雑食カメラマンの雑感記

神戸でフリーカメラマンをしています。写真やカメラのことを主に書いていこうと思いますが、たまに脱線します。よろしくお願いします。

ホットシューグラグラ問題 昔のリペア法でEOSR6を修理してみました

早々にホットシューが…

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どうも浮いているみたいなんですよね…

最近は大きなクリップオンストロボをカメラに付けっぱなしで一日中使うーなんてことも減りましたが、一昔前はもう普通の使い方でした。

寧ろホットシューにクリップオンストロボが付いて無いことが珍しい位。

フィルム時代はもう、何でもかんでもストロボガンガン焚いてシャドー部を起こしてナンボって世界で、以下考えたら質感やら立体蟹感よりも顔が写ることを最優先って感じで撮ってましたね。

まあ、フィルムの時はRAWみたいにシャドー部をメチャメチャ起こせないんで、苦肉の策ってところなんですよね。

世間的にもレンブラントライトで証明写真撮ったら(それはそれでどうかと思いますが…)「顔に影がある」なんて今じゃ考えにくいクレームもあった時代なんで、仕方なしにストロボで撮るってところでしたけども…

ホットシューがグラつく問題

そんな感じでEOS-1nに540EZとかくっ付けて一日中使ってると、次第にホットシューの基部がグラグラしてきます。

ストロボをメイン光源的につかうような状態で接点不良を起こすと結構深刻な問題になります。フィルムなんで現像上がってから「アチャー」ってなりますが、後の祭りです。

ですが、神戸だと頻繁にサービスセンターへ持って行くこともそう容易いことではないので、自分で修理してました。

やり方は簡単で、ホットシューの上にかぶさってる金属板があるんですが、これは精密ドライバーで押し上げつつずらしたら簡単に外れます。

そうするとホットシューを止めているビスが見えるのですが、グラグラしてるやつは大抵ここが緩んでます。

なので、コイツをグイっと締めてやれば問題解決。

後は逆の手順で金属板を被せてやれば完成です。

こんなことを3か月~半年ごとにしてました。

何故かEOSR6で発症

そんなことは遠い昔に忘れた頃、何故かEOSR6でストロボ不発が相次ぎました。

不発はいつもGODOXの安いヤツ(TT685)を付けていた1号機で頻発。

困ったもんだと思いつつも純正以外のを付けていたからだなと反省して、純正の600RTを付けてみたんですが、こちらでもたまに不発がでます。

コレはひょっとしたら本体がダメなのかと思ってストロボ付けたカメラを強くゆすってみたらフィルム時代に頻発したホットシューのグラグラが発症しています。

これはイカンと思って早速簡易なリペアを実施してみました。

 やり方は簡単

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手順は本当に簡単です

やり方はとても簡単です。

精密ドライバーで引っかかってる金属板を浮かせたら、スライドして脱完了です。

でその下に4本のビスがあるんで…

っと思ったら、ビスが無い⁉

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何とネジ頭が見当たりません

逆から付けたような感じでねじ止めしてあるのでバラさないと修復不可能ですやん…

思惑が外れたので、再度ネジを止めて掘った穴を埋め戻すように元へ戻します。

ちょっとは役に立つ情報をご提供できると思たんですが、ホットシューの取り付け方が変わったみたいで、何の役にも立たない話になってしまいました…

まあ、バラシても良いことないよーって教訓にでもなったら幸いです。

因みにEPS-1nで頻発したホットシューのグラつきも5D以降は症状が出なかったんですよね。
私の使い方が悪かったのか、はたまた改良されてRで改悪されたのかわかりませんが、近々サービスセンターへ持って行かないといけませんね。
また何かわかればご報告に上がります。

誰も興味ないかもしれませんが…

 

  

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マイブーム・二台目ブーム MINOLTAα9000

性懲りもなくα9000です

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またもや入手してしまったα9000です

シャレで入札→落札の流れが続いておりますが、今回はα9000。

いつぞや手に入れて、更にはデータバックまで入れたんですが、今回のは35-105㎜付きで「動作未確認」な品。

何故かライバル居なくて普通に落札出来てしまいました。

コレはコレで困ったもんです。

何となく増えてしまうんですよね、α9000。

なにしろ、如何にもカメラって佇まいがカッコイイ!

