雑食カメラマンの雑感記

神戸でフリーカメラマンをしています。写真やカメラのことを主に書いていこうと思いますが、たまに脱線します。よろしくお願いします。

EF100㎜F2.8マクロ 初代をジャンクでお仕事で

動いたらラッキー的なブツでした

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ジャンクだったEF100㎜F2.8

システムを入れ替えると結構出費が痛いですよね。

私もNikonからCanonへ鞍替えしたときは大変でした。

とりあえず、16-35㎜、24-105㎜、70-200㎜は揃えたモノの単焦点にまで手が回りません。撒き餌レンズとか言われている50㎜のf1.8と先輩から安く譲ってもらった85㎜f1.8まではなんとか揃えられたのですが、この先一気にお金使うのは何かと心配です。

なので、後はジックリそろえようーなんて思いながらもやめられないジャンク箱漁り。

そんなとこに居るはずもないのにー

なんて思ってたら、居ました。

EF100㎜F2.8マクロ。

お値段は驚きの5000円でした。

ジャンク箱から救済?

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フォーカス用のゴムローレットが無くなってたので、
Distagon25㎜から引っぺがしたゴムリングを流用してます

ジャンク箱にはふさわしくない「それなりに使える機材」を発掘したので、これは逃してはなるまいーとレジに行ったものの、生憎現金の手持ちがありません。

「カードでイイですか?」

って訊いたんですが、

店員の兄ちゃんが冷たく

「カードはマンコロからでしょう」

なんて専門用語で答えられたので、急いで銀行へ行ってお引き出し。

晴れて我がものとすることが出来たのでした。

ジャンクの理由

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穴の開いた元AF/MF切り替えスイッチ部分

古いとはいえ、一応は一つ前の型(当時)のレンズ。

普通にショーウインドゥに飾れば良いのではないかと思うのですが、一つ重大な欠損がりました。

AF/MF切り替えスイッチとFULL/LIMIT切り替えスイッチが無いんです。

でも、メチャメチャ鏡筒が繰り出す非インナーフォーカスタイプのマクロレンズなんで、普通はMFで使います。FULL/LIMIT切り替えも同じで、マクロレンズとしてしか使わない上に、MFなんでLIMIT使う必要がありません。

それでジャンクなら安いものだと思いながら帰途に就いたのでした。

心配なので…

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こちらはoffにしたまま穴をふさいでます

ジャンクに落とされた理由はよくわかったのですが、精度的にはやっぱり心配なので、一応メーカーのサービスセンターでチェックしてもらいました。

結果は

「光学的にも精度的にも異常なし」

の太鼓判を押していただいたので、晴れて仕事でつかえるようになりました。

そうだ!この機会にーと思って、AF/MF切り替えスイッチとFULL/LIMIT切り替えスイッチの修理をお願いしたのですが、製造中止から結構経ってるので部品が無くて修理不能とのお答え。

成程、それでジャンクかーと合点がいったのですが、壊れてるのを騙し騙し使うのは結構しんどいものでした。

一時は料理撮影のメインレンズになってくれていたのですが、

「ちょっと心配やから最後にAFでピント合わせてチェック代わりにしよう」

と思っても、スイッチの無くなった隙間から細い突起を動かして切り替えるーなんて事を毎回するやるのは骨が折れます。

それにスイッチはonの時よりもoffにするときの方が面倒なものでした。

焦ると失敗しますからね。やっぱりちゃんと動くところは動くようにしておきたいものですね。

でもまあ、5000円やと思えば安いものって思いもあって、騙し騙し使ってました。

崩壊

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前玉が奥まってるのでフード要らずなのが便利ポイント

元々ジャンクだったので、普通の中古に比べて崩壊は早くやってきます。

AF/MF切り替えスイッチのあった穴に爪を突っ込んで、中にある細い突起を動かして切替していたのですが、ある日突然その部分が崩落してしまったみたいで中でカラカラと音を立てていました。

拠り所が亡くなったので切り替えが上手くいかないのも困ったものでしたが、部品が崩落したことによって、レンズの中に光が入るようになってしまい、穴をふさいでおかないと酷いハレーションが起こるようになってしまいました。

約5年ほど活躍してくれたのですが、そろそろ潮時と思たので思い切って引退。

後釜には評判の良いEF100㎜F2.8Lを据えようと思ったのですが、TAMRONの90㎜を試しに付けてみたら、これが結構良かったので、以来マクロはTAMRONを使ってます。

