周魚眼レンズ並みに真ん中しか写りません。


F16(右)まで絞るとパンフォーカス手前っぽくなります
そりゃ当然かと思ってクロップにするんですが、28ミリレンズってのは×1・6倍だと絶妙に使い難い画角ですね。
加えてピントも酷いもんで、フランジバックの関係から無限遠がでないのは前述の通り。それでも近景なら大丈夫だろうと思って高をくくっていたのですが、目測のインダスターは最新のミラーレスカメラをもってしてもピントのヤマが掴みにくいらしく、普段はバチバチに使えるフォーカスピーキングが出て来てくれないのは難儀しました。
遠くに来ていたフォーカスピーキングの表示が近づいてきたら急に消えてしまって、画面上のどこにもピントがという気持ちの悪い状態になってしまいます。
まあ、こんなところが限界なのかもしれません。


F2.8(左)とF16(右)。どちらも×1.6クロップです
スクウェアなら?
ピントの問題は解決しないのでさておき、APS-Cにクロップして使ってみると絶妙な使い難さなので6×6的なスクウェアフォーマットで撮ってみたらどうだろうかと思ってやってみました。
思ったよりもイメージサークルが狭いみたいでトンネル感が結構キツめ出てしまいますし、丁度黒くなっているところとの境目辺りにパープルフリンジが出てます。
お仕事ではアレですが、表現的に使いこなせれば面白いのかもしれません。
こんな感じだと人物をモノクロで撮ったら面白いのかもしれませんね。今度やってみようかな?
フォーカスピーキングが使えないのがイタイですけど…
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