ターニングポイント的なPowerShotG7
もうね、癖になってるとしか思えないヤフオク依存。
今度はまたもやPowerShot。その6番目の機種でG7です。
落札価格は1500円。初めは500円だったんですけどねぇ…
撤退の見極めが難しいです。
因みにG7はPowerShotGシリーズの転換期みたいなヤツですが、コレ以降のGシリーズはセンサーサイズが変わるG〇Xシリーズまでは基本的に同じような形になりますので、出来れば押さえておきたい機種です。
G1~6までと比べて使い勝手は今風な感じ。
懐古主義とかに頼らなくても何とか使えるレベルです。
JPG専用機
イイ所は置いといて、先ずはウィークポイントから。
残念ポイントは2点。
RAW記録の廃止とバリアングル液晶の廃止です。
どちらも非常に残念なポイントですが、RAWの廃止はJPG撮って出しに自信が付いたことからの判断だと思われます。
技術の進歩で露出制御やAWBの精度が上がって、色や露出に関してはJPGを多少弄るぐらいでモノになるデータが得られると判断したんでしょう。多分。
また、この頃になると画素数が上がってRAWデータのサイズが膨大なモノになり、昔から使ってる2GBのSDカードなんかを使うと、直ぐにカード容量がパンパンになってしまうことも考慮しての事だったんでしょうね。
ただ、ミックス光源やとっさの撮影における失敗等々、RAWでないと救済できないデータもまだまだあった時代だったんで、この点は不評だったみたいです。
ネットとかではロシアンファームを使って、PowerShotG7のRAWデータを撮る方法なんてのが結構見られましたし、次のモデルであるG9では見事にRAW撮りが復活しています。
まあ、G9のRAWはDPPで現像できない(後に改善)データでしたのでちょっとアレな感じでしたが、それでもできないよりできたほうが良いもんです。
因みにロシアンファームについても近々チャレンジしたいと考えてます。
バリアングル廃止
もう一つの欠点はバリアングルの廃止。
バリアングルはGシリーズの
液晶の大型化・高詳細化とは小さくて見難いバリアングルの廃止とバーターにしてもお釣りがくるぐらいのモノだったんでしょう。
確かに普通に使う分には大変見やすくなってます。
この辺りから光学ファインダーをなくしても大丈夫になってきた気がしますね。
個人的にはずっと残しておいてほしい機能ですが、結構いい加減な画角の光学ファインダーなんて要らん人が多いのも事実。
ただ、当時のPowerShotGシリーズのターゲット層はどちらかというと年配の方だったので、ファインダーはまだまだ必須機能と思われたのか、ちゃんと残ってます。
光学ファインダーが廃止されるのは、撮像素子が大型化される次の世代、G〇Xを待たないといけません。
従来の機種よりも大幅に良くなったとはいえ、2006年の液晶なんて正確な露出やらピントやらはぱっと見ではわからないのであくまで参考程度ってところですのでこの機種の光学ファインダーと共存ってのは悪くない選択だと思います。
因みに下位シリーズのsシリーズは2009年のS90から光学ファインダーを廃止して好評を博しています。
まあ、外部インターフェイスがほとんどないsシリーズはゴテゴテしたモノを取っ払って小さくシンプルにした方がウケはイイですからね。
Gシリーズはゴテゴテしているのが身上ですので、色々付いてないといけません。
そう云った意味ではバリアングルも必要条件なのかーとも思えますが、後のシリーズでは復活したり消えたりしています。
判断が難しい所なんでしょう。
なによりも「カメラっぽい」
だらだらと書き連ねましたが、PowerShotG7最大の特徴は「カメラっぽい」ところ。
無駄なダイヤルが多いものの、見た目はイイ感じにカメラです。
メインダイヤルがモードダイヤルだったり、そんな頻繁に変えることの無いISOダイヤルが左肩にあったりと、詰めの甘い部分が随所に見られますが、弄る部分が多いのは楽しいものです。
ISOダイヤルぐらいは絞りとか露出補正ダイヤルの方が良いんと違うかと思いますが…
まあ、AvかTvモードで使うならそんなに不便は無いですし、それなりに描写してくれます。なので、人に貸すのにちょうどいいカメラって感じです。
記念写真用ですね。
ただ、そんな機会もそうそうあるもんじゃないんで、前述のロシアンファームでも放り込んで色々遊んでみようと思います。
出来ることは少ないですけどね…
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