コンセプトは秀逸なんですが
そういえば最近埃を被っているRicohのGXR。
レンズ・撮像素子ユニットと操作系・裏面液晶ユニットの二部構成で、レンズを変えると撮像素子も変わる面白いシステムでした。
デジタルカメラの進化は撮像素子に係るものが一番大きくて、此処を交換式にすることで常に最新の状態を保てるといったスタイル。
コレが流行らなかった理由としては、撮像素子と一体になったユニットの単価が高価になり過ぎるため、レンズの為に交換ユニットを買うのが結構大変になると云った至極当たり前のデメリットが当初想像した以上に大きかったんじゃないかと考えられます。
そんなわけで、投げ売りの同機をS10ユニット(1インチユニット・35㎜換算24-70㎜のズーム付き)と共に買ったんですが、ズーム付きのコンパクトデジタルカメラにありがちな埃の混入で使わなくなり、その後APSーCサイズのセンサーに28㎜相当のレンズが付いたA10ユニットを購入して今に至るわけですが、なかなか使わなくなって久しかったりします。
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大きさとギッチリ感が素晴らしい
成熟した工業製品は小型軽量を目指して進化していきます。
カメラもその最たるもので、新製品は旧製品よりも小さく軽くを目指して作られますが、所詮は人の使うものなんで小さくするのにも限度があってそこそこの大きさで小型化は完了します。
フィルムカメラだとファインダーやらフィルムやら汎用電池やらでおる一定の重さは担保されるんですが、デジタルカメラだと色々と端折れるのでびっくりするぐらい軽くなります。
軽くなるのは良い事なんですが、軽すぎるとブレ易くなりますよね。
大きさに関しても女性の手と男性の手は大きさが違うんで、理想とする大きさは違うんですが大体小さい方に合わせてきます。そうなると手の大きい私なんかは大変使い難くなるんです。
でも、Ricohのコンパクト機は程よい大きさと重さに纏められていて、撮り手の事を考えた作りになっているなと持つたびに思います。
Ricohは小さいカメラを作るのがの上手いですよね。
GRが有名ですが
もう、GRって言ったらブランドっぽくなっていて熱狂的なファンもおられますよね。
スナップと言えばGRってぐらいになってます(最近は元気ないですけどね)が、ちょっと上手くパッケージングされ過ぎている気がします。
そんな優等生なGRと比べてGXRは纏め損なった感というか、ちょっとパッケージングし切れなかった感じが何となく好きです。
もう未来なんて無いんですが、何となくその先がありそうな感じがイイんですよね。
重さ・大きさと共になさそうでありそうなポテンシャルを感じます。
実際、もうちょっと拡張ユニットや外付けファインダーなんかのアクセサリーを入手しないと偉そうに語れないんですが、イチイチ高いんですよね。
なので最低限の装備で遊んでますが、本体部というかシャッターボタンと背面液晶があるところが結構ガタ来てまして、電池室もクイックシューとかで蓋をしないとちゃんと閉まりません。
これは何度か落下させたときに電池室の蓋を止めるところが割れてしまった為でして、マグネシウム製のボディが若干欠けてしまったんですよね。
各部昨日は正常に動いているので、GXR自体が相当丈夫である証左みたいなもんなんですが、やっぱりちょっと使い難い。今更買い直すのもアレなんで騙し騙し使ってます。
良い出物があったら買い替えたいんですがねぇ…
ただ、EOSR6買っちゃったんで、マウントアダプター器としても使うことなさそうですし、扱いに困ります。
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