 

Canon 単焦点マクロレンズ EF100mm F2.8L マクロ IS USM フルサイズ対応

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  • 発売日: 2009/10/02
  • メディア: エレクトロニクス
 

 

TAMRON タムロン SP 90mm F2.5 MACRO 52BB

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今回の記事書くために比較してみたら、やっぱりEF100㎜F2.8の方が逆光にも強いので、今更ながら純正の良さに気付きました。

TAMRONTAMRONで柔らかい描写だったり軽かったりとエエところもあるんですけどね…

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それなりに良い描写します

 

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トキナーAT-X270 急場凌ぎの代替レンズ

とりあえず的なレンズとして買いました

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結構デカいAT-X270

フィルム時代は一世を風靡したTokinaのATーXシリーズ。

大口径望遠ズームが高根の花だった時代にTokinaのAT-X828とか、AT-X340なんかにお世話になった方も多いのでは?

私もその口でして、当時は純正の80-800F2.8や300㎜f4なんて買えなかったので、AT-X340にはとてもお世話になりました。

学生時代は馬の写真撮ってまして、栗東トレセンにもよく撮りに行ったのですが、移動中に肩から掛けたAT-X340を見たジョッキーの方に「それAT-X?」なんて訊かれた事もあったりするぐらいメジャーなレンズでしたね。

当時のTokinaSIGMATAMRONなんかよりも抜群にシッカリした作りで高級感があったもんです。何よりも当時使っていたNikonにはしっくりくるデザインで、サードパティーの中では一番違和感が無くて好きでした。

そんなAT-Xシリーズの標準ズーム、AT-X270です。

サードパティーの標準?

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[pro]表記が泣かせます

望遠ズームが有名なAT-Xですが、標準や広角ズームも揃ってました。

そういえば今は広角~標準系の方が人気ありますよね。

16~28㎜F2.8なんかは当時話題になった気がします。純正と比べて随分悩んだんですが、私はCPSでの修理を考えて純正にしました。かなりいいレンズなんで余裕が出来たら買いたいですね。

 

Tokina 超広角ズームレンズ opera 16-28mm F2.8 FF キヤノンEF用 フルサイズ対応
 

 

さて、購入したレンズはフィルムとデジタルの端境期に登場したモノで、一説によるとフランスのアンジェニューという高級レンズメーカーにOEM供給したとか。

そういえばデカさがそんな感じかもしれません。

ピンチヒッター

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Tokina独自だったAF/MF切替機構

標準レンズってのは一番使うだけあって、結構消耗します。

で、消耗して不具合が出たら修理となるんですが、早くて1週間~2週間もかかりますが、その間は標準レンズ不在になるんです。

インタビューとか料理の撮影だけなら広角ズーム&望遠ズーム+50㎜で何とかなるんですが、イベントとか結婚式とかの撮影になるとやっぱり厳しいんです。もし、レンズが無いために撮り漏れたりすると大変なんで、必ず持っておきたいものです。

この時は、CPSも代替機を貸してくれない安い方の会員だったので、結構困ってました。

日ごろからちゃんとしてないとこういった時に困りますね。

若干途方に暮れながら中古屋さんを見て回っていると、AT-X270のCanon用が27000円と言う型番に引っ掛けたシャレみたいな値段で出ていたので、渡りに船とばかりに購入したのでした。

使用感なんかは…

何よりもAFは遅いです。

フィルム時代でNikon使ってたらそんなこと思わなかったんですが、現代においてスカスカのCanonのファインダーで使う上では大変なウイークポイント。

加えてジージーと蝉のように煩い駆動音も大概いただけません。

描写はクセ玉と言うのがピッタリなほど、開放が使えません。

使えないというよりはユルユルのフワフワで絞れば改善しますが、逆光耐性が壊滅的。現代レンズ使ってるとハレーションの凄さに驚きます。

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F2.8 とF5.6の比較。解放だとユルユルです。

ただ、前述のアンジュニューの件もあって、わざとそう言った描写を目指すのであれば悪い選択ではないかもしれません。仕事で使うには辛いんですけどね。
また、鏡筒の作りとかはすごく良くて、CanonEOSのデザインにはそれなりに合わないんですが、Nikonならしっくり来るんではないでしょうか?

