Canonの脱バルナック型レンジファインダーです
またもやヤフオクで散財…
CanonのModel L2ってヤツです。
ザックリしたスペックですが、LeicaのLマウント(L39マウントです)のレンジファインダーカメラでバルナック型の模倣から脱却しつつあったCanonらしい形のレンジファインダー機です。
ファインダ表示は50㎜と35㎜、それにRFとした距離計のみの3種類が選べます。
シャッター速度はT・1~1/500secと少々物足りないですが、L2は廉価版なので1/1000なんていう高速シャッター(⁉)は最上位機種にしか積まれません。TRI-Xなんて詰めると大変そうです。
フィルムカウンターは手動復元式なので、このテの古いカメラなるフィルムカウンターの自動リセットが壊れてるなんて自体は起こり得ないのが嬉しいところ。
仕事やらなにやら重要な時に使うことが少なくなった昨今のフィルムカメラ事情では、自動復元式でない方が変な意味で便利です。
因みにこの時代Canonのカメラには同じような名前・形のヤツが沢山ありまして、このCanon Model L2にも類似品としてVL2ってのがありました。
VL2は学生時代にLeicaの代用として買ってしまたことがあって、以前書いたかもしれませんが昔、大阪中央郵便局の社員食堂ヨコにあった局員用の写真屋さんで買いました。
今は先輩の家に貰われて行ってしまってますが…
blog.kobephotomic.workVL2とこの度買ったL2との違いはセルフタイマーの有無とハーフミラー・プリズムの金メッキ処理を、生産途中からより見えの良い銀メッキ処理にと変えたってことらしく、VL2の方が上位機種みたいです。発売時期は一年違いでL2の方が古かったりしますが、同じよな名前と形で発売時期が一年しか違わないのでは色々と間違いが起きやすかっただろうことは想像に難くないです。
ファインダーが見難かったりシャッタースペックがショボかったりはしますが、シャッターを切った際のタイムラグは流石に小さくて、非常に好感が持てます。
後発で上位モデルのCanon7よりもシャッターのキレは良くて、この辺りはレンジファインダーの面目躍如ってところ。
大変気持ちのいい操作感です。
CanonのL39マウントレンジファインダーカメラはオークションだと安値で出されてることが多いのですが、最後の30分で驚くほど値段が上がって結局買えなかったりすることが多いです。
コイツもそうなのかと思って試しに入札してみたら、あっけなく落札出来てしまたのでチョット拍子抜けしました。
ですが…「落札出来てしまった」ってときは大体が不具合品だったりします。
一応、今回のは説明文に不具合の記載は無かったのですが、届いたブツを調べていると距離計の連動レバー・ローラーの動きが大変悪かったです。
押し込んだらそのまま奥に押されて戻ってこないので、距離計でピントを合わすことが実質出来なかったりします。
距離計が壊れたレンジファインダーって何やねんーって状態。
グリス切れとかそういった症状な気がするので、此処は是が非でも治したいところ。
暇になったら治そう…ってこれで何台目だろう…
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