古い方で新しい方のF-1です
大学の同機から機材整理の名目でCanonのF-1を貰いました。
いやいや本当にびっくりです。
CanonF-1は昔から欲しかったんですが「今更こんなのイランやろうけど」みたいなノリでくれました。
新年早々ツイてます。
今年は良い年になりそうです。
昔から欲しかったんですが…
その昔、ベトナムでも買おうとしたぐらいに欲しかったんですよね。
CanonのF-1。
Newでも旧でもどっちでもいいから欲しいという節操の無さですが、やはりハイエンドって使ってみないといけませんよね。
学生時分はNikonだったのでF-1は気になる存在でしたが、さすがにシステム一式替えるほどの気力・財力も、それを行う理由もありません。
かといって、ボディと標準レンズだけを買ってちょっと使ってみるーなんて遊び要素の大きい買い方はできず「まあ、NikonF2の方がエエカメラやしな」なんて根拠なく思ってました。
その後、CONTAXとかを使って迷走しだすと再びF-1熱が再燃してベトナムで買いそうになったところは以前書いた通りです。
あの時買わなくてよかった…
整理品
そんな折、年末に荷物の整理をしていた学生時代の友人から、使わなくなったライトスタンドやらブームやらライティング用のアートレやらを譲り受けた際に「ついでにオモチャもやるわ」ってことで貰いました。
今更使い道無いやろうけどって言ってましたが、仕事はいつの間にか100㌫デジタルですし、未だにフィルムでも撮るって人は少ないんですね。フィルム高いですもんね。
露出計をはじめとして精度的には全く保証無しと言われましたが、腐ってもハイエンドのプロ用なんでよっぽどのことが無い限りは大丈夫だろうと高をくくってました。
よく言われるのが1/2000secの精度不足ですが、まあ、絞りゃええんちゃうかな?って甘い考えです。
旧F-1n
貰ったのは旧型F-1の後期型。
所謂’「旧」F-1の「n」とか「改」とか言われるヤツです。
1971年から発売されたF-1は1976年にフォーカシングスクリーンと巻き上げレバーに小改良を施してマイナーチェンジします。
それがこのF-1n(またはF-1改)ってヤツで、巻き上げレバーにプラスチックの指当てが付いたのが大きな特徴。巻き上げフィーリングは若干良くなくなってますが巻き上げ角が少なくなって使いやすくなってます。
また、巻き上げレバーに指当てが付いたことで少し新しい雰囲気もまとってます。
残念なのは露出計電池で、時代相応に水銀電池。
貰った機種は液漏れしてないですが、100円ショップにも売ってない電池を使ってるのがウイークポイントですね。液漏れすると厄介な電池でもあります。
流石はF-1
久しぶりにF-1を触ってみると、シャッターを切った時のフィーリングが最高ですね。
メチャメチャタイムラグも少ないので動きモノとか撮るのにピッタリな感じ。
流石は「5年の歳月と数十台分の開発費をかけた機種」って感じです。
これとモータードライブとフィルム交換してくれるアシスタントが居れば、どんな撮影でもバンバン撮れますね。フィルム代がものすごいことになりそうですが…
そうそう、FDのレンズやらはとっくに売り払ってしまってたので、これを機にジャンク籠漁りが捗りそうで怖いです。
寄る年波…
ただ、置物(オモチャ)って言われてただけあって、少し動きがおかしいんですよね。
たまにシャッター切った後にミラーが戻らなくなります。
ただ、以前のPENTAX SPFみたいに全く戻ってこないような症状
ではなくて、少し巻き上げレバーに指をあてたらすぐに元に戻るので、そこまで致命的に使い勝手が悪いわけではないのですが、若干気になります。
まあ、ハッセルもシャッター切ったらブラックアウトしてフィルムを巻き上げたら戻るので気にしないでもエエかな?なんて思ってます。
とりあえずフィルム詰めて外に持って行こう…
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