今回久々に引っ張り出してみて、意外と良いところが見えたので機会があればユルユルでフワフワな描写を生かした撮影をしてみたいーなんて考えてしまいました。

ただ、デカくて重いので、よっぽどカメラバックに余裕が無いとできませんが…

 

 

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137MDその後 通電しました

一応、通電はしました…が……

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動いてくれたら御の字です

米子で入手したCONTAXの137MD。

勿論、ジャンクです。

ワンコインです。

キタムラのジャンク籠から拾ったんですが、液漏れが酷いのでジャンクになったようでした。

今までの経験から、液漏れした機体は液漏れの電極さえ磨いてやれば大抵は治ります。

昔、ジャンクで手に入れたNikonのF-301がそうでした。

 

blog.kobephotomic.work

 この時は、明らかに電極が腐食していて通電しないだけに見えたので、持って帰って電極にこびり付いた錆びを落としてやったら、本当に問題なく動きました。

今回のCONTAX137MDも電池ボックスが底面にある形式なんで、グリップ内に電池を収納するタイプに比べて、液漏れ後の処理は容易です。

ちょっと磨いたら復活すると思っていました。

結構根深い…

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金パナのパッケージが転写されてしまっている電池フォルダー

電池は米子在住中に捨てていたので、これ以上の腐食進行はありません。

さて、とりあえず磨くかーと思って電池ホルダーを見ると、金パナのパッケージが液漏れの際に転写されてしまってます。

コイツは相当キツイ液漏れだったみたいですが、電池を押さえるためのスプリングなんかは腐って落ちたりはしていません。

ギリギリセーフだったかな?

それにしても、ちょっと触っただけで液漏れの痕のモロモロが落ちてきて床が大変なことになってしまいます。

このモロモロは何処から来たんでしょうね。

通電してみると…

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電池を入れて通電します

電池をセットして、スイッチをON…

しても、ウンともスンともいいません。

裏蓋を開けたり閉めたりしても動きません。
よくよく見てみると、フィルム室にも液漏れの痕が結構な量あって、液漏れ具合が相当酷かったことが伺えます。

ああ、これは毎度ながらハズレを引いたかーと思ったら、突然電源ランプがボンヤリと点灯きました。

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ボンヤリと点灯した電源ランプ

「コイツ動くぞ…!」

と、思ったのもつかの間。

今度は電源ランプとセルフタイマーのLEDが交互に点滅します。

嗚呼、やっぱり駄目か…

ちょっと期待しただけに落胆も少し深くなります。

なんだか腹が立ったので、電源入れたままに放置プレイ。

これで動くようになればめっけもんなんですが、多分無理だろうなぁ…

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フィルム室まで到達している液漏れ。ダメかもしれない…

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姫路モノレール 夢の爪痕

未だに残る失敗の痕跡

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40年経った今も残るモノレールの跡地

今日は姫路でお仕事でした。

朝一から始まったのですが、このご時世なんで予想以上のスピードで終了。

さすがに姫路まで来て午前中に終わったからってトンボ返りは惜しいです。

殺人光線のような日差しだったので、少し遠い姫路城は諦めて近所で何か…と思ったら、「姫路モノレール」の事を思い出しました。

暑いですが、手ぶらで帰るのはイヤなんで少し見に行ってみることに。

姫路モノレール

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いたるところに橋脚があります

姫路モノレールは、1966年4月に姫路駅から微妙に離れている手柄山公園で開催された姫路博覧会用の輸送手段として同年5月に開業しました。

そう、4月に行われた博覧会用の輸送手段として5月に開業したんです。

大事なんで二回書きました。

つまり、姫路モノレールは博覧会用の輸送手段として建設されたにもかかわらず、開催後ひと月ほど遅れて開業したんです。大らかな時代ですね。

そして、ダイヤは朝遅くスタートし夕方には終わってしまうという遊園地の乗り物みたいなダイヤ。地元民の利用は考慮してないようでした。

辛うじて博覧会中は物珍しさもあって客足もあったみたいですが、一般利用を考慮しているとは思えないダイヤのお陰か赤字続き。当然の帰結として1974年に休止、79年に正式に廃止となったらしいです。

