雑食カメラマンの雑感記

神戸でフリーカメラマンをしています。写真やカメラのことを主に書いていこうと思いますが、たまに脱線します。よろしくお願いします。

MINOLTAα9000 プロ用一歩手前の魅力

ヤフオクってヤツは…

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大好きな形のα9000です

時は1985年、α7000の大成功を受けたMINOLTAは上位機種のα9000を発売。

オートフォーカスの一眼レフ市場でCanonNikonがコンシューマー向けの機種で探りを入れているときに「プロ用」と称して登場したαシリーズの2番手です。

まあ、Nikonは初っ端が実験機みたいな形の「F3AF」だったんで、ちょっと違うかもしれませんが…

閑話休題

このα9000、基本スペックはプロ用を名乗るだけあって充実しておりまして、最高速1/4000sec、シンクロ1/250secの高規格なシャッターユニット、基本は手動巻き上げ・巻き戻しながらも外付けで秒間5コマを巻き上げるパワフルなモータードライブ、モータードライブがデカすぎる人用に秒2コマのオートワインダーも用意するなど、CanonのF-1みたいな手の込みよう。

測光方式もOlympusOM-4やCanonT-90のようなスポット測光にハイライト/シャドーコントロールも備えるという充実ぶり。

これらの機能を備えたボディにα7000でヒットしたオートフォーカス機構を組み合わせ、更にαシリーズの豊富なアクセサリーも共用できるという、当時の市場要求に可能な限り答えたようなカメラでした。

まあ、何と言ってもデザインが…

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まあ、絶対に使わないであろうタテ吊りストラップ金具も備えてます

とは言っても、80年代中期の製品。

オートフォーカスの精度とスピードなんて使い物にならないレベルですよね。

その昔α7000を所有していたのでその辺りは理解してます。

それを補って余りある基本スペックの高さが魅力な本機なんですが、基本モータードライブやワインダーは単体では手に入らないと思って間違いありません。

どちらかと言うと巻き上げレバー&オートフォーカスと言う妙な感覚を味わいたいというのが本音です。

あとはデザインですよね。

この頃のMINOLTAは商品が売れまくっているからかとても勢いがあって、どれもそれなりに良いデザインなんですが、その最高峰がこのα9000だと思ってます。

直線を基調としたデザインは丸っこい最近のNikonCanonを見てると新鮮です。

高校生の頃からいっぺん使ってみたいと思う機種でした。

定番のヤフオク

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測光切り替えスイッチと巻き戻しクランク部分

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巻き戻しクランクは独特の形で、これまた使い易そう


ただ、そこまで必要性が無いもんで「ジャンクで転がってたらいいな~」ぐらいに思いながらン十年。縁が無かったんですね。買うことはありませんでした。

中古やジャンクがあっても微妙に高い値段なんでスルーしっぱなし。流石に動作未確認なカメラに5000円は出せません。

そんな時に、ふと「α9000ってヤフオクでナンボぐらいだろう」なんて思いついたのが運の尽き。

動作未確認とされたα9000がボディのみ820円で出ていたのでとりあえず入札したら誰も入札してこなくて、そのまま落札してしまいました。

なんだか既視感のある流れです。

商品到着

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定番の液晶漏れかと思いきや…

前回落としたCOSINAのCT9もその前に落としたRicohのXR-7Mk2も、曲がりなりにも動いたので油断してましたが、今回はなかなかのツワモノでした。

先ず到着した商品を梱包から出すと、マウント部からポロっとファインダースクリーンが落ちてきました。

「嗚呼、此処からダメか…」

なんて思ったんですが、落ちたファインダースクリーンは意外にもすんなりとハマったので一安心。でも画面の真ん中左上に大きな黒点があります。ファインダースクリーンが汚れていると結構モチベーションが下がるので残念なところ。

