雑食カメラマンの雑感記

神戸でフリーカメラマンをしています。写真やカメラのことを主に書いていこうと思いますが、たまに脱線します。よろしくお願いします。

そしてテレコン 収差的なのを楽しむ用…

レンズと一緒にこんなのも入ってました

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今回はM42マウントのテレコンです

前回落札したKR-10のオマケでレンズその他が入ってまして、細々したアクセサリーも入っていたのですが、その中にテレコンもはいってました。

 

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ズームレンズが標準装備となる前は、結構一般的だったアイテムがテレコンバーター、略してテレコンです。Canonとかは「エクステンダー」とか言ってますが、一般的にはテレコンの方が通り良いですよね?まあ、その呼び名もNikonの「スピードライト」みたいな言い回しですね。商標登録とか絡んでるのかもしれませんね。

テレコンバーター略してテレコン

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ただの筒って感じです。埃が…

ご存知だとは思いますが、カメラとレンズの間に別の光学系を挟めばレンズの焦点距離が1.4~3倍になるのがテレコンってアクセサリーの概要です。

このテのアクセサリーは種類が豊富で、中にはレンズ内にオートフォーカス駆動用のモーターが無い時に代わりに駆動させたりマニュアルフォーカスのレンズがオートフォーカスで(無理矢理)駆動させたりと、更なる機能を詰め込んだものもありますが、本来の目的はレンズの焦点距離を延ばすこと。

大体、標準レンズでも使用可能な汎用タイプと後玉の引っ込んだ望遠レンズとの使用を想定して高性能ながら一部レンズのみでしか使用できない望遠専用タイプがあります。

で、今回オマケであったのは汎用タイプ。

昔の人は望遠レンズ高いのでテレコンで済ますことが多かったみたいです。

確かに望遠レンズ買うよりも安上がりでコンパクト。

パッと聞いただけでは夢のアイテムです。

焦点距離は二倍明るさは1/4

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装着したらこんな感じ

勿論、そんな良い話ばかりではなくてウイークポイントもシッカリとあります。

先ずは画質の劣化。

当然と言えば当然ですが、間に要らない光学系が挟まるんでマスターレンズの悪い所が浮き彫りになります。悪い所がより目立つので使い方によっては面白いんですが大方の人が思い描く結果よりも悪くなることの方が多いです。

まあ、望遠効果を得たいときにテレコン噛ますことで100㌫解決するなら望遠レンズなんて洋ナシになりますからね。当然と言えば当然です。

それと同じかそれ以上に問題なのが暗くなることです。

焦点距離が1.4倍のモノで絞り一段、2倍だと2段暗くなります。

単純に50㎜F2のレンズに1.4倍のテレコン噛ますと70㎜F2.8になります。

同様に2倍のテレコンだと50㎜F2のレンズが100㎜F4になります。

思ったよりも普通ですが、これが135㎜F2.8とかだと1.4倍で189㎜F4、2倍だと270㎜F5.6になります。

単焦点レンズを使った方が画質も使い勝手もいいですね。

因みにちょっと前にもCanon用を入手してたりします。

 

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で、オマケはというと…

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ひょろ長くなるのでバランスはイマイチ

今回入手したのは2倍のテレコン

マウントはM42マウントなんで、見た目はネジが切ってあってガラスが中に詰まってる金属の筒です。あんまり精密感とか感じないタイプ。

因みにChinon製で初Chinonだったりします。

そして2倍テレコンなんでレンズが2EV暗くなるタイプです。

ISO感度のレンジが劇的に広くなった昨今のデジタルカメラでは問題無いように思いますし、フォーカスピーキングなんかを利用すれば使えなくもないかなと思うんですが、当時の暗いすりガラスファインダーにF値の暗いレンズ、低ISO感度フィルムの使用等々、当時の人はよくこれ使えたもんだなと感心します。
とりあえず晴れた日にでも持って行って使用してから文句言おうかなと思います。

ワクワクしてきました。

 

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ケースは何故かPENTAX

 

 

 

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