因みに、最終的には市内の交通機関としてだけでなく、鳥取まで延伸する壮大な構想さえあったそうで、広げた風呂敷の大きさに驚くばかりです。 

朽ちていく夢の跡

ja.wikipedia.org

因みにモノレールの路線は姫路駅と手柄山駅の1.6㎞。唯一の中間駅として団地をぶち抜く形の大将軍駅がありました。

これが姫路駅から徒歩圏内。5分ほど歩いたら着いてしまう距離にありました。そりゃ誰も乗らんわって話です。

10年程持ったのが奇跡なぐらいですね。

美香氏は姫路に行く用事が多かったので跡地もチョイチョイ見てましたが、最近は姫路にはトンと縁が無いもんで、どうなってるのか気になって見に行ってみました。

駅のすぐ裏手に

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姫路駅から歩いても5分ほどです。


山陽姫路駅とJR姫路駅の間を少し西に行くと、直ぐにモノレールの橋脚が見えてきます。どうもモノレールを建設する際に橋脚と橋脚下の雑居ビルも同時に作ったみたいで、入居者が居る為か取り壊されずに残っています。

それでも半世紀経った橋脚は錆びて赤黒くなり、雑居ビルも耐震性とか心配なぐらいに経年劣化しているように見えます。

入居者も高齢化しているのがぱっと見でわかるぐらいに活気のない飲食店やらが並んでいますが、どうも気後れして入店できませんでした。まあ、やってるかどうかも怪しいですし、夜に来ないと開いてなさそうな店ばっかりなんで、昼間は活気が無くて当然なのかもしれません。

大将軍駅

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更地になった大将軍駅

なんかこうカッコイイ名前の大将軍駅ですが、その形状も大概カッコよくて、 10階建てRC造の公団住宅の3~4階部分にモノレールの駅がある構造。眩しいぐらいな近未来感なうえ、昨今のタワマンなんて比べ物にならないぐらいに駅近な物件です。

今回の目的は此処がどうなっているかをこの目で確かめることなんですが、見事に更地になってました。

公団住宅前の公園だけが寂しく残り、公園の中にあった橋脚は緑に覆われてトトロに出てくる矢鱈デカくて茂ってる木みたいに緑の大きな物体として鎮座してました。

此処迄更地になってるとは思わなかったのでちょっと面食らったんですが、現役時はスラム感が半端なかったので取り壊されるのも仕方ないところ。

調べてみると、取り壊したものの杭のH鋼が歪んで抜けなかったために土壌汚染等々の関係上駐車場にするしかないようです。

と、すると他の橋脚なんかも同じような状態である可能性があるので、しばらくはあのシュールな風景が拝めそうです。

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元が何やら判らない位に緑が生い茂った元橋脚

 

 

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雑感 ハンバーガーの事

最近ではバーキンが一番です

今日は早めに仕事が終わったので、妻を誘って昼飯に。

そう忙しい訳でもないのに出かける機会が無かったので、プチドライブでも…なんて思ってたのに、目的地は近所のイオンで昼飯はバーガーキングでした。

まあ、安く上がって用事も済ませられるので良かったかな?

それにしてもバーガーキングって結構おいしいのにイマイチ店舗が増えませんね。

ハンバーガー自体は明らかにマクドナルドよりもおいしいと思うのに、関西の店舗が少なすぎです。

そんな少数店舗で採算がとれるのか心配になってしまいます。

カールスジュニア

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ベトナムにあったカールスジュニアのハンバーガ

そういえば、昔東南アジアに行った際に安価な昼飯兼地域性の観察として、日本ではお目にかかることの少ないハンバーガーチェーンをよく利用しました。

中でも、ベトナムサイゴンにあったカールスジュニアってところはボリュームも味も程よい感じで良く利用しました。

肉嫌いな息子でもファーストフードなら食べるんですよね。不思議でなりません。

不思議と言えばこの店、ソフトドリンクがドリンクバーという不思議なサービスをしていました。

でも、ドリンクバーなのにセットとか頼むときはマクドナルドと同じようにS・M・Lの各サイズを選んで注文するんですよね。ドリンクバーなのに。

普通考えたらSサイズ頼んで足りなきゃお替りすりゃいいだろうって思うんですが、欧米の人たちは「めんどくさい」からと、はじめからLサイズで頼むらしいです。ドリンクバーなのに。不思議ですね。

この、カールスジュニア、日本では関東地方にしか無いらしいのですが、早く関西にも進出してほしいところです。

 