そんな状態で送られてきたってことは、何だか嫌な予感がしてきます。

気を取り直して付属の汚いストラップを捨て、アルコールで各部を磨いて動作確認しようと電池を入れてみると、シャッター速度と絞り値が出るはずの液晶表示に「ISO100」の表示が点滅。どこかおかしいのかな?ーと「α9000 ISO100点滅」でググってみると、フィルムカウンターが途中でフィルムの感度を読み取る「DXコード」が読み取れないとISO100の表示が点滅して知らせてくるそう。

成程と今度は裏蓋を開けてカウンターをリセットしてみたんですが、裏蓋開けても閉めてもカウンターは「14」のまま。ジャンクでよくあるカウンターの故障みたいです。

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カウンターが「14」から戻りません…

でも、カウンターが戻らないとISO100は点滅したままだし、カウンターの故障ならばらして治さないといけないし…

どうも、これは電気系統か機械系統かどっちが壊れてるかわからないタイプの故障みたいです。厄介ですね。大変厄介です。

結構ワクワクしてイルフォードのHP5を用意して待ってたのに、これでは…

また文鎮が増えてしまいました。

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文鎮らしい風格です( ノД`)

 

ILFORD 白黒フィルム HP5 PLUS400 35mm 36枚撮り 1574577
 

 

 

 

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Super Ikonta 中古カメラフェアで衝動買いするとか…

6×6のスプリングカメラなら最高峰(私感)

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SuperIkontaです。

前回に引き続き古いカメラが続いていますが、今回は多分手持ちで一番古いカメラ、ZeissのSuperIkontaです。

SuperIkontaといっても、有名なセミ版のアレではなくて、6×6フォーマットで大人しい外観のヤツです。

この辺は形式名とか本体に書いてないので、どれがどれやらわからなくなるのが難点ですね。まあ、当時の貨幣価値なら家一軒にも匹敵するお値段だったみたいですので、名前間違うようなことは無かったんでしょうね。

6×6判はローライフレックスなんかの二眼レフや、ハッセルブラッドなんかの一眼レフもウエストレベルファインダーが一般的なんで、上から覗くフォーマットって印象が強いんですが、スプリングカメラとマミヤ6はアイレベルファインダーなんで、逆に違和感があったりしますね。

そう言えば昔読んだコアな雑誌に「蛇腹を通した画像は柔らかくてイイ」なんて書いてましたが、ド順光でフワッとした画像が出来るのはレンズが黴てる蛇腹に穴が空いてるかのどちらかなんで、修理に出したほうが良いと思いますね。

SuperIkonta

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蛇腹がエエ感じです。

さて、SuperIkontaと一言で言っても、結構種類があります。

大雑把に言って露出計の有無と距離計の種類がポイントでしょうか。

そのバリエーションで初期のSuperSixと言われるドレ―カイル式の厳ついヤツや、のっぺりとしたSuperIkontaSixⅢ型など結構細かく種類があります。

製造年もナチスドイツが勢いづいていた1935年から東ドイツワルシャワ条約機構に加盟する1956年までという非常にドラスティックな時代の中で生産が続けられ、改良されてきました。

で、私のブツはドレ―カイル式距離計でない方で(信用できない)露出計のついたⅣ型ってヤツらしいです。1956年製造みたいです。

思ったよりも新しい。

精度的にはドレ―カイル式の方が正確らしいんですが、経年劣化と保存状態の悪さから私の使い方にはⅣ型の方があってたのではないかと思ったりします。

大丸の中古カメラフェア

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デザインも秀逸です

明らかな趣味用のSuperIkontaですが、これを買ったのは結婚前。

何の用事でか思い出せないんですが、徒歩で難波から梅田に向かう途中に入った心斎橋の大丸で中古カメラフェアみたいなイベントを「偶然」やってたんですね。

手元にも「偶然」多めの現金があって、そこで「偶然」見つけたSuperIkontaを衝動買いしてしまったという訳です。

悪いこともいいことも重なるときは重なるもんです。

ちょうど、RolleiのSL35やCONTAX各型でツアイスにハマっていたのも魔の悪い話でした。

何といっても「写真はレンズで決まる」なんてことを盲目的に信じ込んでいるときに「蛇腹を通した光は柔らかい」なんて、雑誌のコピーをうのみにしていたピュアな頃です。その二つを兼ね備えたSuperIkontaを買うのに何のためらいもありませんでした。

