雑食カメラマンの雑感記

神戸でフリーカメラマンをしています。写真やカメラのことを主に書いていこうと思いますが、たまに脱線します。よろしくお願いします。

ミノルタカピオス25

嫁カメラその2です

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嫁カメラその2です

初回に書いたCanonDEMIに引き続き、嫁カメラのMINOLTAのCAPIOS25です。

blog.kobephotomic.work

多分「カピオス」って言うんでしょうけど何だか馴染めない語感なんで「MINOLTAのヤツ」って呼んでましたね。

スペックは本当に変哲の無い当時の標準的な仕様です。

広角28㎜から始まるズームレンズが着いているのが地味に便利。

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28-70㎜という地味に便利なズーム域

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フィルム室は右側にパトローネが来るタイプ

当時は一般向けのカメラの広角レンズは35㎜が標準。「写ルンです」最盛期でしたから35㎜って画角がとても馴染み深いものでしたが、広角域が35㎜だとやっぱり狭いので28㎜からのズームは大変便利でした。

望遠域の70㎜ってのはいかにも物足りないのですが、当時は38-120㎜F9みたいに無理して望遠に伸ばしたうえ、㌧でもなく暗いレンズが付いた使い物にならないコンパクト機が跋扈してました。フィルム時代に解放F値がF9の望遠レンズなんて、ピーカンの屋外以外では使い物になりませんからね。恐ろしいスペックです。

なのでCAPIOS25の28-70㎜ってのはいい落としどころだと思いましたね。

そして日々の記録って用途には最適でした。

故障と修理

当時はデジタルカメラなんてのは一般向けには無くて女子高生なんかは結構な頻度でフィルムを現像に出して同時プリントする時代。ウチの妻も例外ではなくて写真撮りまくりでした。

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シールなんか貼ってるのも当時風です

まあ、そんな日々の記録用途に酷使するもんだから故障してしまいます。

故障したら修理に出すもの。

当時梅田にあったMINOLTAのサービスセンターで修理して貰ったんですが、修理した際にモノクロフィルムでの撮影結果を添付してくれていたのが印象的でした。

近所と思しき風景をFujiのネオパンSSで撮ったネガが入っていて丁寧な仕事ぶりに驚いたのを覚えています。

今じゃ考えられないサービスですね。

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デザインは結構秀逸だと思います

現在

当然のように今では予備役です。

度重なるフィルム単価の上昇とフィルム処理関連価格の高騰はウチにあるカメラをほとんど予備役に編入させてしまいました。

それでも増えるフィルムカメラたちの存在は謎ですが…

そそれと忘れがちなんですがこの手のカメラは電池が高いんです。

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電池が高いので空っぽのままの電池室

リチウム電池はどれもそこそこのお値段なんで、使わないカメラに投資はできなんですよね。フィルムと電池、それに同時プリントも考えたら36枚で5000円超えますから、割り算するとちょっと厳しい…

再び使ってやりたい気持ちはそこそこあるんですが、フィルム写真の大ブームが来てコストが半分以下にでもならない限りは使うことは無いんでしょうね。寂しい限りです。

まあ、記念碑的なものとして捨てはしないんですが…

 

 

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日没後…

最近は仕事の終わりが早めなので、車で妻を迎えに行くことが多いのです。

お務め先は時間丁度に終わることが少ないので、数分の暇な時間が出来ます。

待っている時間も日没前後なので、暇つぶしに写真撮ったりしてますが、傍から見たら不審者ですよね。気を付けないと…

でも、日が暮れて少し夕日が漏れているような空ってきれいなんですよね。

ついつい撮ってしまいます。

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夕焼け痕って感じのいい色具合です

妻を車に乗せて帰宅途中、ビルの谷間に月が見えました。

そういえば今年の十五夜はバタバタしていて碌に月を見る事も無かったので、何だか新鮮です。

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盛りを逃した感じの月です

ビルの谷間と言っても、古いマンションとホテルなんでそんなに都会ではないんですが、夜にこうやって見ると70~80年代の大都会って感じですね。
此処もそのうち高速道路の延伸やら何やらでこんな光景も見られなくなるみたいなのが寂しいです。

 

 

 

 

