Zuiko銘ではないんです
確実に「終わった」システムのOlympusAF第一世代。
出来損ないのOM707に始まって、敗戦処理のOM-101で幕を閉じたOlympusのオートフォーカスシステムです。
旧来のOMシリーズとは交換レンズの互換性も事実上なくて、レンズも当初に発売されたものに加えてOM-101時代にハネウェルとのAF訴訟に絡んでPFとなったものを加えたぐらい。
発売されたレンズも
- 24㎜F2.8AF
- 28㎜F2.8AF
- 50㎜F1.8AF
- 50㎜F2PF
- 50㎜F2.8AF
- 28-85㎜F3.5-4.5AF
- 35-70㎜F3.5-4.5AF
- 35-70㎜F3.5-4.5PF
- 35-105㎜F3.5-4.5AF
- 70-210㎜F3.5-4.5AF
の計10本しかありませんでした。
その数少ないレンズ群のうち、35-70㎜F3.5-4.5AFと70-210㎜F3.5-4.5AFの本をジャンク箱で見つけたのですが、どうも気が進みません。
もっと欲しい人が居るんじゃないかとか考えてたんですが、再度訪れた際に35-70㎜F3.5-4.5AFが売れてしまってるのを見て、惜しくなってしまいました。
ボディはOM-101しか真面なの無いんですけどね…
唯一の望遠ズーム
前述の通り、10本しか発売されなかったオートフォーカスのOMレンズ。
事実上、この70-210㎜F3.5-4.5AFは唯一の望遠レンズって事になります。
考えてみたらOMのAFレンズ、人気は無くてもタマ数が少ないので結構レアなレンズ。
そんな珍しいレンズがジャンク箱に転がってたのです。
お店では見かけることがほとんどないので、結構貴重かなと思ってついついお買い上げしてしまいました。
お値段も500円なんでタバコ一箱よりも安いです。
凄い時代になったもんです。
矢鱈とデカい
それにしてもこの 70-210㎜F3.5-4.5AF、矢鱈とデカいです。
AF一眼レフ第一世代の標準的な大きさよりも感覚で2割増し位大きくて重いです。
性能的に妥協してないってところなのかもしれませんが、小型軽量がウリだったOlympusなのに、AF化したら急に肥大してしまったってのがAFのOMが売れなかった原因の一つなのかもしれません。
明らかに他社よりも大きくて75-300㎜クラスの大きさです。
大きくて重いけど、ボディも小さくはないけどレンズを付けてみたところのバランスは別に良くも悪くもない感じなのが悲しいです。
このレンズ付けるにしてはオートフォーカスのOMボディは頼りないんですよね。
ジャンクの理由
ジャンク箱に無いってるには訳があるんですが、コイツも漏れなく問題抱えてます。
困ったことに中玉にカビが生えてるんですよね。
地味にですが…
バラして戻らなくなってもアレなんで、このままにしておこうかと考えてます。
そのほかは問題無いんですけどね。
跡はレンズとボディのキャップが無いのでちょっと困るなってところ。
いくらジャンクでも傷いかせてさらにジャンクになったらただのゴミになりますからね…
使い道
買ってしまったはいいものの、このレンズの使い道ってのは実際無いんですよね。
困ったことに。
でも、OM-101に付けた感じは思ってたよりも良くて、OM-101にフィルム詰めてみたくなりました。
当時のOMがどれほどだったか試してみたいところです。
ただ、レンズの値段よりもフィルムの方が、カラーで現像にだしたらボディ代足したぐらいの価格になってしまうのが恐ろしいところ。
フィルム代はケチっちゃダメなんですが…
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