思ったよりもスムーズに使えました

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当然のように露出計はアテになりません(それにしても汚い…)

そんな調子で衝動買いしてしまったんですが、中古は中古。しかも自分の親ぐらいの年齢です。

どこか不具合が無い方が珍しい年式。

レンズ内のコーティング剥がれは確認していたので、逆光不可だなと思っていたのですが、テストで撮ってみると明らかにコマ間が狭い。というよりもくっついてます。

現像所から戻ってきたのは切ってないフィルムだったので、一瞬ヒヤッとしましたが、一応、写ってはいる様子。

当時健在だった阪神百貨店の修理屋さんに相談してみると、古いものだから今とフィルムのぶ厚さが違うから巻き上げる量が足りないとのご指摘。受け側のスプールに紙を巻いて少し太くしてやるといいーなんて言われたので実際にやってみると、普通にコマ間が広がってイイ感じになりました。

ただ、距離環がめちゃめちゃ硬くて指が痛くなるほどです。激重どころか接着剤でくっついてるん違うか?って程。

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使い難いポイント①露出制御②激重通り越して激硬なピントリング

因みに露出調整がこれまた厄介で、先にEV値を小さなダイヤルで引っ張りながら設定して、そのEV値内でシャッター速度と絞りを連動させていくという、頭を捻らないと意味が分からない方式。

確かに過剰な露出オーバー・アンダーは防げるんですが、ちょっと明るくor暗くしたいときに大変メンドクサイ方式です。

でも考えてみたら絞り値を変えて複数枚撮ったりするときには良い感じの方式なんで、記念写真用にはピッタリなんでしょう。

まさかこれで動き物を撮る人もいないでしょうしね。

使用状況

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スキャン&Photoshopを使うと良い感じ。でもそれって…

このSuperIkonta、ここぞって時に6×6のスクエアフォーマットで撮るってのが結構楽しくて、念い1~2本のフィルムを通すので稼働率は高めです。

スプリングカメラなんで折りたたんで持って行きやすいのも強み。モノクロ詰めて何年か後に見返すと大変感慨深い写真になってます。

何よりもTessar75㎜F3.5という控え目なスペックのレンズが良い感じです。何と言ってもZeissですからね。気分が違います。多分性能も…

ただ、蛇腹がそろそろヤバそうなんで、騙し騙し使ってやらないと…

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少しでも逆光気味になると途端にダメになります…

 

 

 

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Ricoh Elnica F

Ricohのコンパクトはハズレが無いそうで…

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RicohのElnicaF

その昔、写ルンですが発売された辺りの話なんですが、その当時小学生だった私はカメラが欲しくてたまらない病でした。

朝の5時前に起きて京都駅まで行き、九州から来る寝台列車を見に行ったりイベント列車が来るという噂を聞いては駅まで馳せ参じたりと、今考えたら結構ディープな鉄道マニアだったのかもしれません。

勿論上には上がいるもので、駅に行くと大きなカメラを持った大人たちが屯していて、フラッシュが無くてもシッカリと撮れるイチガンレフってのはスゲェもんだと子供心に羨ましく思っていました。

当時は「写るんです」を買うか、家のオートボーイを使うかしかない状態でしたので、レンズがデカい(ここ重要)カメラに対するあこがれってのは結構なもんでした。

オートフォーカス

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コイツは二重像合致式です

コンパクトで一般向けのカメラにAFが付いたのは、1977年11月に発売されたKonicaの「ジャスピンコニカ」C35 AFからだったと記憶しています。

それ以前のカメラは、廉価版が「人」や「山」の絵に指標を合わせる「ゾーンフォーカス」式。少し高級なのになるとLeicaなんかでお馴染みの二重像合致式の「レンジファインダー」式でした。