ウエンディーズ

そういえば、その昔ダイエーの参加で大衆路線を貫いていたウェンディーズってのがあったんですが、売れなかったのか一度撤退しまいました。

嬉しいことに戻ってきて再度店舗を展開し始めたんですが、今度は変に高級路線化してしまって寂しい限りです。

あの四角いハンバーグ2段~3段重ねがそれなりの値段で食べられるのがステキだったんですけどね。

ファーストフードはクオリティの追求よりも、コストパフォーマンスを高めていってほしいです。子供連れて行ったらファミレスより高くなるファーストフードって存在意義が無いですよね。

ワッパー

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ワッパー。LX100で適当に撮ったら盛大に後ピン…

そんなこんなで、バーキンに行って久々にワッパーを食べたんですが、肉の感じやら野菜たっぷりなところやらはマクドナルドに圧勝してますね。

でも、考えたらマクドナルドの最大のウリはハンバーガーじゃなくてポテト。

思い起こせば何処のハンバーガーチェーン店もマクドナルドのポテトに敵うポテトは提供してなかった気がします。

マクドナルドがワッパーみたいなのを提供するか、バーガーキングがもっといいポテトを提供するかしてくれたら最強なんですけどね。

あ、コスト的にはマクドナルドの路線で…

 

 

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COSINA CT-9 またもや悪い癖が…

輸出専用機?

最近、携帯でもヤフオクを見てしまうようになってしまいました。

こりゃイカンと思って、一定金額を越えたら入札しないようにしていたんですが、今回は撤退予定の金額になる前に落札。これは仕方ないですよね。

で、今回のブツはCOSINAのCT-9とかいうヤツです。

初めて聞く名前に戸惑いながらも、1000円行かないところで落としてしまいまいました。

運が良いんだか悪いんだかわかりませんね。

CT-9?

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今度はAE/マニュアル機です
McKeown's Price Guide To Antique & Classic Cameras 2005-2006

McKeown's Price Guide To Antique & Classic Cameras 2005-2006

  • 発売日: 2004/09/30
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COSINAのCTシリーズってのは、ある一定の層には有名ですよね。

でも「CT-9」ってのは寡聞にして知りません。

先日落札した「CT-1」は兄弟機も多く、SUPERだのGだのEXだのとドラゴンボールみたいに後の文字が入った同型機の羅列が目に付きます。中身はほとんど同じってところがステキですね。

blog.kobephotomic.work

あとはAE機のCT-7だとかCT-10、CT-20なんてのがありますがWikipediaで調べてもCT-9なんてのはありません。

CT-1のように名前変えただけか?と思って画像で調べてみても、CT-7(コンピューターなんてカッコイイ二つ名が付いてます)は軍艦部に取って付けたようなボタンが4つある仕様で手元のCT-9とは違いますし、CT-10/20に至ってはRicohのXR-6のようなAE専用機みたいでこれまた違います。

どうも大変マイナー機を引き当ててしまったみたいで、心が躍ります。

大雑把な性能なんかを…

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MESuperなんかより格段に使いやすそうなシャッター「ダイヤル」

スペックはこの時代としては非常に標準的なもので、CTシリーズ共通のKマウント一眼レフ。1~1/1000の電子制御シャッターに絞り優先AEを備えてます。

ファインダー表示はファインダーの左側に並んだシャッター速度の数字横にLEDが点灯する疑似追針式とでも言うようなタイプ。

使い難いことはこの上ないのですが、Kマウントだと最上級のLXですらこの表示なんで、Kマウントのフォーマットみたいなもんでしょうか。

まあ、この手のカメラのターゲット層は基本マニュアルで使わなそうなんで、その辺りは大体の数字がわかれば良いのかもしれません。LXに関してはアレですけど、単体露出計やカンでヤるからいいんでしょう。多分。

 

問題は「動くかどうか」です

blog.kobephotomic.work

さて、手元に届いたCT-9ですが、外観はまずまずキレイです。

一応、ヤフオクの画像は確認したのですが手元に届いたら「なんか違う」なんてのは間々あることです。

そして、肝心なことはヤフオクで買った「ジャンク品」なので、動くかどうかが賭けですね。

結構リスキーです。

このところ、フィルムカメラを使わな過ぎてマトモに残量があるLR44が無くなってきたので、先日同じように落としたRicohのXR-7Mk2から電池を引っぺがして入れてみます。

するとどうでしょう。

ちゃんとシャッターが切れるではありませんか!