NikonもFM2に似せたカメラを定期的に出してますが、SONYもMINOLTA復刻版とか出してくれないかなぁ…(一部マニアには)売れると思うんですけどね。

全く期待してなかったので…

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この、如何にもな感じが好みのドストライクです

何しろお値段がレンズ付きで1300円。

動作確認品でしたら激安なんですが、ジャンクとしてはちょっとお高い感じ。

なので、落札した際は「やっちまった感」が半端なかったんですが、届いたのを見てみたら意外とイイ感じの個体。

若干の機体を込めつつ、高価なエボルタ電池を突っ込んでみたところ、AFが動作します。

α9000が動いたところを見たことが無かったので、結構驚きました。

動くとなると愛着は3倍マシです。

オートフォーカス&手動巻き上げの違和感を感じながら空シャッターを切りまくります。

結構高スペックで好感触

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「9000」の名前は伊達じゃないです

α9000ってのは当時イケイケだったMINOLTAのハイエンド機。

今となってはマニアックなカメラですし、固定ファンも多い(多分)のでスペックについては語りつくされているようなもので、今更語るところなどないのかもしれません。

シャッタースペックは当時最先端の1/4000sec&X1/250sec。

勿論オートフォーカス搭載でストロボ制御も当たり前のようにTTL測光です。

巻き上げは別売りモータードライブで秒間5コマなうえ、モードラが重いという人の為に巻き上げ速度秒2コマと遅いけど一回り小ぶりなワインダーまで用意する周到さ。

カタログスペックだけでお腹いっぱいです。

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巻き上げレバー付きってのがもう、ね

ただ、合理化と正反対なところもあって、たとえば手動巻き上げは小刻みに分割巻き上げが可能です。

NikonのFヒトケタとかCanonF-1、何よりもLeicaのMシリーズなんかが有名かと思いますが、フィルムの巻き上げレバーがラチェット式みたいな感じで一気に巻かなくても良いようになってます。
大体横走り幕のシャッターを搭載しているカメラにしか付いて無いような機能ですが、やはりαのハイエンド機で「プロ仕様」を謳っているα9000には必須だと考えたんでしょうね。

その他、ダイヤルチックな操作系も懐古厨にはたまらないポイントです。

ところがどっこい

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アナログチックな操作系もイイ感じ

スッカリ気を良くしていたんですが、どうもオートフォーカス合焦表示とファインダー上での結像がズレているようです。

微妙とかそんなレベルで無くて、明らかに「ピンボケ」な状態で「合いましたよ~」なんて表示しやがります。

清掃したりレンズを変えたりと色々とやってみたものの、根本的にポイントがズレてるようで若干ガッカリな状態になりました。

まあ、もともとαの第一世代はシステム構築がメインでAFはオマケ程度だったから仕方ないなーなんて勝手なことをと思ってマニュアルフォーカスで使うことを前提に使ってやろうと思いましたが、更に面倒な症状が発覚しました。

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まあ、元々期待できないAFなんで基本的にMFで使います

絞り込み不良

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レバー押しても絞り込まないんですよね…

 どうも此奴はシャッターを切っても瞬間的にも恒久的にも絞り込んでくれないみたいで、端的に言うとマウント内部にある絞り込み用のレバーが動いてません。

全てのレンズで解放専用になってしまうので、1/4000secの高速シャッターはありがたい存在ーって訳は無くて、普通に考えて故障ですよね。

ただ、シャッターや巻き上げが使えるなんて言うのが何とも嬉しいので何としても使ってやりたいんですが製造から35年も経った電気部品満載のカメラに対して修理も現実的では無いような気もします。

現実的な選択肢としてはM42マウントアダプターで使うぐらいしかないのかなぁ…

この世代特有のシャッター油もありました。

EOS10やEOSKissで顕著に表れるあの症状です。

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油が…

α9000はなかなか一筋縄ではいきません。

 

 

 

 

 