初めは二重像合致式の意味が分かりませんでしたね。

なんでファインダーではちゃんと見えてるのに合わせないとイカンのか?って具合に。

一眼レフなら即座に理解できたんでしょうけど、当時はピントを合わせるって行為自体が謎でしたね。

代替品

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そう言えば「巻き上げレバー」ってギミックにも憧れたもんでした
魔がさして分解してしまったもんで、ネジが剥き出しです

話が脱線しましたが、ウチにあったオートボーイはCanonのコンパクトカメラ。

オートフォーカスなんですが、ボディー全身がプラスチックでレンズも小さくて何だかカッコ悪いのです。

そんな時にみたのが表題のRicoh Elnica F 。

祖父の愛用カメラでした。

外観は二重像合致式でピントリングもあり、40㎜F2.8のレンズは少し大きくて外装は金属&革張りです。小学生当時の私が求めていたものが、完全とはいかないまでもそこにありました。

欲しかったんですが、祖父は結構写真撮影が好きみたいで譲ってくれません。

代わりに叔父の使っていた110のカメラを貰ったり、その叔父に固定焦点のコンパクトカメラを買ってもらったりと、色々してもらったのですが、RicohのElnicaFはもらえませんでした。

高校生になって

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部屋に吊りっぱなしだったもんで、埃まみれでした

高校に入ると写真部に入部するなど徐々に道を踏み外し始めますが、その頃になって何故か急にRicohのElnicaFを譲ってもらえました。

理由は祖父の目が悪くなってオートフォーカスのコンパクトカメラに切り替えたからなんですが、既にNikonの一眼レフを所有していました。なので、憧れてたカメラを貰ったにも拘らず、感動は随分と薄れてしまっていました。

もう少し早くに切り替えてくれてたら、もっと活躍できただろうと思うと残念です。

それでも、小さいボディーはイイ感じに使いやすくて、専らトライXを詰めて使ってました。

露出制御はプログラムAEのみなんで、ぼかしたりとか絞ったりとかできないのが残念ポイントなんですが、レンズが40㎜F2.8なんで、絞り値を帰れたとしてもそれほど劇的に表現が変わらないよなーと、今となっては思います。でも当時色々覚えたての小僧にはその辺が酷く残念に思えたのでした。

久しぶりに調べると

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電池はとっくに製造中止だったんで、関カメのアダプター噛まして使ってます

そういやこのカメラって、世間様の評判は如何なもんなんだろう?って思って調べると、意外にもいい評価が沢山ついてるんですよね。

メルカリやヤフオクでもそこそこ高値で取引されてるようです。

10年ほど前に調べた時は、殆どデータが無かったのですが、今になって再評価されているようで驚きました。

このカメラ、シンプルながらもポイントは抑えていて、壊れにくいのが高評価につながったみたいですね。露出制御がプログラムAEonlyだったり、ボディが真鍮ではなくてアルミだったり、最短撮影距離がバルナック型のLeica並みの0.9mだったりと色々不満点はありますが、一般用途には問題ないですもんね。

さらにはRicohのコンパクトにはハズレが無いとか言われてるそうで、その昔に祖父は大変いい買い物をしたみたいですね。なんだか嬉しくなります。

久しぶりに出してみると埃まみれでしたが、また使ってやらないといけませんね。

祖父の事を思い出しながら…

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シンクロ接点とか地味ながらもポイント押さえているのがステキです

 

 

 

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Ricoh Theta どうも愛着が湧かない…

所謂360°カメラってヤツですが…

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RicohTheta(借)