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謎のカーレーター

須磨浦公園名物です

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須磨浦名物カーレーターです

今日は須磨浦山頂へ。

何だか山ばっかり行ってますが、これでもお仕事だったりします。

今日のルートは六甲縦走路を通って、鉄拐山・旗振山を登ってロープウェイで須磨浦公園に降りるというルートです。

途中高齢のハイカーさん多数とすれ違いました。皆さんお元気です。

舐めてかかってたんですが、意外と高低差があったりハードな階段があったりとなかなかなコースでした。

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カーレーターを降りたら見える回転展望台&喫茶店

で、山頂遊園からロープウェイ乗り場までの間に「カーレーター」っていう謎の乗り物があります。

近隣の方は地元メディアで良く取り上げられるのでご存知でしょうが、ベルトコンベヤの上に二人掛けのゴンドラを設置した乗り物です。

一体何のメリットがあってこんな形にしたのか首を傾げたくなりますが、今は日本ではここにしか残っていないそうで、希少価値はあります。

因みに、最盛期は此処と琵琶湖バレイの二か所だったそうで元々希少種の乗り物です。

さらに琵琶湖バレイのヤツは此処よりも長距離だったみたいで、轟音の中20分も延々と結構揺れる籠に乗って登っていたそうです。鉱石の気持ちになれますね。

須磨のカーレーターはお値段200円で往復は350円。

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荷物運ぶのに重宝しているみたいです

非常に微妙な値段付でプライベートだと乗ってしまいそうなお値段。でも内容考えると高い気もします。

カーレーターとロープウェイは山陽電車の「シーサイド1Dayチケット」で乗れたりもするので、神戸方面から節約しつつ姫路へ行くことのある方なら帰りに寄り道しても良いかもです。

勿論と言ってはアレですが、今回も当然のようにスルーしました。

いつか乗ってみたいとは思ってますが、必要性が無いために機会がなかなか来ません。

新・神戸の残り香

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車移動の日

神戸→梅田の車移動は微妙です

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久々に飛ばしました

今日は毎年絶対に午前中で終わる仕事を請けていたんですが、コロナの所為で予定が伸びて、次の仕事時間に食い込んできたので大ピンチ。

初っ端神戸の名谷インター辺りで撮影して、午後3時から梅田で撮影って流れだったんですが、はじめの仕事が14時半まで伸びることが前日に確定したんで血の気が失せました。梅田の方の弦間に連絡して30分押しの15時30分に入ればよいことになったので、時間的に梅田まで車で行く予定でした。

ところが、はじめの仕事が終わって、大慌てで機材を撤収して第二神明道路に乗ったら次の仕事場より撮影開始時間を遅らせてほしいとの連絡が。「渡りに船」とはこういうことですね。

少しだけ時間が出来たので、阪神高速道路を途中で降りてハーバーランドに駐車。神戸駅から新快速で現場へ向かいました。

やっぱ大阪市内とかは電車が一番ですね。時間通りに到着するので大変助かります。

荷物が激重で死にかけましたけども…

阪神高速

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地下駐車場って独特の雰囲気がイイですよね

それにしても阪神高速道路って通行料高いですよね。

ちょっと走ったら1080円ってボッタくり過ぎ。

昔は500円だったんですがそれでも高いと感じてました。

考えてみたら同じ区間阪神電車は320円で行ってくれます。

しかも運転とかしないで用意された電車で運が良かったら座って寝ていけます。

翻って、高速道路は三倍以上のお値段取るわけです。

よくわからんところを走る要らん新線なんて工事しないでイイから、もうちょっと安くしてもらえんもんでしょうかね…

 

 

 

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山際のカラス

今日もいい天気でした

 お仕事中、現場の山から街方向を見下ろすと猛禽が一羽、気持ちよさそうに旋回していました。

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旋回中です α700・24-50㎜F4

 何とも小気味良い風景だなと思って、2~3枚シャッターを切ったところでよく見てみたら、鳶などの猛禽ではなくカラスでした。

カラスって生物学上スズメ目らしいのですが、どっちかっていうと猛禽の方が近い気がします。

それくらい堂々としてました。

遠目にみる分にはカラスもきれいなんですけどね…

 

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テレプラス試写 マスターレンズの良し悪し

明るいレンズで仕切り直しです

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再度登場のテレプラスです

前回撮影後の寄り道で購入した300円のケンコーテレプラス。

ミラーレスでも合焦をボイコットするぐらいに酷い状態でしたが、考えてみれば元のレンズも暗かったので、EF28-300㎜f3.5-5.6で撮ったのなら使い難くても仕方ないかなーと考えなおしました。

単純に考えて、300㎜F5.6に×1.4と×2を噛ますと、840㎜F16なんていうエグイことになっていたのでボイコットも已む無しです。

焦点距離が840㎜ってのはまあ置いといて、解放f値が16なんて大判用でもなかったような気がします。そりゃ合焦諦めても仕方ないのかもしれませんね。

テレコンと言えば70-200F2.8ですね

と、いうわけで、レンズを28-300㎜F3.5-5.6なんて暗いレンズから70-200㎜F2.8の定番レンズに付け替えて再度挑戦しました。

やっぱり仕事の撮影後にテストするもんで日が暮れかけてしまいます。

急いで遠景を求めて海辺へ行ってみたら日没10分前ぐらいの雰囲気。

日没時間に追われつつ、マスターレンズとテレコンをとっかえひっかえしながら悪戦苦闘して撮ってみました。

今回のはマスターレンズのF値が2.8なんで、×1.4を噛ましたらF4、×2を噛ましたらF5.6となるのでまだまだ余裕。2つ噛ましても3段落ちのF8という楽勝な状況です。

