国内未発売のEOSです
またもやヤフオク案件。
途上国向けのモンキーモデル、昨日簡略版のEOSです。
ちょっと考えたらEOSKissと言うかRebelを売っとけば良いような気もしますが、更なる簡略版&廉価版が必要だったみたいで、昔からCanonは海外向けの廉価版が結構存在します。
「自動露出」なんてのが特別だった時代からそれは存在してまして、有名どころではバカ売れした「連写一眼」のAE-1から自動露出(AE)を抜いて、旧式機と同じような性能に落とした「AT-1」などと言う面白カメラが存在しますし、オートフォーカスの時代にも態々EFマウントなのにオートフォーカス機構を抜いたEF-Mなんて変わり種もありました。この二機種は常々欲しいと思って狙っているんですが、なかなか良いモノが出てきません。コロナが収まったらこの辺を探しに海外に行きたいもんです。
そんな感じで、海外では目新しい機能を省いてシンプルにしたカメラに対して一定数の需要があるみたいです。
Rebel
あと、国内で売られている機種でも海外では名前を変えて発売したりしてますよね。
昔ジャンク籠から拾ってきたEOSRebelなんてのは北米ではベストセラー。
はじめはEOS1000の海外向けモデルだったのが、EOSKiss時代になってもRebelⅡとか名前を変えて発売され続け、今では現行のEOSkissX10iがRebelT8iと名前を変えて売られています。
亜米利加ではkissなんて甘っちょろい名前じゃなくてRebel(反逆者)って名前の方がウケるってのが面白いですね。
さて本題です
さてさて、今回のブツはそんな海外向けでも異色のEOS888。
アハトアハトアハトですな。
欧羅巴向けにはEOS5000の名前で売られていたみたいですが、「888」っていかにも中国でウケそうなネーミングの方が似合います。
中身はEOSkissの簡略版。操作的・機能的にはEOS700のブラッシュアップ版って感じ。
デザインはkonicaのFS-1みたいに野暮ったい感じがステキです。
検索してみたらまだ嫌われてない頃のジャッキーチェンがCMしてました。
そういえばこのカメラが発売されたのは1995年。まだ香港返還の前ですね。
その他細々と
EOS700みたいと言ったのは、軍艦部のシャッターダイヤル。
シャッター優先でB・1/8~1/2000までのシャッター速度が任意に選べるようになってます。同軸上にシーンセレクトモードがあって、モードセレクトダイヤルを兼ねてます。
判り易いような判りにくいような感じ。
面白いのがフィルム巻き戻しの表記もダイヤル上にあって、うっかり途中で巻き戻してしまいそうです。
こんなところに巻き戻しボタンなんて付ける必要があったのかどうか…
因みにEOSKissベースなんで、この時代のEOS系列特有の症状、シャッターダンパーがベタベタになる症状が出てきてました。嫌になりますね。
あと、今と違ってオールプラスチックでレンズマウントもシャッターレールも真っ黒。
さらに、電源はこの時代特有のリチウム電池。高いヤツです。
CR123Aを二本使うんで、1500円ぐらいかかるという困った仕様。悪い所ばっかり踏襲するんで困ります。
アジア向けのEOS888にこのお高値い電池はどうなのかと思ってたんですが、色々検索してみた単三電池を使うためのバッテリーグリップ「PB-8」なるアクセサリーがあるみたいです。流石は海外仕様。
でも、存在すること以上のことはわからなくて入手は絶望的。
まあ、25年前のエントリー機に使うアクセサリーなんて手に入りませんわな。
ちょっと高いけどリチウム電池を買わなくては…
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X8i レンズキット EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM 付属 KISSX8I-1855ISSTMLK
- 発売日: 2015/04/17
- メディア: Camera
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