明日から3件ほど、RicohのThetaってヤツで撮影です。

360°の画像を撮るって案件なんですが、カメラが余りにチャッチいので困惑してます。

操作もスマ―トフォンと連動するしか無いんですが、一応マニュアルとかはできるようですがRAWでは撮れません。あたりまえか…

初めてのカメラって結構ワクワクすることが多いんですが、コイツにはそれが全くと言っていいほど無いので自分でも驚きです。

まあ、操作自体は単純明快なんで、仕事で使う上では誤操作しなさそうなところだけが救いですね。

不動産の資料画像

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死角が無いです

仕事で360°の画像が要るってシチュエーションは不動産的なモノが一般的ですよね。

今回もそんな依頼です。

そう言えば昔、先輩のカメラマンさんが新しい商品として360°画像の撮影を目論んでました。

確かその時はAPS-Cのカメラにfisheye lensを付けて、90°毎に4枚撮影して合成するってお話でした。

フルサイズとかだと画像データが大きすぎるのとそもそもオーバースペックなんで適当なAPS-Cサイズで十分。さらに言えばAPS-Cサイズの方がレンズも安いんで丁度いいーって話でした。

その後、しばらくしてあった時にはその話が全く出なかったので、「売り込み失敗したんかな?」なんて思ってたんですが、今思えばRicoh Thetaがでたから需要無くなったんでしょうね。

確かに良いアイデアだとは思ったんですが、時代に追い付かれてしまった感がありますね。技術の進歩は時に残酷です。

 

 

で、今回ですが…

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何とも言えないフォルムです

まあ、今回は携帯よりも小さいカメラで撮影するというお話でして「コイツホンマに大丈夫なんか?」なんていうお客さんの不審なモノを見る目と闘いながらの撮影となる訳です。

質感とかこういったギアに求めちゃダメなんでしょうが、冷風扇とか扇風機とかの弄るところがあんまりないような器具用のリモコンみたいな形してるので、とても頼りないです。

使い方によっては本当に色々な遊び方・楽しみ方が出来るカメラんだと頭ではわかっているのですが、撮影自体は地味な方の使い方をするのでイマイチ気持ちが乗りません。

 

 

これなら前述のAPS-Cのカメラにfisheye lens装着して後で合成するーって方が撮影時に物陰に隠れる必要も無いんで楽なんですが、RicohThetaでの撮影指定なんでウダウダ言っても仕方のない話なんですよね。

新しい機材に触れるのも大切なんで、とりあえず頑張ろう。うん。

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多分にパン棒が写り込むので、自由雲台かギア雲台に乗せて行きます

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台風一過 思ったより荒れてました

休校になるほどかなー?って感じではありますが

直撃こそしなかったものの、暴風警報なんて出ちゃたもんだから、子供の昼飯やら休みに伴うその他もろものな雑世に忙殺されて気づけば夕方でした。

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夕方だったんでポートライナーが奇麗でした

そう言えば自転車のスポークがポッキリ折れてしまったので自転車屋さんへ。

帰宅途中に折れたんですが、無理して乗って帰った為にさらに悪くなってたみたいで2本も交換です。

まあ、メンテ代だと思っておこう…

さて、折角自転車屋さんの傍まで来たので、台風で荒れてる海でも見に行こうかと足を延ばしてみました。

まあ、瀬戸内の更に内海なんで、あんまり期待してなかったんですが、意外と荒れ模様。

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一目でわかり辛いぐらいの微妙な荒れ具合

普段荒れないところな所為か、イイ感じに荒れてましたが、写真でピンとくるほど荒れてはいない感じ。

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寄ってもイマイチかな?