ただ、めんどくさいのが×1.4の純正テレコン(エクステンダー)を噛ましたときにはちゃんと合成F値のF4と表示されるんですが、×2のテレプラスだと付けてない状態のF値が表示されるので、いきなり2EV暗い状態になってマニュアル露出だとアンダーに設定してしまいそうになります。

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上から、テレコン無し(200㎜)・純正×1.4装着(280㎜)・テレプラス×2装着(400㎜)・×1.4と×2装着(840㎜)

面倒ならAE使って撮れば良いのですが、やっぱりマニュアルで撮ってしまう癖がついてます。なので、はじめは間違ってドアンダーな画像を量産してしまいました。

此処は拘りを捨てて絞り優先AEを使って仕切り直し。事なきを得たんですが、どうもテレプラスは合成F値も合成焦点距離Exifに記載されないので困ります。データ整理の時に大変めんどくさいですね。

結論として

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840㎜だと月も楽勝で写ります

28-300㎜の時は使いもんにならんなと思ったテレプラスですが、マスターレンズが良いとそこそこ良好な結果が出るみたいです。

とはいえ、サードパティなうえに古い製品なので色々と弊害があるのも事実。仕事や作品作りなんかのガチ目な用途には適しませんが、お金はかけたくないけどお遊びで超望遠の世界に触れてみたいー何て用途にはイイかもしれません。

何位よりも300円なんで、此処まで遊べたら大満足です。

 

 

 

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ケンコーテレプラス 昔流行ったアレです

ジャンクでしたがキレイです

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久しぶりにきれいなテレプラスを見つけました

先日の運動会帰り、カメラのキタムラを覗いてみるとジャンクコーナーが結構充実していたので、あれやこれやと妄想を膨らましていたんですが、その中で結構キレイ目なケンコーのテレプラスMC7が300円であったんで、少し迷いつつも確保してしまいました。

今月は結構散財したんで控えようと思ったんですが「撮影補助具的なものならいいよね」なんて自分に言い訳しつつお買い上げ。

自分の意志の弱さに呆れつつ、買ってしまいました。

所謂テレコンバーター

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Canon用は電子接点のみなんで安心です

テレコンを手持ちのレンズに付けて焦点距離を二倍にするーなんてのは昔から誰もが通る道でして、現実には焦点距離とバーターでF値が1~2段暗くなるんですが、焦点距離が伸びるなんておいしいお話の前にはレンズが暗くなるなんて些細なことに思えるぐらいに魅力的なお話。

そういえば昔の月カメ巻末辺りによく広告乗ってましたよね。

ケンコーのテレプラス。

敢えてF値の事には触れないのがお約束です。

折角の気持ちに水を差すのは無粋ってもんです。

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よくジャンクカメラのボディキャップになってるキャップです

そういえば、Nikonはじめとする多くのメーカーは「テレコンバーター」なんですが、Canonだけは「エクステンダー」ってヘンテコな名前で呼ぶのは何故なんでしょうね?

効能の程は

何と言っても200㎜が400㎜になるなんて素晴らしいじゃないですか。実際はマスターレンズが200㎜F4なら400㎜F8なんていう、何処で使ったらエエのか首を傾げたくなるようなモノになり果ててしまうんですが、デジタル真っ盛りの今ならISO感度弄れば表面上の問題は解決するので、昔よりも使えるはず…なんて考えていました。

ここで忘れがちなのがオートフォーカスが効くかどうかーなんですよね。

400㎜F8とかになってくるとピントは大変怪しくなってきます。

なので、オートフォーカスが効かないと非常に面倒なんですが、サードパティーだと効き目が大変怪しくなってきます。スピードは端から諦めるにしても精度はちゃんとしてほしいもの。

手持ちの一眼レフだとF値が暗すぎてオートフォーカス効かないかなーと思ったので、大活躍の借り物「EOS-R」の出番です。ミラーレスなら多少暗くても頑張ってくれると思って持ち出しました。

毎度ながら夕方にならないと手が空かなかったので、夕暮れ時に山の上から海へ向かって夕景を撮るべく向かったんですが、折り悪く陽が沈んだ後となってしまって、イマイチなテスト結果。

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上からマスターレンズのみ・純正テレコン装着・テレプラス祥着・純正&テレプラス装着
画角が変わってますが陽が沈んだ後なので焦ってました。レンズはEF28-300F5.6です

テストでわかったのは、レンズの間にテレコンを噛ますとコントラストが落ちて濁ってくることぐらい。頭ではわかってましたが、結構画質が劣化するもんだなあってのが感想です。

因みに、外が暗いからかレンズが暗いからか、EOS-Rのオートフォーカステレコン付けない時はちゃんと作動していたんですが、テレプラスを付けると露骨に合焦をボイコットし始めて大変でした。端からピント合わせる気が無い動きをするのでイラっときます。遠景でコレだからガチで使うとなるとお察しな結果になりそうです。

但しこの結果は外が暗かった所為かも知れないので、後日明るい所でリベンジしないといけません。

少し楽しみが増えましたが、テストしたい機材が増えるのに比例してだんだん荷物が増えていくのが悩みの種です。

 

 

 

 

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