なんでもかんでも「PROGRAM」ってネーミング
先日のジャンク漁りで見つけた逸品。
MINOLTAの「PROGRAM BACK 90」です。
当時の一眼レフは、裏蓋を交換して日付写し込みや機能追加をするのが流行りでした。
このテのアイテムはフィルム確認窓が標準装備され始めた80年代末辺りから急速に増えた気がします。フィルムメモホルダーってのが無くなったので素のままのカメラ裏蓋だとすっきりしすぎて、小さな液晶部でもあると何だか頼もしく思えたものでした。
因みにフィルムメモホルダーってのは、フィルムの外箱短辺の正方形部分を千切り取ってカメラの裏蓋に貼り付け「今入ってるのはこのフィルムですよ」ってのを覚えておくためのもの。
忘れっぽいと、フィルムを交換した時に忘れていて中身はTRI-XからPlus-Xに替わっているのにTri-Xの箱蓋を付けっぱなしーなんてことも多かったんですが、フィルム全盛期は何か月もカメラにフィルムを入れっぱなしでいるなんてことが無かったんで、余り不便を感じたことが無かったんですよね。
不便を感じることが無いんですが、無いとどうもおさまりが悪いんですよね。
そんな時に高機能データバックがあると、自分のカメラが何だか高性能になったみたいでちょっとテンション上がったもんです。
出来ることと言えば…
とはいえ、所詮は前世紀の技術。
出来ることと言えば日付/時間の写し込みとナンバリングや文字の写し込み程度です。
あとはお約束のインターバルタイマー機能ってところですが、なぜこの時代のヤツはインターバルタイマー好きなんでしょうね?使ったことないですけど…
だいたい「コマンドバック」とか「テクニカルデータバック」とかの大袈裟な名前が付いた裏蓋はインターバルタイマー機能が付いてます。
データバックは時計内蔵なんで機構的にやりやすいんでしょうが、定点撮影なんてのは結構な特殊用途ですよね。ヤマネコの観察とかイノシシの通り道とか学術的用途以外で使うシチュエーションが思い浮かびません。他なんかありますかね?
ただ、そんな使いもしない無駄機能なんですが、何故か惹かれてしまうのは病気みたいなもんです。重傷です。
なのでついつい買ってしまいましたPROGRAM BACK 90。
お値段はケースが付いて300円。驚きの安さです。
α9000…
こう云った類のアクセサリーは品番に対応機種が隠れてたりします。
PROGRAM BACK 90って名前からして「はは~ん。α9000用やな」なんてのは容易に想像できます。コレが「PROGRAM BACK 70」ならα7000用です。α5000用はアクセサリー自体殆ど無いので無視して大丈夫です。
丁度、ヤフオクで落としたα9000が家にあるので交換してみました。
ウチのα9000は裏蓋のゴム部分がボロッボロなので、交換するとボロが隠れてイイ感じ。
やっぱりα9000はカッコイイですね。歴代のAF一眼レフの中でもダントツのデザインです。
α7700i系も嫌いではないですが、信頼感のあるデザインってところだとα9000に軍配が上がる気がします。実際に信頼できるかは置いといて…
付けては見たものの
そういえばα9000は裏蓋交換で当時はやりの「マルチスポット測光」が出来ると聞いた事があります。
OM-3やOM-4、あとOM-2SPはファインダー内の表示だけでやってのけますが、ファインダー内の表示情報が心許ないα9000だとちょっとしんどそうです。
PROGRAM BACK 90も液晶画面はありますが、2行程度では何をか言わんやです。
よくよく調べてみると、このPROGRAM BACK 90の上位機種でPROGRAM BACK SUPER 90というのがあって、コイツがマルチスポット測光を可能にしてくれるそう。
ってことで今度はPROGRAM BACK SUPER 90が欲しくなってきました。
でもその前に、何よりもこのα9000は不動品なんですよね。
先ずは本体を何とかしないといけません。
今年の目標はα9000の復活も掲げないといけませんね。
スチルビデオバックSB-90も欲しいことですし…
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