個人的感想ですが一番イイ時のRicoh一眼レフカメラ
またもやヤフオクでやっちまいました。
今回はRicohのXR-20Spです。
ここ半年ほど、XR-Pを落とそうと頑張ってきましたが、地味な癖に人気はそこそこあるみたいでオークション終了間際になると値段が結構高騰するので諦めてました。
それなら廉価版でお茶を濁すのも手です。
大体、16モードのAEなんて言っても使わないに決まってるんで、よりシンプルなXR-20SPの方が使い勝手は良いはずです。多分。
ただ、XR-Pはそのチープなデザインとシチメンドクサソウな操作系がツボなだけなんです。
ってことで、めでたく落札できました。
AE-1programみたいな存在
現役時分のXR-20SPはCanonのAE-1みたいな存在だったみたいです。
上位機種のマルチモードAE機から余分(⁉)な機能を省いて少しだけ価格を抑えた機種。そんな感じ。
大体、XR-P自体は3種類のテレビ撮影機能を16モードAEの中、3つに数えてるぐらいなんで如何に煩雑かがわかろうというものです。
液晶パネルもそれを操作するレバーやボタン類もなくて、アナログ操作だけで色々やろうとするところが何ともツボな訳ですが、道具として考えたら使い難くてしょうがなかったろうなと思います。
そんなわけでシンプルが身上なXR-20SPは本当に単純明快な操作系。
シャッターダイヤルが無印の「連写一眼」AEー1と同じなのは使い難そうな印象ですが、ダイヤルもプラップラで回しやすいのでそれほど不便は感じなさそうな感じです。
後操作系は基本に忠実な感じで、説明書なんて見たほうが操作わからなくなるぐらいの単純明快さなんで好感が持てます。
ただ、AEを前面に押し出したような機種なんで、斜に構えたような方々が切望したプレビューボタンは省略されてます。プログラムAEで使うことを前提にしたようなカメラなんで、要らないっちゃ要りません。それにこの時代は電子制御のプレビューボタンなんて無かった時代なんで仕方ないのかもしれません。
ファインダー表示
ファインダー表示は右側集中型。
アナログチックなバー表示で、同じKマウントでも同時期のPENTAXはLEDを光らせるだけの非常に使い難いモノだったのと対照的に見易い表示になってます。
バーグラフの下側に液晶で絞り値が出るのは親切なんですが、ちょっと見難いのが玉に瑕ってところです。
一応、ファインダースクリーンは変えられるみたいですが、多分普通のルートには売ってないし、買えないし、替える必要も無いのでなくっても良かった機能でしょうが、システム性とか拡張性とかを誇示するためには必要だったんでしょうね。
交換するのって楽しいんですけどね。
いつの間にやらファインダースクリーンを交換できる機種なんて消滅してました。
データバック
この機種からフィルムに日付を焼き込む機能、通称「データバック」が標準装備になってます。
意外と便利だったり不便だったりするデータバックですが、Photoshopも無い当時に作品用の画像に対して日付焼き込んじゃったりしたら目も当てられません。
実際、私もサブ機にNikonのF-601を使ってた時、仕事の写真でやらかしてしまって泣いたこと(誇張表現です)があります。
因みにこのカメラのデータバックは2019年まで表示されてまして、つい最近まで現役でつかえました。必要性があった仮想化は甚だ疑問ですが…
で、2021年は無いので2003の表記である03を使ってます。これなら令和19年まで使えるのでイイ感じです。
実用性があるかどうかは…
そしてミラーズレ
残念なことに不具合もありました。
ミラーズレです。
CONTAXやCOSINAなど「C」が付くメーカーの機体に散見される不具合ですが、「R」のRicohにも発生します。
どうもミラーを接着剤で止めただけって簡易的な作りの機種に発生するみたいで、XR-20SPは家格のわりにこの辺をコストダウンしていたみたいで、非常に残念な感じになってます。
シャッター切るとレンズの後群にミラーがあたってシャッター切れません。
チョット困ったことになりましたが、聞きかじりの知識ではこのテの接着剤はドライヤーで温めるとユルくなって動かせるようになるとか。
手っ取り早い方法なんで、一丁やってみようかと思ってます。
治ったらいいなぁ…
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