普段見慣れてない海の荒れっぷりが面白くてグイグイ前に行って撮っていると、大波を受けた排水溝から来た並みで足元ビチャビチャになってしまいました。

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岸壁に当たった波が飛沫になって面白かったです

並みに足元さらわれるよりはマシな被害なんでしょうが、一瞬でずぶ濡れになりますね。

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うねりが意外な角度からきて一瞬で靴がずぶ濡れに…

自然の力は恐ろしいです。

 

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王立航空博物館の思い出… タイに行きたいな~

家族旅行中に親父の趣味全開な施設へ

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雑に撮りましたが、王立航空博物館の入り口です

今は行くことができないんですが去年はタイへ家族旅行してたんです。

旅行は3年に一回にして、その分遠くまで…って思っても、東南アジアまで行くのが精いっぱい。流石に5人の旅行は大変です。

でもまあ、タイ国は大好きなんで良いんですけどね。

因みにこの時でタイは3回目。

トランジットでちょっと行っただけも含めると4回目です。

気候と食べ物と人と、全てが良いバランスで大好きなんですが、さすがに何回か行くと目新しいものが欲しくなってきます。

旅行の計画を立てている段階で、

「行きたいところないの?」

なんて妻に訊かれたので、それならばと趣味全開の施設へ行ってきました。

 

王立航空博物館

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空母持ってないのに艦載機がドッサリ

って事で行ってきました。

王立航空博物館。

ドンムアン空港の裏手にあって微妙に行きづらいんですが、BTSの終点からタクシーに無理矢理5人乗って15分ほどで到着。

もう、入り口からして女性にはウケなさそうな雰囲気がプンプンしてました。

因みにここ何年も戦争なんてして無いようなタイですが、海外派兵や内戦は結構しているみたいで、朝鮮戦争に行った際の記録やら、内戦で海軍の旗艦「アユタヤ」號を撃沈した記録なんかがあってみごたえは十分です。因みに「アユタヤ」號は第二次世界大戦前に日本の川崎造船で作られた船で、それが米国製のSB2Cに沈められる様は何とも複雑な気持ちになります。

 

そうそう、展示品

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日本機も少しだけありました

子供の頃の環境故か、はたまた世代的なものか、飛行機って大好きなんですよね。

この博物館には、世界中にもう掃いて捨てるほどあるF86FセイバーやらT-33テキサン、はたまたA-1スカイレーダーなんてベタなものから、複葉機ジェット機・ヘリなど色々置いてます。

入り口近くには空母が無い国なのにSB2Cヘルダイバーやらフェアリーファイアフライなんて艦上機が置いてますし、奥の展示場ではスピットファイアmK14なんて有名どころの機体があります。そのほかにもグラマンのF8FベアキャットやチャンスボートF-8なんて艦載機が所狭しと飾ってあります。

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スピットファイアが何故タイに…?翼端切ってるし

艦載機率が多いのですが、タイは空母運用してない国の筈。結構アメリカに掴まされたのではないかと心配になります。

さらに、館内をみると貴重な立川の95式中練やら三菱の97式軽爆なんてマイナー機があったり、ソ連のMig21とか空母艦載用のAV-8なんかもあって、東西入り混じったラインナップがステキです。そのラインナップにもタイ国の置かれた状況ってのが垣間見えて大変興味深いです。

ふと我に返って…

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サービスのつもりか結構写ってくれました

もう、写真撮るわ説明文と展示品に見入ってしまうわで、家族旅行って概念がスッ飛んでしまってましたが、ふと我に返ると付いてくるのは末っ子の息子02のみ。

息子02は

「仕方ないなぁ、写ってあげるわ」

都ばかりにフレームに入り込んできますが、出来れば単体でカメラに収めたいもの。

でも、折角気を使ってくれてるので、何枚か撮りましたが、後で撮りなおしました…

悪い親です。

さて女性陣はと言うと、それなりに旅客機的なところもあったので、そう退屈はしなかったと言ってくれました。気を使ってるだけかもしれませんが…

併設の売店では飛行機グッズが格安で売っていて、特にタイ航空のグッズは町中で買うよりも随分と安く売っていました。お好きな方にはオススメなところです。

因みに入場料は無料。

王様は太っ腹です。

 

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工事中のBTS 今行ったら便利なんでしょうね~

因みに行った時にはすでにBTSの延伸工事がそこそこ終わりかけていたので、コロナ禍が過ぎたらBTSで楽に行けるようになってるかもしれません。

予定では2020年開通となっていたので、タイへ行かれる方は是非足をお運びください。

 