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鳥獣害除け凧

効き目ありそうな鳥除けです

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見た目は正月の凧みたいな感じです

岡山の住宅団地を見に行った際に見かけた鳥除け。

弱い風しか吹いて無かったんですが、くるくる回ってイイ感じに動いてました。

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風に乗るとなかなかホンモノっぽいです

見た目は完全に鳶です。

このテの道具も日々進化してるんですね。

 

 

 

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死んだ住宅地

岡山の山奥です

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こんなところが住宅団地への入口です

先日から岡山ネタが続いてましたが、野暮用で土地見に行ってたんですよね。

山陽本線の駅から山手の方に入って行って、菊次郎の夏的な風景を横目に見ながらさらに山へと入って行ったところに住宅団地があります。

住宅団地とは言っても人も家もまばらなんで真っ直ぐな道の続く山奥って感じです。

この住宅団地、バブル期の時流に乗って宅地開発されたところなんですが、謳い文句だった近隣に工業団地を造成するなんていう夢のような計画が経済の停滞と共に頓挫。蓋を開けてみても数えるほどしか入居しなかったバブルな夢の成れの果てです。

関西地方を中心に売り込みをかけたみたいですが、駅から遠くて車が無いと無理な地域ですので、入居されてる方よりも太陽光発電所になってる区画の方が多いんじゃないかってところでした。

今ではデベロッパーも倒産していて、なかなか闇が深いです。

ただまあ、こんな感じでも場所によっては上下水道と電気が来るので、通勤通学や買い物的な事に無頓着になれる生活が送れる方なら最高の立地です。

何しろ一区画が100万円を軽く切るぐらいのお値段。ちょっと小マシな中古車位のお値段です。土地代はべらぼうに安いんで上物にふんだんに予算が割けます。

第二区画

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まるで森の中ですが地図上では住他団地のど真ん中です

まあ、此処だけでもそれなりに趣があるんですが、事業者は調子に乗ってさらに奥地に二期工事を進めたみたいですが、一期区画がこのような体たらくなんで、二期に至ってはお察しのように半分以上自然に帰ってました。

もう見た感じは森の中でしかありません。

管轄する市も上下水道は引いてないみたいで、山奥の一軒家のように水回りで苦労しないと住めないみたいです。

一件だけ小奇麗な家があったんですが、住宅ではなくてバーベキュー場になってるみたいで住んではいない模様。まあ、二期区画は上下水道も無いんで生活できませんからね。

この死んだ感じは何となくドラクエⅣのアッテムトを思い出します。

茨木の山中にある「絶望が丘」とかを想像してましたが、それ以上に廃墟感と虚無感が凄いです。

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廃れた看板が何とも郷愁を誘います

日本中にこのテの宅地の成れの果てがあるんでしょうね。

何ともやりきれない気持ちになるところでした。

 

 

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迷機再び RicohXR-X

まさかの二台目、XR-Xです

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二台目のXR-Xです。

またもやヤってしまいました。

懐かしのカメラをヤフオクで漁っるってのはよくある話(⁉)ですが、今期は同じカメラ持ってるのに落してしまいました。

栄えある二台目はRicohのXR-X。

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XR-20SPと共に…最近はRicohコレクターと化してます



昔、実家暮らしの時に母親に持ってかれたカメラと同機種です。

この前、実家に寄った際に使ってないみたいだったので持って帰ろうとしたら、左肩部のカバーが捥げて付かなくなってしまいました。

欠損してしまうと急に興味を失ってしまいます。悪い癖です。

blog.kobephotomic.work

 

なので、完璧な状態のが欲しくなったって話なんですが、使わないであろうカメラに完璧を求めるのって何かおかしいんですが、まあその辺は趣味って事で…

 

XR-Xのおさらい

XR-XはRicohがバブルの真っ盛りな1987年に製造されました。

どことなくバブルの臭いがするのは気のせいじゃ無かったんですね。

XR-Pから引き継いだ多機能AEと、自動巻き上げ巻き戻しを恥円とする数々の自動化とそれに反対するようにアナログ感覚で見やすいファインダーが特徴です。

何というか「やってくれそう」感は随分と強く感じます。

地味にボディーがグレーだったりするところが惹かれる所以なんでしょうね。

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シャッターボタンの外側にあるセレクトボタンが大変使い難いです

