F-501のベースになったヤツです
そういえば、ジャンクカメラ漁りもそろそろ飽きてきたかな―となんて思っていた4年前。
そのころの私は、多分露出計以外は完動と思しきPENTAXのSPFとSPⅡ(各1k円)を逡巡無く見送る事が出来たことで、ジャンク漁りは卒業。もう買わない積りでいたのですが、ハードオフのジャンク籠でF-301を見つけてしまい、気付けばレジで会計している自分が居ました。病気の再発ってヤツですね。のちにSPF買っちゃってるし…
このF-301、ジャンク籠に入れられてたので不動品のようでしたが、明らかに電池液洩れによる接点腐食が見て取れたので、直ることを確信してのお買い上げです。
なんというか、「こうしたら治るんじゃないかな?」みたいなポイントが見えるとダメですね。
こういうのは手に取ったら最後です。
まあ、以前から欲しかったと言えば欲しかったんですが…
昔ばなし
見つかったら停学は免れなかったんですが、思い返してみたら結構リスキーなことしてましたね。
さて夏休みも終盤に差し掛かかった頃、生まれて初めて手にしたバイト台を握りしめ、FM2を買うべく名古屋は栄のカメラ屋で購入しようとしていました。
考えたら地元京都でも近隣で最大の都市である大阪でも、何やったら神戸にもカメラ屋さんなんて今の数倍存在してたのに、当時の自分はわざわざ名古屋見物をしゃれこみつつカメラなんて結構お高い商品を買いに行ったのでした。アホですね。
で、栄をい適当にぶらついて見つけたカメラ屋のショーウィンドウの中、お目当てのFM2を見つけたんですが、隣に値引きのプライスカードと共に鎮座するF-301が見えました。
不人気故のそのプライスに(FM2やめてコレにしたらレンズもう一本買えるやん…)と、心がグラついて数分迷ったんですが、初志貫徹してFM2を購入たものの、その存在が気になっていました。
で、
その思い出の品が980円だったのでついつい悪い癖が出てしまった次第です。
しかもマルチデータバックMF-19付き!
全く使い方わかりませんし、ググっても説明書や使い方は出てきません。使わないから別にいいんですが、夢が詰まっている気がして買ってしまいました。
リペアというほどでも
ウチに帰って紙やすりで接点を磨くと驚くほど簡単に修理は完了。
シンプル故に機能は単純で各部快調に動き出しました。
フィルム一本しか通してませんけど…
肝心要のマルチデータバックMF-19もLR44を2本入れたら動いたんですが、コイツって日付やナンバリングの写し込みのほかはインターバルタイマー程度した機能が無いんですね。
まあ、考えてみたら他に何やらすねんって話ですが、思ったより出来ることが無いのが残念なデータバックです。「マルチ」って…?
そうそう、F-501に付けるとピントが合った瞬間にシャッターが切れるキャッチインフォーカスってのが出来るみたいなんで、いっぺんやってみてもいいかもしれません。
F-501なら確か義妹に貸し出していたのがあったはずなんで…
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