ジャンクでも人気薄なのが悲しいです
自重性第一のCanonPowerShotシリーズ。
Smartphoneのカメラ性能が激的に良くなって以降、その存在意義を失いがちですがポテンシャルは非常に高いんです。
何より基本的なカメラとしての機能をキチンと押さえてる所は好感が持てますが、市井の方々には必要のないこだわりらしく、新品はさておき中古でもジャンクでも人気は薄いです。
なので大変お安く入手できるのでありがたい存在ですが、人気が無いって事は中古・ジャンクでﾀﾏ数が少ないことを意味します。
不人気機種はカメラ店の投げ売りセールを逃すと見る事も無くなってしまう、シビアな世界です。
PowerShot
さて、PowerShotには「Aシリーズ」と「Sシリーズ」そして有名な「Gシリーズ」があって、コンパクトデジタルカメラの市場が活発だったころはそれぞれが鎬を削ってたわけですが、これとは別にデザインに重きを置いた「IXY」シリーズがあって、一体Canonはどれだけｺﾝﾃﾞｼﾞ出すねんってぐらいに当時はラインアップが豊かでした。
Aシリーズは安いことがウリで「デザインがモッサリしたIXY」的な存在。外装もプラスチックを隠そうともしない潔さがステキでした。
当時は安くで色々弄れて楽しかったんですが、今となってはどうも食指が動かない存在です。
Ｇシリーズは今でもメイン商品として幅を利かせるぐらいに看板商品的な存在となっていて、写真毅然としたその佇まいと存在感は他のライバル的存在の他社シリーズが落後していった現状では唯一無二の存在かもしれません。
そんな癖の強いのに挟まれたSシリーズは、なんとも中途半端な存在。ＡとＧの中間的な機能とプライスを備えてました。
もっとも、黎明期はさておきＳ30～Ｓ80に至るレンズバリアが大きなタイプと、シリーズ後半になってヒットを飛ばす操作系に重きを置いたＳ90以降とでは立ち位置も違うような気がします。
Ｓ70
前置きが長くなりましたが、今回手に入れたのはそのシリーズ転換点の一つ前、Ｓ７０です。
大阪のジャンクコーナーで発見しつつも一度見送ったんですが、週開けてから同じ店をまた覗いてみたらそのまま売れ残っていたので買ってしまいました。
こういうのに弱いんです…
さてこのＳ７０、カバンに放り込んでも傷がつかないレンズバリアと28-100㎜のズームが使いやすいんですが、やはりデカいです。感覚で言うと折り畳み傘みたいな感じ。
ちなみに同時期のＧシリーズはＧ６ですが、こちらは35-140㎜のちょっと望遠寄りなレンズともっとゴロゴロした大ぶりなボディが特徴的。カメラっぽさはこちらの方が上ですが、S70の方が一般的には使い勝手が良さそうです。
それでいて一眼レフのようにP/Ｔv/Av/Mの各モードと誰が使うのかよくわからないシーンセレクトモード、全自動に動画、カスタムモードまで備えます。
なかなかの充実っぷりです。
電池等が使い回せる
Canonのイイ所は電池の汎用性が高い事。
古い機種だとだいたい、ＢＰ-511とNB-2LHなんで手持ちの電池が使えるから電池無しのジャンクでも堂々と手を出せます。
これがPanasonicだとそうはいきませんからね。
ありがたいことです。
ただ、このテの古いデジカメは前述したとおり大きさがそこそこあってゴロゴロするんで上着を着るシーズンまでなら大きめのポケットに入れて持って行けるんですが、暑くなってきたらたちまち入れる場所に困ります。
Ｇシリーズならストラップがあるんで肩に掛けたら余裕ですが、ハンドストラップしかつかないAシリーズやらＳシリーズは持って行くのが億劫になります。
なので、これから出番は減り続けそうです…
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