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帰りに駐車場で見たカローラ 懐かしい…

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借り物のNikon 使ってないD1

手元にある唯一のNikonFマウントデジカメ

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預かりもののNikonD1

そういえば、昔はNikon使ってたんですよね。

フィルム時代の話ですが…

で、デジタル化が進んで、Canonと京セラCONTAXからフルサイズのデジタル一眼レフってのが(アホみたいに高値かったんですが)出始めたのに、Nikonは何時まで経ってもAPS-Cのハイエンド機なんて出すもんだから嫌気がさしてCanonに鞍替えしたんですよね。

そんな時代のハイエンド機ってのがD-1はじめとするD-1シリーズです。

高速連射型のD1Hと高画素版(と言っても530万画素)D1Xが出ましたが、その元となるのがD1です。結構古いです。

元々は

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D-1って表記がステキです。

Canon使ってるとはいえ、元々はNikon使い。

売れるような高級レンズは手元にないのですが、売っても二束三文みたいな安いレンズは手元にあったりします。

35㎜f2とか、105㎜f2.5、200㎜f4なんかは好きなレンズでしたが、売ってもカスみたいな値段でしか買ってくれないので手元にあるんです。

だんだんとそのレンズを使いたい欲求が高まってきて、

Nikonのデジイチ欲しいよぉ~」

って感情が高ぶってきたときに、当時アシで入らせていただいていた事務所の掃除をしていると、奥からNikonのD1が出てきました。

「長らく使ってないし、良かったら使う?」

なんて言われたので、ありがたくお借りすることにしました。

一応、新型のNikon買うことがあったらプロサービスで下取りに出すから、それまでって期限付きでしたが、10年ほどたっても未だに返却の催促がありません。

いざ使ってみると

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使い慣れた操作系

さすがに前世紀の遺物なんで使い難い事この上ないのです。

確かにボディーは当時のハイエンド機F5をベースに作られているそうなので、使い慣れた操作系と素早いレスポンスがイイ感じなのですが、如何せんデジタルのインターフェイスがアレなんで、便利な現代機に慣れた身には苦行のような使い辛さ。

画質も黎明期のデジタルなので期待してなかったのに期待値以下という悲しい結果です。まあ、300万画素ってところをどう感じるかですけど、さすがに厳しいですね。

電池の持ちも悪かったので、長年倉庫で眠っていたのですが、今回ブログに書くために引っ張り出してみました。すると、長年使って無かった電池が充電しなくなって、代替電池も無し。結局は電源がつきませんでした。

なかなか厄介です。

それならば過去の画像はと、探したんですがこれも見つからず…

どんなだったかお伝え出来ないのが残念です。

そして、このカメラも動かないので完全に文鎮となってしまいました。

そういえばZ5も出たことで…

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カードスロットはこんな感じ。当然シングルスロットです

NikonCanonもミラーレスに本腰を入れてきたようで、これからデジタル一眼レフってのも売れなくなっていくのかなーと少し寂しくなりますね。

でも、皆がZマウントに切り替えていく中で、D3とかの使えるFマウントのカメラが「安く」で売りに出されてたら嬉しいんですけどね。ハイエナ買いです。

ミラーレスで使うなら、マウントアダプター噛ますことになるので、電子接点のないレンズはどのマウントにしても条件は同じ。

なら、Nikonの手盛りレンズは主力機をEOSRマウントにしたときに、アダプター経由で使うほうがイイのかもしれません。

D1はフィルムからデジタルへの過渡期の製品で、色々粗削りなところが多いのですが、今後もミラーレス化が進行する中で、現在の製品も後世には使い難いと思われるんでしょう。多分。

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何よりも電池がダメダメでした。



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Nikon D2X BODY (1240万画素)

Nikon D2X BODY (1240万画素)

  • 発売日: 2005/02/25
  • メディア: Camera