オートもマニュアルもOK。ファインダー表示もちゃんと出ます。

コイツはアタリを引いたなーなんて思って、巻き上げたまま放置すると数秒後にシャッターボタンを触ってもいないのにシャッターが落ちます。

訝しんでもう一度巻き上げると、電子セルフタイマーのLEDが巻き上げた途端に点灯・点滅してシャッターが切れてしまいます。

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終始点きっ放しのLED

どうやらセルフタイマーの回路かスイッチに欠陥があるみたいで、巻き上げた途端にセルフタイマーが作動して10秒経つと否応なしにシャッターが切れる時限爆弾みたいなカメラと化していました。

ただ、スイッチOFFにしたら時限爆弾はリセットされるので、騙し騙し使っていくことも可能です。

そんなことで、また「修理待ちという名目の文鎮」が一つ増えてしまいました。

とりあえず保管しとこう…

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また新たな文鎮が…

 

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OlympusXA カプセルタイプの元祖です

でもジャンク……

ジャンク籠から引き揚げてきたOlympusのXA。

このテのジャンクにしては珍しく、動きそうな気配がしたので持ち帰ってみました。

動けば御の字ってところですが、果たして…

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動きそうなオーラを放つXA

思い出話などを少々

学生時分はフィルム全盛期。

まだ、実験室レベルのカメラしか市場には出てきていなかった気がします。

縦しんば使えるカメラがあったとしても、バイクどころか車が買える値段。貧乏学生には手が出ません。

で、現像処理までトータルで考えたら一番安価なモノクロフィルムに落ち着くんですが、実習の無い日まで一眼レフを持って 行くのが億劫になりました。
ダメなパターンです。

そうするとライカとかLEICAとかが欲しくなるのですが、こちらもお高値いし、ぶつけたら精度的にやばそうです。

と、なれば選択肢はコンパクトカメラしか無くなるのですが、当時のコンパクトカメラはプログラムオートonlyで露出補正やフラッシュのoffすらないのが大多数。

とても意図を反映できません。

と、言うより面白くありません。

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そこでコレですね

中古なら

現行品には碌なモノがないので諦めて、今度は中古を探すことになります。

色々と調べると、OLYMPUSのXAシリーズに辿り着きました。

XAは大きく分けてXA、XA2、XA3、XA4の四種類あります。

この内、XA2~4はプログラムonlyなので食指は動かないのですが、ネームシップのXAは絞り優先AEで絞り値が任意で選択できる上、ピント合わせもレンジファインダーが付いているという贅沢仕様。コレは買いでした。

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絞り値入力レバーと距離合わせレバー?

意外と脆いXA

そんなこんなで当時としては結構大金の三万円ほどを投入して買ったXAですが、購入して二月ほどでシャッターが切れなくなりました。

この時は大阪駅前にある「カメラの大林」で購入。このお店の中古にはちゃんと保証が付いていたので、同等品と交換してもらうことが出来ました。

初期不良扱いで交換してもらったのですが、壊れたのは自然故障ではなくて扱いが荒かったからだろうなぁーと、当時を振り返って思います。

何しろクッションもなにもない米軍の払い下げ鞄にそのまま放り込んで、ガンガンぶつけていたので、壊れるのも仕方ないところです。

ただ、付いていたハードケースには入れていたので大丈夫だろうと安心しきってましたが、やっぱりコンパクトカメラには過酷だったのでしょうね。

いつもは同じ扱いをNikonのF2で行っていても無事だったのですが、F2が頑丈すぎただけなのかもしれません。

その後、一度壊れてしまったXAは同じ扱いをするとまた壊れそうな気がしたので、友人に売却しました。

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基線長がとても短いレンジファインダー部分

そして現在

そんな懐かしいカメラがジャンクで1000円なら買っちゃいますよね?

当時の1/30です。

ジャンクですが、動けばめっけもんです。

家に帰って電池(LR44)を入れたら、反応があります。

コレはアタリを引いたかと、欣喜雀躍したのですが、どうもシャッターが落ちる際に何かで妨げられて動かんみたいです。

電子セルフタイマーも作動するのですが、シャッターが落ちる瞬間に動作が終わってしまいます。

腑に落ちないので、バラして底部のマグネットを弄ってやったら、漸くシャッターが切れました。

が、組み直して再度トライすると、また同じようにシャッターが切れませんorz

コイツは長丁場になりそうです。

何とか治したい…

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開閉

 

 

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