悪い意味でEOS1000と大変似合うレンズです
セットモノのEOS1000に付いてきたEF35-105㎜F4.5-5.6。
EOS1000に合わせて非常にチープな外観&構造です。
接点とモーター以外は全部プラスチックちゃうかって程のプラスチッキーで、ズームリングを回すとギシギシ言うのがご愛敬。
見た目も同時金もEF35-80㎜F4-5.6と瓜二つで、安っぽさにかけてはこのシリーズの右に出るものはないと思ってます。
事実、後継のシリーズからはデザイン変更されましたからね。このデザインは不評だったんだと思います。
まあ、デザインで写真撮るもんちゃうからって話ですので写りさえ良ければ良いんですが、その辺は老獪なCanonだけあってちゃんとしてます。
ただ、色々省略してるのでマニュアルでのピント合わせとかは苦手です。
レンズの前縁を掴んで回すのって正規の使用方法には思えないんですよね…
あとAFもUSMやらSTMなんて良いのではなくただの円弧モーターなんで、サーボAFにしてるとすっとギーギー言ってて煩いことこの上ないです。
当時はバカ高いリチウム電池使用のカメラばっかりだったんで贅沢にサーボAF点けっぱなしなんて出来なかったんでしょうが、今では充電池なので湯水のように電力を使えるためにスイッチONの時はずっとギーギー言わせてます。
多分製造されてから今が一番モーター動かしてるんじゃないでしょうか。
因みにこのレンズ、最短策栄距離は0.85mなんで、全然寄れません。
35㎜で85㎝しか寄れないのはさすがに辛い…105㎜の時も同じ85㎝なんで望遠域では結構寄れる方かもしれませんが、普通に不満が出るくらいの最短撮影距離。
EOSR6に付けてみたんで、寄れないところは×1.6のクロップでカバーしてみたらギリギリ及第点って感じです。
因みに描写は何とも言えないぐらいに眠い感じ。天気のせいもありますが全体的にドロッとした描写ですね。あんまり好みでは無いです。
まあ、使えなくはないけど最短撮影距離の長さと35㎜って広角の弱さが厳しいですね。
あと、正常に稼働すると思ってましたが、絞り込んだら「レンズとの通信エラー」ってのが出て撮れなくなりました。
暗いレンズなんで開放でばっかり撮ってたので気づくのに時間かかりました。
まあ、オマケなんてこんなもんですよね。
結局は要らないカメラのレンズキャップ代わりって使い方しか無いような…
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