今回のブツは

まあ、いつもの通り「ジャンク品」って表示で売られてましたが、いざ届いてみたらどこも悪くない完動品だと思って感動してましたが、空シャッターを数十回切ったところで不具合が見つかりました。

どうやらコイツはミラーズレを起こしかけてます。

 

blog.kobephotomic.work

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地味にミラーズレしてますね

 多分、ドライヤーで熱したら元に戻りそうですが、この機種までミラーズレの不具合に悩まされるなんてRicohのミラーに関する感覚がおかしいんだと思いました。

いや、でも逆に考えたらジャンク品が完動品って事の方が何かありそうで怖いんで、早めに不具合が見つかって良かったです。

ミラーズレ程度ならまだ治せるので…

本箱付き

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箱付きってのが嬉しいポイントです

今回のXR-Xで驚いたのが元箱付きだったこと。

安価なカメラの元箱ってだいたい処分されてるであろうモノなんですよね。私も初めて見ました。

店で新品として売ってる際は、この箱に入ってたんだろうなーなんて考えたら感慨無量です。変態ですね。

因みに本箱の大きさはカメラを入れるのに必要最小限な感じなんで、輸送コストは結構安かったんだろうなと推測できて、この辺りにも廉価な製品を開発・販売するRicohのカメラに対する想いが溢れてたりするんじゃないかなーと思います。

電源

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電池は単三を四本です

今回手に入れたモデルは単3電池4本で駆動する標準的なもの。

以前手に入れて実家でタンスの肥しになってるタイプは単四電池4本でした。

やっぱり容量的にも単三の方が良いですよね。

グリップを交換して電源を変える方式はMINOLTAのα7000と同じような構造。

単4だとグリップが面一に近くなってシュッとした感じになるんですが、単3だと電池の分だけ出っ張ってボリューミーな感じになります。

個人的にはこっちの方が持ち易くて好みです。

まあ、今入れてる電池を使い切るまで使うかどうかわかりませんけどね…

 

 

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岡山と言えば

後楽園ですよね

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蓮池に亀がイイ味出してました。外来種のミシシッピーアカミミガメなんですけどね…

所用で岡山へ出かけたので、ついでと行っては何ですがベタなスポットの後楽園へ。

庭なんて見て何が楽しいんだか…なんて思ってましたが、なかなかイイ所でした。

良い意味で期待を裏切られた感がします。

しかも入場料は400円程で、駐車場は一時間100円。

コレは行かないとダメですね。

10年以上前から年に数回岡山へ行ってましたが、後楽園に行かなかったのを後悔するぐらい癒しのスポットでした。

まあ、仕事終わってからだと閉園1時間前に駆け足で行くしかないでしょうから、仕事後に行ってたらまた違った感想だったのかもしれません。

それにしても亀やら鯉やらのベタな庭の仲間たちもイイ味出してました。

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餌付けしまくりなのか、鯉が矢鱈いてビビります。

コレとかつ丼の為に岡山に行っても良いんじゃないかってぐらい気に入りました。

 

blog.kobephotomic.work

 また岡山で仕事があればいいのになぁ…

 

 

 

 

 

 

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岡山名物?

デミカツとは初めて知りました

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岡山名物のデミカツ丼です

所用で岡山へ行ったのですが、お昼ご飯は名物を食べたいもの。

義弟に訊くと「デミカツ」なるものが名物というので、市役所近くのお店へ。

www.shokudou-yamato.com

見た目は結構地味な感じだったんですが、なかなかイイ感じです。

加古川名物のアレとは容器と盛り方が違うだけとの声もありますが、味は多分違うんじゃないかなと思います。

まあ、美味しかったら良いんです。

因みにこのお店は中華そばも結構おいしいみたいなんで、次来た時は是非行こうなんて思いますが、なかなか岡山でお仕事ないんですよね。

地方名物って仕事絡めて行くと、堂々と食べられるんで旨さ倍増なんですよね。

ああ、仕事が欲しい…

 

 

 

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